ストラトヴァリウス BURRN!誌とのトラブル

ストラトヴァリウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 08:11 UTC 版)

BURRN!誌とのトラブル

日本のヘヴィメタル雑誌『BURRN!1997年5月号において、広瀬和生(編集長)、前田岳彦、奥野高久が、アルバム「Visions」(1997年リリース)に対して下した評価の内容(他アーティスト(例:イングヴェイ・マルムスティーン、クイーンズライクロイヤル・ハント)との比較等)を、ファンが英訳(『BURRN!』があたかも誹謗中傷をしているように捉えられるよう悪意を込めて)し、トルキ側にFAXで送付した。(実際に前田は日本デビュー以来不変のネオクラシカル的音楽性をやや茶化したレビューを書いていた。)

FAXの内容を見たティモ・トルキは激怒、『BURRN!』編集部に対し抗議のFAXを送付したが、(レビューで比較対象となったロイヤル・ハントは日本でしか知名度のないビッグ・イン・ジャパンANGRAハロウィンのアマチュアコピーバンド、クイーンズライクは落ち目で彼らのアルバム(「ヒア・イン・ザ・ナウ・フロンティア」と思われる)に同じ81点を付けた奥野を聴覚障がい者扱い、ネオクラシカルメタルに疎い(というトルキの主観)前田、奥野にレビューをさせないフェア・ウォーニングを『BURRN!』は不当に優遇しているなどと罵倒している。)広瀬はトルキからのFAXの内容を誌面上(1997年7月号)で公開し、自身のコラムにて反論を展開した。なお、この件に関しては後にトルキ側が謝罪したことで一旦は和解した。しかし、それから3年後の『BURRN!』2000年4月号(『インフィニット』リリース当時)のインタビューでトルキは、藤木昌生の「コティペルトに無理なハイトーンを歌わせるのはやめてほしい」との発言に対し「(コティペルトのハイトーンは)ファンが望んでいるからやっている」「編集長のヒロセはコティペルトの声が気に入らないようだ」「俺達はファンのために曲を作っているのであって、評論家のためにやっているわけじゃない」といった反論を展開した。両者の関係に再び緊張が走ったかにもみえたが、トルキはその後も『BURRN!』誌のインタビューは受けている。なお、このFAXの件はトルキが独断で行ったものであるとされ、コティペルトら他のメンバーは後に『BURRN!』のインタビューでこの件を尋ねられるまで一切知らなかったという。




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