慟哭 そして…
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 07:09 UTC 版)
システム
本作には「TDS(トラップ・ディパージェント・ストーリー)システム」という機能が搭載されている[1]。これは、罠の解除がストーリー進行の条件となる場合、その解き方によってストーリーが分岐するというものであり、解き方によってはイベントCGが発生することもある[1]。また、操作自体にリアルタイム性は無いが、当時流行したプレイヤーの選択やイベントをトリガーにゲーム内部の時間が経過するシステムを採用している。そのため、誤った選択を行って時間が進んでしまうと、画面上では何も変化していないのに状況を回復できなくなる場合がままある。特に、ヒロインを全員脱出させたい場合はこの要素に配慮しておかないと、回答を知っていてもクリアに失敗する。判断ミスや罠の解除の失敗でヒロインが死亡すると、大筋の展開自体は一部を除いて変わらないものの、当然そのヒロインのエンディングは迎えられなくなり、また別のヒロインのイベントが消滅してフラグ達成に悪影響を及ぼす事もある。但し、僅かながら特定のヒロインが死亡した場合のみ見られるCG、イベントは存在する。主人公が死亡するとその場でゲームオーバー。
ストーリーを最後まで進めると、生き残っているヒロインのうち条件を満たしたキャラとのエンディングを迎える。複数人満たした場合は優先度の高いキャラが選ばれる。エンディングは基本的にヒロイン恋仲になるものと、ならずに別れるものの二種類だが、内容よりもキャラの優先度が優先される。例えば優先度の高い「A」の恋仲にならないエンディングと、優先度の低い「B」と恋仲になるエンディングの両方を満たしたとすると、前者が選ばれてしまう。誰の条件も満たさなかった場合はスタッフロールのみが流れて終了する。その為、最悪ヒロインが全滅してもクリア自体は可能だが、エンディングリストには追加されない。
- ^ a b c “『慟哭 そして…』リマスター版が2018年4月26日に発売。未使用イベントCG追加&シナリオ加筆で登場”. 電撃オンライン. アスキーメディアワークス (2017年10月20日). 2017年11月11日閲覧。
- ^ a b @ElDia_PR (2018年3月4日). "オリジナル版ディレクター高橋広志のコメント". X(旧Twitter)より2020年5月12日閲覧。
固有名詞の分類
- 慟哭 そして…のページへのリンク