エレンディルミア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 08:24 UTC 版)
ミスリルの髪帯につけられた白い宝石で、エアレンディルの星すなわちシルマリルを象徴したものであり、エレンディルから受け継いだ王の証。その輝きは一つの指輪の不可視化の効力を受けず、敵をひるませた。しかしイシルドゥアが頭巾をかぶると輝きも遮られ、あえなく敵の攻撃を許すこととなった。 この宝石は持ち主の死とともに永遠に失われたと思われていた。ヴァランディル以降のアルノール王が身につけたのは複製品であり、それはそれで美しかったものの、オリジナルには及ばなかったとされる。 実は指輪を探していたサルマンによってアンドゥイン川で回収され、オルサンクの隠し部屋に秘蔵されていたことが指輪戦争後に明らかになった。こうしてエレンディルミアは正当な継承者であるアラゴルンの手に渡ったが、かれは普段は身につけず、特別なときにのみ着用した。 なお、この帯はイシルドゥアの亡骸から直接取られた物であるはずだが、遺体そのものは見つからなかった。サルマンが焼き捨ててしまったのではないかと考えられる。
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