ほら話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 02:23 UTC 版)
ほら話(法螺話、ほらばなし)は、大げさに言い立てられた作り話のこと。「ほら」は法螺貝が名の由来である。もともと法螺貝には、山谷の地中に棲み、精気を得て海に入り、その際に山が崩れ洪水が起こるという俗信があった。ここから近世初期には「ほら」が意外な大儲けをするという意味で用いられ、さらに法螺貝を吹くということも加わって大げさな嘘をつくという意味で「法螺を吹く」「ほら吹き」という言い方がされるようになった[1]。
- ^ 『新明解語源事典』 三省堂、2011年、841頁
- ^ tall taleのほかにhoaxも「ほら話」と訳されることがあるが、前者が信じられないような奇想天外な話を指すのに対し、後者は実際にはないものをあたかも存在するかのように見せかけていっぱい食わせるといった意味合いで用いられる。
- ^ 『アメリカほら話』 山屋三郎解説、278-280頁
- ^ 『ほら話の中のアメリカ』 訳者解説、370-371頁
- ^ エドガー・アラン・ポオ『ポオ小説全集Ⅰ』 創元推理文庫、1974年(佐伯彰一解説)、413-416頁
- ^ 山嵜文男「「ほら話」(Tall Tale)」『はじめて学ぶアメリカ文学史』 ミネルヴァ書房、1991年、149頁
- ^ 『日本昔話事典』 624頁
- ^ 『日本昔話事典』 651頁
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