ストラトヴァリウス
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BURRN!誌とのトラブル
日本のヘヴィメタル雑誌『BURRN!』1997年5月号において、広瀬和生(編集長)、前田岳彦、奥野高久が、アルバム「Visions」(1997年リリース)に対して下した評価の内容(他アーティスト(例:イングヴェイ・マルムスティーン、クイーンズライク、ロイヤル・ハント)との比較等)を、ファンが英訳(『BURRN!』があたかも誹謗中傷をしているように捉えられるよう悪意を込めて)し、トルキ側にFAXで送付した。(実際に前田は日本デビュー以来不変のネオクラシカル的音楽性をやや茶化したレビューを書いていた。)
FAXの内容を見たティモ・トルキは激怒、『BURRN!』編集部に対し抗議のFAXを送付したが、(レビューで比較対象となったロイヤル・ハントは日本でしか知名度のないビッグ・イン・ジャパン、ANGRAは ハロウィンのアマチュアコピーバンド、クイーンズライクは落ち目で彼らのアルバム(「ヒア・イン・ザ・ナウ・フロンティア」と思われる)に同じ81点を付けた奥野を聴覚障がい者扱い、ネオクラシカルメタルに疎い(というトルキの主観)前田、奥野にレビューをさせないフェア・ウォーニングを『BURRN!』は不当に優遇しているなどと罵倒している。)広瀬はトルキからのFAXの内容を誌面上(1997年7月号)で公開し、自身のコラムにて反論を展開した。なお、この件に関しては後にトルキ側が謝罪したことで一旦は和解した。しかし、それから3年後の『BURRN!』2000年4月号(『インフィニット』リリース当時)のインタビューでトルキは、藤木昌生の「コティペルトに無理なハイトーンを歌わせるのはやめてほしい」との発言に対し「(コティペルトのハイトーンは)ファンが望んでいるからやっている」「編集長のヒロセはコティペルトの声が気に入らないようだ」「俺達はファンのために曲を作っているのであって、評論家のためにやっているわけじゃない」といった反論を展開した。両者の関係に再び緊張が走ったかにもみえたが、トルキはその後も『BURRN!』誌のインタビューは受けている。なお、このFAXの件はトルキが独断で行ったものであるとされ、コティペルトら他のメンバーは後に『BURRN!』のインタビューでこの件を尋ねられるまで一切知らなかったという。
- ^ a b c d “Stratovarius|biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2023年1月15日閲覧。
- ^ a b c d “Stratovarius|Artist Details”. オールミュージック. All Media Guide. 2023年1月15日閲覧。
- ^ a b c Stratovarius reviews, music, news - sputnikmusic・2023年1月15日閲覧。
- ^ アルバム『ストラトバリウス』で不死鳥のごとく復活
- ^ ストラトヴァリウス、“元の鞘”での新作発表!
- ^ ストラトヴァリウス、“ツアーは楽しい”!
- ^ TIMO TOLKKI: 'STRATOVARIUS Is No More' - Apr. 2, 2008
- ^ 90年代メロディック・メタルの雄、ストラトヴァリウスが解散
- ^ TIMO TOLKKI Says He Will Release One More STRATOVARIUS Album - June 18, 2008
- ^ ストラトヴァリウス、新ギタリストを迎えて新生スタート 2008.8月22日
- ^ ストラトヴァリウス、復活を宣言。一方、リーダーだったT・トルキは… 2008年10月24日
- ^ ヒロイックな世界観と甘美なメロディに溢れる疾走感…これぞストラトヴァリウス - TOWER RECORDS
- ^ ETERNAL/STRATOVARIUS アルバム・レビュー - YOUNG GUITAR
- 1 ストラトヴァリウスとは
- 2 ストラトヴァリウスの概要
- 3 BURRN!誌とのトラブル
- 4 ディスコグラフィー
- 5 脚注
固有名詞の分類
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