mysqli_real_connect,
mysqli_real_connect, mysqli->real_connect() — mysql サーバとの接続をオープンする
説明
手続き型bool mysqli_real_connect ( mysqli link [, string host [, string username [, string passwd [, string dbname [, int port [, string socket [, int flags]]]]]]] )
オブジェクト指向型(メソッド)
class mysqli {
bool real_connect ( [string host [, string username [, string passwd [, string dbname [, int port [, string socket [, int flags]]]]]]] )
} MySQL データベースエンジンとの接続を確立します。
この関数は、以下の点で mysqli_connect() とは異なります。
-
mysqli_real_connect() は、
mysqli_init() が作成した接続オブジェクトを必要とします。
-
mysqli_options() 関数を使用して、
さまざまな接続オプションを設定することが可能です。
-
flags パラメータが使用できます。
パラメータ
- link
- 手続き型のみ:
mysqli_connect() あるいは mysqli_init() が返すリンク ID。
- host
-
ホスト名あるいは IP アドレス。NULL 値あるいは文字列
"localhost" をこのパラメータに指定すると、ローカルホストを使用します。
使用可能な場合は、TCP/IP プロトコルよりもパイプを優先して使用します。
- username
-
MySQL ユーザ名。
- passwd
-
NULL を指定した場合は、MySQL サーバは
パスワードを持たないユーザレコードについてのみ認証を試みます。
これにより、同一のユーザ名に対して (パスワードが指定されたか
否かによって) 違う権限を与えることができます。
- dbname
-
指定した場合は、
クエリが行われるデフォルトのデータベースとなります。
- port
-
MySQL サーバに接続する際のポート番号を指定します。
- socket
-
使用するソケットあるいは名前つきパイプを指定します。
注意: socket 引数を指定しても、MySQL サーバへの 接続時の型を明示的に定義することにはなりません。MySQL サーバへの 接続方法については host 引数で定義されます。 - flags
-
パラメータ flags
で、接続時のさまざまなオプションを設定します。
表 180. サポートされるフラグ名前 説明 MYSQLI_CLIENT_COMPRESS 圧縮プロトコルを使用します。 MYSQLI_CLIENT_FOUND_ROWS 変更された行数ではなく、マッチした行数を返します。 MYSQLI_CLIENT_IGNORE_SPACE 関数名に続く空白文字を許可します。すべての関数名を予約語とします。 MYSQLI_CLIENT_INTERACTIVE 接続を閉じるまでのタイムアウト時間として、 (wait_timeout のかわりに) interactive_timeout の使用を許可します。 MYSQLI_CLIENT_SSL SSL (暗号化) を使用します。
注意: セキュリティの観点から、PHP では MULTI_STATEMENT フラグはサポートされていません。複数のクエリを実行したい場合は、 mysqli_multi_query() 関数を使用してください。
返り値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。例
例 1436. オブジェクト指向型
<?php
/* 接続オブジェクトを作成します。まだ接続はしていません */
$mysqli = mysqli_init();
/* 接続オプションを設定します */
$mysqli->options(MYSQLI_INIT_COMMAND, "SET AUTOCOMMIT=0");
$mysqli->options(MYSQLI_OPT_CONNECT_TIMEOUT, 5);
/* サーバに接続します */
$mysqli->real_connect('localhost', 'my_user', 'my_password', 'world');
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
printf ("Connection: %s\n.", $mysqli->host_info);
$mysqli->close();
?>
例 1437. 手続き型
<?php
/* 接続オブジェクトを作成します。まだ接続はしていません */
$link = mysqli_init();
/* 接続オプションを設定します */
mysqli_options($link, MYSQLI_INIT_COMMAND, "SET AUTOCOMMIT=0");
mysqli_options($link, MYSQLI_OPT_CONNECT_TIMEOUT, 5);
/* サーバに接続します */
mysqli_real_connect($link, 'localhost', 'my_user', 'my_password', 'world');
/* 接続状況をチェックします */
if (mysqli_connect_errno()) {
printf("Connect failed: %s\n", mysqli_connect_error());
exit();
}
printf ("Connection: %s\n.", mysqli_get_host_info($link));
mysqli_close($link);
?>
上の例の出力は以下となります。
Connection: Localhost via UNIX socket
参考
mysqli_connect() |
mysqli_init() |
mysqli_options() |
mysqli_ssl_set() |
mysqli_close() |
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