アザエルとは? わかりやすく解説

アザゼル

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 23:59 UTC 版)

アザゼル (Azazel) は、『旧約聖書レビ記第16章の贖罪の日の儀式についての記述のなかで言及される名詞である。また、黙示文学ラビ文献にもアザゼルという名の堕天使が登場する。


  1. ^ 「この時、同じ監視者の指揮官シェムハザの反対意見を聞かずにアザゼルが禁を犯した」と解説する通俗書籍がある (e.g. 真野 1995, 荒木監修 2007)。ただし、『聖書外典偽典4』(教文社)所収の『エチオピア語エノク書』原典和訳の該当部分(第6章175頁)には、シェムハザが禁を犯すことに反対したことを示す記述は見当たらず、『聖書外典偽典3』所収の『スラブ語エノク書』和訳にもそのことを示す記述はない。
  2. ^ オリエンス (Oriens) 〔原書では異綴ウリエンス Uriens〕、アマイモン (Amaymon)、パイモン (Paymon)、エギン (Egin, Egyn)。
  3. ^ Samael (סאמל) 〔原書では異綴サムエル Samuel〕。
  4. ^ Azazel (אזאזל)。
  5. ^ Azael (עזאל)。
  6. ^ Mahazael (מהזל) 〔原書では異綴マハズエル Mahazuel〕。
  7. ^ 四大元素の風(ふう、空気)の精霊ではなく、四方位から吹きつける風(かぜ)の精霊。
  1. ^ a b Jewish Encyclopedia (1906)
  2. ^ ゴールドスタイン著, 秦訳 1993, p. 63.
  3. ^ 世界大百科事典 第2版『贖罪日』 - コトバンク
  4. ^ a b c デイヴィッドスン著, 吉永監訳 2004, p. 31.
  5. ^ 七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書』秦剛平訳、講談社、2017年、ISBN 978-4-06-292465-8、p.427・1000「注12・注15」
  6. ^ 『ジーニアス英和大辞典』
  7. ^ 『リーダーズ英和辞典』
  8. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『スケープゴート』 - コトバンク
  9. ^ 大辞林 第三版『スケープゴート』 - コトバンク
  10. ^ 日本大百科全書『スケープゴート』 - コトバンク
  11. ^ ラッセル著, 大瀧訳 2002, pp. 57–59.
  12. ^ a b c 真野隆也著、シブヤユウジ画『堕天使 - 悪魔たちのプロフィール (Truth In Fantasy)』新紀元社、1995年7月。ISBN 978-4-88317-256-6 
  13. ^ 『別冊宝島1631 天使・悪魔・妖精 イラスト大事典』宝島社、2009年6月。ISBN 978-4-7966-7119-4 
  14. ^ ゲティングズ著, 大瀧訳 1992, p. 45, 「アザエル」「アザゼル」の項.
  15. ^ Agrippa, Freake & Tyson 1993, pp. 259, 533.
  16. ^ ゴドウィン著, 吉村訳 1987, pp. 171–172.
  17. ^ プランシー著, 床鍋訳 1997, p. 41.
  18. ^ ゲティングズ著, 大瀧訳 1992, p. 45.


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アザエル

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ゾアハンター」の記事における「アザエル」の解説

人造ウイルス名称の由来神の力強さ得た聖書登場する天使の名から。血液中に感染する爆発的に増殖して改造能を発揮すると、ジャンク遺伝子から無差別に遺伝子形質変化させる

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「アザエル」を含む「ゾアハンター」の記事については、「ゾアハンター」の概要を参照ください。

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