エンジインとは? わかりやすく解説

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エンジイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/30 14:48 UTC 版)

エンジイン(enediyne)類は、微生物が産生する天然物の一群で、1つの二重結合によって隔てられた2つの三重結合を含む9あるいは10員環が特徴である[1]。これらの化合物の多くは、バーグマン環化を起こすことができる。得られるジラジカルである1,4-デヒドロベンゼン誘導体はDNA糖鎖から水素結合を引き抜き、その結果DNA鎖が切断される[2]。このDNAに対する高い反応性により、これらの物質は毒性を示すため、抗腫瘍剤として研究が行われている。天然エンジイン類のいくつかは、がんに対する臨床試験へと進んでおり[3][4]、日本においてネオカルジノスタチンが臨床で用いられている。




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