あずまんが大王とは? わかりやすく解説

あずまんが大王

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 10:23 UTC 版)

あずまんが大王』(あずまんがだいおう)は、あずまきよひこによる日本4コマ漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。『月刊コミック電撃大王[注 1]』(メディアワークス)において1999年2月号(1998年12月18日発売)から2002年5月号(2002年3月21日発売)にかけて連載された。単行本は全4巻[注 2]


注釈

  1. ^ 作品タイトルの「大王」は本誌に由来している。
  2. ^ 他に、描き下ろし新作の「補習編」を含んだ新装版が全3巻で出版されている。
  3. ^ 原作中では、かつて女子高であり現在は共学の進学校であること以外ほとんどが不明であるが、アニメ版では東京都内に立地していることが明言されている。また、かおりん役の野川さくらのキャラクターソングアルバム「Cherries」の初回限定版のフォトブックによると、舞台は東京都三鷹市で、当時三鷹に住んでいた野川は親近感が湧いたとのこと。
  4. ^ 身長設定は単行本2巻の書き下ろしイラストによるものであり、作中の時系列では1年次の1月から2年次の8月ごろの数値となる。他のキャラクターも同様。
  5. ^ アニメ版では入学式
  6. ^ 初期は通常の文字体だった。新装版では通常の文字体で統一されている。
  7. ^ 生まれは和歌山で、小学生の頃は神戸に住んでいたので純粋な大阪人ではないのだが、智が和歌山を知らず、神戸もよく分からなかったために、この通称となった。
  8. ^ アニメ版のEDのキャストや公式サイトでは「春日歩」と表記
  9. ^ ただしアニメでは最終盤を除きこの設定がカットされていた。
  10. ^ 第2志望はお花屋(植物の名称に詳しい)で、第3志望はぬいぐるみ屋。志望順位はアニメ版での表記。
  11. ^ 本名で呼ばれたのはアニメ版だけで、母親と初夢に登場した榊からそれぞれ1度ずつだけである。
  12. ^ 新装版第3巻収録の補習(書き下ろし)の大阪との会話で同性愛者である事は否定している。
  13. ^ 結城心一による追試編『いけいけ!かおりん』ではゆかりと木村の間で金銭トレードが行われた結果だと匂わせる発言がある。
  14. ^ 生徒のうちかおりんのみをあだ名で呼んでおり、そのことで彼女がクレームをつけたところ、ならば自分の事も「キムリン」と呼んで良いよと返した。
  15. ^ 名称は不明。瓜二つのキャラクターが実在している事を榊は知らなかった様子。
  16. ^ 基本はぬいぐるみなどの物としての登場だが、アニメ版では生物らしきものとして空を漂ったり、物陰に佇んだりするシーンが追加された。
  17. ^ フランス由来の犬種であるため、大阪からはフランス人と称されている。
  18. ^ 3年次の3月の小見出し曰く、殺気を感じていたらしい。
  19. ^ ただしこれはインターネットでイリオモテヤマネコが事故死したというニュースを見た榊の発言であり、実際に事故死したイリオモテヤマネコがマヤーの母猫であるかは不明である。
  20. ^ 「山猫」を意味するもう一つの沖縄の方言「ヤマピカリャー」より。大阪はどうしてもこの名称を覚えられず、こうなった。
  21. ^ なお厳密に言うと「ヤママヤー」はイリオモテヤマネコだが「ヤマピカリャー」はヤママヤーとは違いどちらかと言うと妖怪の一種。
  22. ^ 木村が宣伝を手伝うために1つ借りたが、そのまま持って行ってしまったため。
  23. ^ このため暦が風邪をひいた理由が原作と若干異なる。
  24. ^ 『電撃大王』の誌上通販アイテムとしては、注文数、売上金額が共に2位に倍以上の差をつけた歴代1位を記録している[11]
  25. ^ ただし、例えば『サザエさん』はすべての単行本を合計すると累計7000万部以上を発行しており、集計方法によって算出は異なる。
  26. ^ 「2年生」のみ、時系列から外れて巻末収録された話が2話存在する。
  27. ^ 『いけいけ!かおりん』もグラビアページにて掲載。
  28. ^ よつばスタジオ曰く、『よつばと!』と世界観が音楽的に繋がっているためとのこと。
  29. ^ 智の携帯電話の着メロとして使用されている。
  30. ^ 本曲のみ、春日歩ではなく大阪名義。
  31. ^ 木村先生名義。

出典

  1. ^ 宇野常寛5章「空気系」と擬似同性愛的コミュニケーション 1 「空気系」と萌え4コマ漫画」『政治と文学の再設定』 集英社WEB文芸RENZABURO(2011年3月18日)
  2. ^ 小森健太朗「二〇一一年テレビアニメ作品とミステリの並行関係」『本格ミステリー・ワールド2012』南雲堂、2011年、235頁。ISBN 978-4523265030
  3. ^ 「二〇一一年テレビアニメ作品とミステリの並行関係」『本格ミステリー・ワールド2012』233頁。
  4. ^ あずまんがWeb大王”. キャラアニ.com. 2001年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月30日閲覧。
  5. ^ あずまんが大王 THE ANIMATION”. Yahoo!映画. Yahoo! JAPAN. 2016年7月30日閲覧。
  6. ^ 歴代受賞作品 第6回 2002年 マンガ部門 審査委員会推薦作品 - あずまんが大王”. 文化庁メディア芸術祭. 文化庁. 2016年7月30日閲覧。
  7. ^ 日本のメディア芸術100選”. 文化庁メディア芸術祭10周年企画. 文化庁. 2006年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月30日閲覧。
  8. ^ かおりんから天文部に誘われたことがあり、興味を示したこともあったが、かおりんから「興味がないのでは」と誤解され強く誘ってもらえず、自分からも「入部したい」と言い出せなかったので、入部できなかった。
  9. ^ メディアワークス『To Heart ビジュアルファンブック』 1999年8月
  10. ^ 『あずまんが大王The Animation ビジュアルブック』第1巻より。
  11. ^ 『電撃大王』2009年8月号P413
  12. ^ あずまきよひこ (2008年12月5日). “よつばとアニメ”. あずまきよひこ.com. 2011年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月30日閲覧。
  13. ^ Sentai Filmworks Licenses Azumanga Daioh Anime (Update)”. Anime News Network (2016年1月20日). 2018年2月19日閲覧。
  14. ^ Program Library”. オデックス. 2018年2月19日閲覧。
  15. ^ The Wonderful World of DVD pack-ins”. Beta-Waffle (2007年1月7日). 2018年2月19日閲覧。
  16. ^ The Slaughtering of Anime in Singapore II”. WordPress (2007年7月20日). 2018年2月19日閲覧。
  17. ^ Thompson, Jason (2007年10月9日). Manga: The Complete Guide. New York, New York: Del Rey Books. p. 18. ISBN 978-0-345-48590-8. OCLC 85833345 
  18. ^ Thompson, Jason (2009年7月9日). “Moe: The Cult of the Child” (英語). Comixology. 2009年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月29日閲覧。
  19. ^ Penedo, Nicolas (2008) (フランス語). Dicomanga: le dictionnaire encyclopédique de la bande dessinée japonaise. Paris: Fleurus. p. 56. ISBN 978-2-215-07931-6. "Publié au Japon dans les pages du magazine "Monthly Comic Dengeki Daioh", cette série s'apparente au genre "moe", ciblant in public d'otaku portés sur l'intimité des filles. Mais elle a aussi trouvé un lectorat chez ces même jeunes filles qui, refusant d'être par là assimilées aux otakus, nient toutefois la lire...On comprend pourtant que ce manga intéresse defait un public féminin, puisque ses histoires célèbrent à la fois la connivence entre filles et l'humour.)" 
  20. ^ Hairston, Marc (2006). “The Yin and Yang of Schoolgirl Experiences: Maria-sama ga miteru and Azumanga Daioh”. Mechademia: an Annual Forum for Anime, Manga, and the Fan Arts 1: 177–180. http://www.upress.umn.edu/Books/L/lunning_mechademia1.html 2008年4月6日閲覧。 
  21. ^ Thomas, Mark (2008年2月13日). “Azumanga Daioh Omnibus Vol. #01” (英語). Mania.com. 2009年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年5月30日閲覧。
  22. ^ King, Patrick (2003年10月). “Animefringe Reviews: Azumanga Daioh Vol. 1” (英語). Animefringe. 2009年5月31日閲覧。
  23. ^ Azumanga Daioh Vol. 1 - 4 Review” (英語). IGN. 2016年7月30日閲覧。
  24. ^ New from Japan: Anime Film Reviews” (英語). Animation World Magazine online. 2005年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月15日閲覧。
  25. ^ Beveridge, Chris (2004年4月14日). “Azumanga Daioh Vol. #1 (also w/box)” (英語). Mania.com. 2011年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月5日閲覧。
  26. ^ Azumanga Daioh” (英語). Anime Meta-Review. 2005年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月16日閲覧。
  27. ^ Ross, Carlos; Carpenter, Christina; Gaede, Eric.. “Azumanga Daioh” (英語). THEM Anime Reviews. 2009年5月29日閲覧。
  28. ^ Fargo, Paul (2004年11月7日). “Azumanga Daioh - The Animation: DVD 1: Entrance!” (英語). Anime News Network. 2009年5月29日閲覧。
  29. ^ “あずまんが大王:7年ぶりに「ゲッサン」で復活 325万部の人気マンガ”. 毎日jp / まんたんウェブ (毎日新聞社). (2009年4月22日). オリジナルの2009年4月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090425062445/http://mainichi.jp/enta/mantan/archive/news/2009/04/22/20090422mog00m200036000c.html 
  30. ^ 『あずまんが大王[新装版]3年生』の初版オビのコピー文より
  31. ^ あずまんが大王”. StarChild. キングレコード. 2009年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月3日閲覧。
  32. ^ a b c d e f g h 日経エンタテインメント!』2003年7月号臨時増刊『日経キャラクターズ!』147頁。
  33. ^ 腸管出血性大腸菌感染症”. 島根県感染症情報センター. 島根県. 2016年7月30日閲覧。
  34. ^ あずまんがエロ小説”. バーチャルネットアイドル ちゆ12歳. 2008年2月25日11:18閲覧。
  35. ^ 道満晴明(@dowmansayman) (2011年1月20日). “あと、あずまん○大王はページの都合で載らないです、あずまさんと里見さんからは許可頂いたんだけど”. Twitter. 2016年7月30日閲覧。






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