macOS Golden Gate
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/14 11:14 UTC 版)
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| 開発者 | Apple |
|---|---|
| OSの系統 | macOS、UNIX |
| 開発状況 | 開発者向けベータ版 |
| ソースモデル | クローズドソース、一部オープンソース |
| プラットフォーム | AArch64(Appleシリコン搭載Mac) |
| カーネル種別 | ハイブリッドカーネル(XNU) |
| ライセンス | プロプライエタリソフトウェア |
| 先行品 | macOS Tahoe |
| ウェブサイト | www |
macOS Golden Gate、またはmacOS 27 Golden Gate(マックオーエス ゴールデンゲート)は、Appleが開発中のMac向けオペレーティングシステムである。macOS Tahoeの後継バージョンとして、2026年6月8日(米国時間)にWWDC26で発表された[1][2]。
2026年秋に無料ソフトウェアアップデートとして提供予定であり[1][2]、同年6月8日には開発者向けベータ版が公開された[3]。macOSとしては初めて、Appleシリコン搭載Macのみを対応対象とするバージョンとなる[4][5]。
名称の「Golden Gate」は、サンフランシスコ湾と太平洋を結ぶゴールデンゲート海峡に由来する[4]。
概要
macOS Golden Gateでは、Apple Intelligenceを基盤とするSiri AI、Visual Intelligence、Spotlight、ペアレンタルコントロール、デザインおよびパフォーマンス面の改良が導入される[1][2]。The Vergeは、macOS Golden Gateについて、Apple Intelligence、Siri、検索、ペアレンタルコントロールなど、macOS単独の機能よりも複数のApple製品にまたがる機能強化が中心になっていると報じている[6]。
本バージョンでは、前バージョンのmacOS Tahoeで導入されたLiquid Glassの表示に関する修正が行われる[2][6]。
WWDC 20205で告知された通りIntelプロセッサ搭載機種は動作対象外である[4][5]。フルバージョンのRosetta 2が搭載される最終バージョンとなる[7]。
開発
Appleは2026年6月8日、WWDC 2026の基調講演においてmacOS 27 Golden Gateを発表した[1]。同日、最初の開発者向けベータ版である「macOS 27 beta(26A5353q)」がApple Developerで公開された[3]。パブリックベータ版は同年7月に提供予定であり、正式版は同年秋に無料で配布される予定である[1][5]。
Appleは前年のmacOS TahoeをIntel Macに対応する最後のmacOSとしており、macOS Golden GateではAppleシリコン搭載Macのみが対応対象となる[4][5][8]。Appleシリコン搭載Macでは、Intel Mac向けアプリケーションを実行する互換レイヤーであるRosetta 2をmacOS Golden Gateでも利用できる一方、将来のmacOSではその機能が縮小されると報じられている[8]。
また、macOS Golden Gateでは、AirMac Time CapsuleなどApple Filing Protocol(AFP)に依存するTime Machineによるバックアップが非対応となり、SMBv2またはSMBv3に対応したストレージが必要になると報じられている[9]。
主な機能
Siri AIとApple Intelligence
macOS Golden Gateでは、Apple Intelligenceを基盤とするマルチモーダル対応のSiri AIが導入される[1][2]。Siri AIはMac上で自然言語による質問や会話に対応し、Spotlightからの呼び出し、専用アプリ、画面上の内容に基づく応答、アプリをまたいだ操作などに対応する予定である[2][6]。
Appleは、Siri AIが画面上の内容に関する質問への応答、メッセージ、メール、写真などの個人コンテキストを利用した検索、アプリ内操作の実行などに対応するとしている[1]。また、Siri AIとの会話履歴を複数のApple製品間で同期する専用アプリも導入される[1][10]。
Visual Intelligence
macOS Golden Gateでは、Mac上でVisual Intelligenceが利用可能になる[2][6]。Appleは、画面上の画像やPDFなどについてSiri AIに質問したり、スクリーンショットをもとに情報を検索したり、予定をカレンダーに追加したりできる例を示している[2]。
ユーザインタフェース
macOS Tahoeで導入されたLiquid Glassは、macOS Golden Gateで修正される[2][6]。Appleは、コントラストの改善、統一されたツールバー、端まで広がるサイドバー、色付きのサイドバーアイコン、ウィンドウ形状の更新などを挙げている[2]。また、Liquid Glassの見た目を調整するためのスライダーも追加される[1][6]。
システム機能とアプリ
Appleは、macOS Golden GateでAirDrop転送、ネットワーク上のファイル閲覧、Safariのスタートページ読み込みなどを高速化するとしている[2]。また、Spotlight、写真、メールにおける検索機能が改良され、メールでは関連性の高い検索結果を上位に表示するランキングシステムが導入される[1][2]。The Vergeは、macOS Golden Gateで検索システムが改良され、Siri AIがSpotlightと統合されると報じている[6]。
Safariでは、タブを関連するトピックごとに整理する機能や、Webページの更新を監視するNotify Meが導入される[2][10]。ショートカットアプリでは、実行したい内容を自然言語で説明することで自動化を作成できるようになる[2][10]。また、カレンダーでは自然言語による予定作成や編集に対応すると報じられている[10]。
ペアレンタルコントロールも拡充され、子ども用アカウント、Webサイト閲覧の承認、コミュニケーション安全機能、利用時間管理などの機能が強化される[1][2]。加えて、macOS Golden Gateでは5K/120Hzなどのウルトラワイドディスプレイ出力にも対応すると報じられている[6][5]。
対応機種
macOS Golden Gateは、Appleシリコン搭載Macのみに対応する[2][11][10]。対応機種は以下の通りである[2][11][5]。
- MacBook Neo
- Appleシリコン搭載のMacBook Air
- Appleシリコン搭載のMacBook Pro
- Appleシリコン搭載のMac mini
- Appleシリコン搭載のiMac
- Mac Studio
- Mac Pro (2023)
Intelプロセッサ搭載Macには非対応となった[4][5][8]。AFM3 Core Advancedを使うApple Intelligence機能については、Apple M3以降のチップと12GB以上のメモリを搭載したMacが必要となる[12][10][6]。
リリース履歴
macOS Golden Gateの最初の開発者向けベータ版は、2026年6月8日に公開された[3]。
| バージョン | ビルド | 公開日 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 27.0 beta | 26A5353q | 2026年6月8日 | 開発者向けベータ版 |
関連項目
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 “Apple、次世代のApple IntelligenceやSiri AIなどを発表”. Apple (2026年6月8日). 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 “OS - macOS 27 Golden Gate” (英語). Apple. 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 “macOS 27 beta (26A5353q) - Releases” (英語). Apple Developer (2026年6月8日). 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 井上翔 (2026年6月9日). “「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに”. ITmedia PC USER. 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 樽井秀人 (2026年6月9日). “次期「macOS 27」は「Golden Gate」 ~Intelモデルは対象外に、M1以降で利用可能”. 窓の杜. 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Di Benedetto, Antonio G. (2026年6月8日). “Apple announces macOS 27 Golden Gate with Siri AI and revamped Liquid Glass controls” (英語). The Verge. 2026年6月10日閲覧。
- ↑ “「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに”. ITmedia PC USER. 2026年6月13日閲覧。
- 1 2 3 Cunningham, Andrew (2026年6月8日). “macOS 27 requires Apple Silicon, as Apple draws down the Intel Mac era” (英語). Ars Technica. 2026年6月10日閲覧。
- ↑ Rossignol, Joe (2025年6月10日). “Warning: Apple Says macOS 27 Won't Support AirPort Time Capsule Backups” (英語). MacRumors. 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “The Top New Features in Apple's macOS 27 Golden Gate” (英語). WIRED (2026年6月9日). 2026年6月10日閲覧。
- 1 2 Hardwick, Tim (2026年6月8日). “Here Are the Macs Compatible With macOS Golden Gate” (英語). MacRumors. 2026年6月10日閲覧。
- ↑ “Appleの第3世代Foundation Model、ローカル動作する20Bモデルは「フラッシュに置く」新アーキテクチャでiPhone Airでも動くがM2 Macは切り捨てだが、スマホオンデバイスAIとしてはたぶん最強(CloseBox)”. テクノエッジ TechnoEdge (2026年6月9日). 2026年6月13日閲覧。
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