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オベイシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/13 10:12 UTC 版)

オベイシュ（Obaysch、1849年頃 - 1878年 3月11日)は、イギリス・ロンドンのロンドン動物園で飼育されていたオスのカバである^[1]。生後間もなく捕獲された後に1850年5月にロンドン動物園へ来園したオベイシュは、先史時代及び古代ローマ以来、ヨーロッパで最初に飼育されたカバであった^[1]^[2]^[3]。オベイシュは1853年に来園したアドヘラというメスのカバとの間に3頭の子をもうけたが、無事に成長したのは3番目に生まれたガイ・フォークスという名のメスのみであった^[1]^[4]。オベイシュはロンドン動物園で27年9か月間飼育され、1878年に死亡している^[1]^[4]。

脚注

注釈

^ 『だからカバの話』p.169.には日本での実例として、1983年の沖縄の1例と1994年の長崎での1例について記述している。沖縄の仔カバは3日目に死亡したが、長崎の仔カバ（モモ）は無事に成長した。ただし、長崎の1例では19世紀の飼育例や1983年の沖縄の例が把握されていなかったために「初めてのカバの人工哺乳」として取り上げられたという。
^ 英語版の11 September 2013 at 23:16時点では、アドヘラのロンドン到着を「1854年7月22日」と記述しているが本項では『ロンドン動物園150年』p.99.の記述を採用した。

出典

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u ^v ^w ^x ^y ^z ヴェヴァーズ、pp. 96-100.
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o 宮嶋、pp. 168-174.
^ ^a ^b ^c ^d Famous Animals ロンドン動物学会ウェブサイト、2014年4月19日閲覧。（英語）
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l 宮嶋、pp. 174-175.
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ ^o ^p ^q ^r ^s ^t ^u Obaysch common hippopotamus 2014年4月19日閲覧。（英語）
^ ^a ^b ^c ^d ヴェヴァーズ、p. 33.
^ L. St. Mars: Hippopotamus Polka Penn Special Collections-Keffer Collection of Sheet Music,ca. 1790-1895 2014年4月19日閲覧。（英語）
^ The Hippopotamus Polka. JScholarship 2014年4月19日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ヴェヴァーズ、pp. 98-99.
^ ヴェヴァーズ、pp. 84-85.
^ ヴェヴァーズ、pp. 76-84.