New Space Order 作中用語

New Space Order

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 16:40 UTC 版)

作中用語

次元粒子(ディアスタシオン)
光速を越えた移動・通信を可能にする粒子。ギリシャ語で「次元」を意味する "diastasi" からの造語。上記以外にも、防御装置・潜宙技術・攻撃装備に応用されている。これによって、より広大な宇宙進出が可能になった。設定担当のエンスーT曰く、トンデモ設定の一つ。
アルタイル
U.G.S.F.の第一世代型ケストレル級航宙機母艦。物語でユウたちの母艦。全長1400m以上を誇る大型艦。
本来アルタイル他の艦艇は補充艦隊であり、地球駐留艦隊と合流の後、駐留艦隊旗艦リゲルの司令下に入る予定だったが、リゲル含む駐留艦隊が軍事帝國の攻撃により全滅した為、アルタイルが暫定司令部として運用されている。元が補充艦隊だったため、やや装備が不足気味。
U.G.S.F.の戦艦(シリウス・ベガ・スピカ・デネブ・レグルス)
ゲーム内では戦艦二型に分類されるニューコム社製装甲打撃艦。艦底部に対になった長砲身の荷電粒子砲を備え、超遠距離戦に特化した戦艦。初のニューコム社製戦艦ゆえにG.R.社子息のマイヤー艦隊への部品調達を渋るという事態もあった。
亜光速弾の為に完全回避可能距離が存在する。それゆえに帝國の超光速重粒子弾発射砲より威力・弾速は劣るものの、正面対峙ならば比較的長い射程を生かして有利に立てる。なお、「スターイクシオン」などでサディーンらと交戦するドラグーンなどの運用艦はこれら装甲打撃艦を改造したワンオフタイプのもので、末期にはソルバルウ運用艦も建造されている。ゲームでは出てこないが、最終的に神聖宗教国の技術を使用したイル・ドークト装甲を装備したⅣ型にまで発展する。
神聖主神力船
マイヤー率いる地球艦隊がU.G.としても初めて遭遇した神聖宗教国の船。U.G.コードネームで「ホエール」と名づけられる。事実上の神聖宗教国の戦艦であり、装甲にはゼビウスの「イル・ドークト装甲」が使われるなど、 New Space Order -Link of Life- 中ではほぼ最上級の技術が使われているが、再現率が低い為、性能はそれほど高くない。代わりに装甲=推進器のため、劇中では全長1km以上でありながら宇宙戦闘機並みの凄まじい機動力と、戦列艦を軽く貫くキルリアンビームを見せている。操者は1~2人で、高いE.S.P.能力を持つ選ばれた子供をさらに調整・膨大なE.S.P.の供与を経て選別される。その為、見習いクラスのアイルヤでも当時のU.G.最高能力者の、お守り付きでは百倍以上ものE.S.P.力を誇る。船の全機能・エネルギーを全てE.S.P.に依存している為、適任の操者は非常に少なく、キルリアン光能力を持つ能力は極端に少ない。
ジオキャリバー2
内宇宙防衛用迎撃航宙機ジオキャリバーを改良して作られた、U.G.の艦載用航宙機(宇宙戦闘機)。攻撃兵器を持たず攻撃機の長距離運搬及びデータ中枢であるパスファインダー機1機と、反応炉からの膨大なエネルギーを攻撃兵器に集中して使用する攻撃機6機で1小隊となる。また、パスファインダー機のパイロットは任務中に生じるあらゆる処理をこなさなければならず、ヒトではその処理に体力・精神が追いつかないため、研究の結果E.S.P.の基本数値が高くストレスを受けにくいイルカをパイロットとしている。
PF型パイロットのイルカは兵器扱いで、ニューコム社専売特許という位置づけだが、彼らは探査船の船長を務めるほどU.G.に溶け込んでいる。
同名の機体がニューコム社で設計されており、ゼネラルリソース社はそれを下請け製造していたが、アウトレンジ戦術(母艦の特殊カタパルトを用いて航宙機編隊を敵の探知圏外から超光速で投入する戦法)へ適応する一撃離脱へ特化した設計故に機動性で大きく劣り、帝國が対策として投入した航宙機や防空艦による大損害を受け方針を転換。ゼネラルリソース社がドッグファイトを考慮して再設計したのが本機である。(中期型といわれる)ユウ達が使用しているのはこの中期型である。この中期型は対艦兵器が装備できず、反応炉の永久機関としての特性がなくなったが、ゲイレルルに対して互角以上に戦えるようになり、対して対艦攻撃のために肉薄攻撃をする必要がでたため、以前の初期型はそのまま対艦攻撃機として運用されている(ただし、艤装や補給物資が違いすぎたため、同一空母では運用不可能になっている。LoLで中期型なのはリゲル、アルタイル共に中期型運用艦のため。)
キャリバーシースと呼ばれる装置を装備することによってあらゆる戦況に対応することが可能。シースAからシースEまでアルファベット順で5種存在するが、LoL作中ではアサルトシース(シースA)、Eシールドシース(シースE)のみが使用された。
E.S.P.
いわゆる超能力・第六感。元々人に備わっていた感覚であり、個人差がある。超感覚と念動力を含む。なお、E.S.P.という名称はU.G.のみで使用している名詞である。
軍事帝國では軍事運用を目的に、精神への負荷と引き換えに身体能力や脳の処理能力を高めるものとされている。これは全国民が持っている。
そのため、IQ・船員錬度などは他国よりも桁違いに高く、火器管制を担う艦長や砲術士官クラスだと、火器管制を全て人力のみでU.Gコンピューターと同等にこなせるほど。代わりに、使いすぎて精神崩壊を起こす者が多い。
『シーラカンス』
『シーラカンス』とはU.G.コードネームであり、正式名は「戦列艦」。軍事帝國語では「ガイム・グルゼーガ」と呼ばれる軍事帝國軍の主力戦艦。第二次世界大戦の戦艦の如き旋回砲塔から実弾(メカニックスによると、超光速で射出される重粒子弾)を発射する。対空装備も幾つか持つ。ちなみに砲塔は一つ一つが各工房の職人による手作り。主任設計者は軍事帝國の宇宙戦闘機『ゲイレルル』設計主任の弟(後に帝國を脱出)。
側面に対しては強力な砲撃能力で、もう一つの長距離砲撃用の駆逐戦列艦と合わせてU.Gに大損害を与え、上述のアウトレンジ戦術誕生を促したが、反面正面火力が比較的弱く、手作りで癖が強すぎる上に砲台の強度が足らずに壊れやすい上、戦闘後は必ずオーバーホールを必要とするほど破損する。さらに一斉射すると反動制御と防御機能を最大展開する反動で、エネルギー不足で一時的に漂流状態になるという致命的欠点がある。また、重粒子をタキオン粒子のケースで包んで超光速に対応させるという弾頭の構造上初速を上げるにはタキオン粒子の比率を多くしなければならない(=威力が激減する)上、あくまで実弾でしかないので抗弾障壁で安易に弾体が崩壊する。
『トンボ』
同じくU.G.コードネームで、正式名は「大戦機Hi121 ゲイレルル(ゲイレルルは愛称)」。戦列艦を設計した天才職人兄弟の兄が設計・開発した、軍事帝國軍の艦載用宇宙戦闘機。デザインはドイツ第三帝国の「ドルニエDo335プファイル」に酷似している。
兵装にモーターカノン型低出力連射砲二門・ブラストチューブ型高出力単射砲一門、或いは誘導爆弾を装備している。また、プロペラ状のディアスタシオン型推進器の影響で次元粒子が振動し、プロペラ音に似た音が実際にするとされる。主翼はストゥーカのような逆ガルタイプ。ジオキャリバー2と比べ、機体反応が早くドッグファイト向きだが、素早いだけに操縦者のE.S.P.能力の要求が高く、それによる廃人化も比較的多い。
ジオキャリバーが消滅反応炉などを使用して半永久・高出力化を果たしているのに対し、出力調整の反応速度を重視してあくまで充電式のキャパシタタイプを採用している。これは博士(上述の設計者)が「戦争は最低でも160年は続く(ゆえに長期的に設計は考えるべき)」「反応炉は長期間の開発に伴い、極端な肥大化・高機能化による信頼性の低下は避けられない」「技術的に安定し、かつ発展余地が高いキャパシタを採用すべき」という思想をもっていたからである。実際、UGSFシリーズに出てくるU.G製航宙機は、ドラグーンに代表されるような準艦艇クラスまで大型化している。
あくまで設定だが、戦争初期生産型には、次元推進器とそれによる防御幕を前方にオーバードライブ・集中する事で艦艇の障壁を貫通する程の出力を生み出し特攻する機能があった。これは設計時に要求された「強大な攻撃力と生存性の両立」が研究の引継ぎ時に曲解されて付与されたもので、後に総統からの命令で使用が禁じられ厳重な封印が施されるも、前線では作戦失敗時の引責自決や挺身作戦で用いる為に解除コードの提示が行われていた。なお、後期型では機能そのものがオミットされている。
単座型と複座型の2つの量産型があり、これら普通の量産型以外にも、工房職人が選別された高精度パーツで組み立て個人向けの調整を施したピーキーな特殊型、そして博士自ら製造した私製型と呼ばれる、俗にいうエース専用機も存在するとされる。(出典:ゲーム本編・メカニックスでの説明より)

  1. ^ 戦艦を元設計に、ギャラクシアンや対UIMS用のドラグーンDSを1機、さらに準惑星をも破壊する大型兵器を積み込み、航空艤装を取り付けた超大型戦闘空母。






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