ウィ・ウィル・ロック・ユーとは? わかりやすく解説

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ウィ・ウィル・ロック・ユー

(WWRY から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 05:06 UTC 版)

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」
クイーンシングル
初出アルバム『世界に捧ぐ
A面 伝説のチャンピオン
ウィ・ウィル・ロック・ユー (再発盤)
B面 手をとりあって (ハイ・ディフィニション・ミックス2005) (再発盤)
リリース
規格 レコード (7インチ)
Maxi (再発盤)
ジャンル スタジアム・ロック[2][3][4][5][6]
時間
レーベル EMI
Elektra
ワーナー・パイオニアエレクトラ)
東芝EMI (再発盤)
作詞・作曲 ブライアン・メイ
プロデュース クイーン, マイク・ストーン
チャート最高順位
  • 1位(フランス、1978年)[7]
  • 52位(アメリカ、1992年)[8]
  • 95位(日本、2012年)[8]
クイーン シングル 年表
ロング・アウェイ
(1977年)
伝説のチャンピオン / ウィ・ウィル・ロック・ユー
(1977年)
永遠の翼
(1978年)
ミュージックビデオ
「We Will Rock You」 - YouTube
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ウィー・ウィル・ロック・ユー」(英語: We Will Rock You)は、イギリスロックバンドクイーンの楽曲である。

概要

作詞・作曲はブライアン・メイ。シングル「伝説のチャンピオン」との両A面でのリリース。アルバム『世界に捧ぐ』(1977)のためにレコーディングされた楽曲[9]ローリング・ストーン誌が2004年に発表した「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」の第330位にランクインしている[10]

楽曲の「ドンドンチャ」というリズムは、教会を改造したスタジオで録音された。メンバーが「1拍目・2拍目は床を踏み鳴らし、3拍目は手拍子を打ち、4拍目は休符」というリズムパターンを何度もオーバーダビングすることにより、ドラムベースを使わずにリズムを表現している。曲の終盤ではブライアン・メイギターソロを、1つのフレーズを3回繰り返すように演奏している[11]

2000年イギリスのグループ、5iveをフィーチャーし「We Will Rock You / 5ive feat. Queen」という名前でシングルをリリース。UKチャート1位をマークし、同年のブリット・アウォーズではクイーンと5iveのライブが実現した。

この曲のプロモーションビデオは、ロジャーの自宅の庭にて「永遠の翼」と続けて撮影された[12]

ライヴパフォーマンス

1977年のNews of the World Tourから1982年のHot Space Tourではテンポを上げて、ギター、ベース、ドラムスのスリー・ピースでの8ビートのハードロック調にアレンジして演奏されていた。こちらは通称「Fast Version」と呼ばれ、ライヴ盤『ライヴ・キラーズ』や『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1』、『オン・エア〜BBCセッションズ』などで聴く事が出来る(ブライアン・メイの『ライブ・アット・ブリクストン・アカデミー』にも収録されている)。

他にも、ライブの終盤ではロジャー・テイラーがドラムで「ドンドンチャ」のリズムを叩いて演奏された(『オン・ファイアー/クイーン1982』や『クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986』などで聞く事が出来る。なお、このバージョンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」は殆どすべてのライブで演奏され、この曲に続けて「伝説のチャンピオン」を演奏し、最後に「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」が流れてライブが終了するという流れであった。

また、フレディ・マーキュリーが観客を目一杯煽って(「Do it!」-「やれ!」「行け!」「歌え!」という意味)「We will we will rock you」の部分を歌わせるのも、クイーンのライヴではいわゆる「お約束」だった。なお、2018年に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、スタジオ音源とライブ音源がミックスされた音源が使用されている[13]。この音源は映画のサウンドトラック盤に、「ウィ・ウィル・ロック・ユー (ムービー・ミックス) - We Will Rock You (Movie Mix)」として収録されている。

シングル収録曲

7インチシングル(1977年発売)
# タイトル 作詞・作曲 時間
1. 伝説のチャンピオン(We Are the Champions) フレディ・マーキュリー
2. 「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(We Will Rock You) ブライアン・メイ
合計時間:
マキシシングル[1](2005年発売, 日本盤のみ)
全作詞・作曲: ブライアン・メイ。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(We Will Rock You) ブライアン・メイ ブライアン・メイ
2. 手をとりあって (ハイ・ディフィニション・ミックス2005)」(Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (High Definition Mix 2005)) ブライアン・メイ ブライアン・メイ
3. 「ウィ・ウィル・ロック・ユー (クイーン演奏 オリジナル・カラオケ)」(We Will Rock You (Original Karaoke)) ブライアン・メイ ブライアン・メイ
合計時間:

カバー

フレディ死後のパフォーマンス

ジェシー・J

フレディ死後の2012年、ロンドンオリンピック閉会式に出演した際はヴォーカルをジェシー・Jが務め、本曲を披露した。

この楽曲を使用している作品

スポーツ

CM

ドラマ・バラエティ・アニメ・映画

楽曲

出典

  1. ^ a b Queen – We Will Rock You”. Discogs. 2019年10月18日閲覧。
  2. ^ Furniss, Matters (2012). Queen – Uncensored On the Record. Coda Books Ltd.. p. 52. ISBN 978-1-9085-3884-0. https://books.google.com/?id=BCeTqWXP6eoC&pg=PT52&dq=%22we+will+rock+you%22 
  3. ^ Gaar, Gillian G. (2012-12-04). “Album reviews of Queen's second box set of reissues”. Goldmine. http://www.goldminemag.com/reviews/album-reviews-of-queens-second-box-set-of-reissues 2019年1月2日閲覧。. 
  4. ^ Huang, Hao (2012). Music in the 20th century. 3. Coda Books Ltd.. p. 508. ISBN 978-1-9085-3884-0. "Queen (...) proved expert at creating crowd-pleasing and long lasting anthems such as "We Will Rock You" and "We Are the Champions" — popular songs for the burgeoning stadium-rock circuit." 
  5. ^ Konow, David (2002). Bang Your Head: The Rise and Fall of Heavy Metal. Three Rivers Press. p. 72. ISBN 978-0609807323. "Two years later, in 1977, they would practically invent the arena-rock anthem with "We Will Rock You." The song was designed for maximum audience participation, where everyone would stomp and clap along to its beat. Even today, whenever you stomp and clap that thunderous beat at a sporting event, Queen gets royalties." 
  6. ^ Serwer, Jesse (2012-10-16). “The 77 Best Rock Samples in Rap History – 41. Dame Dash Presents Dream Team f/ Kanye West, Beanie Sigel, Cam'Ron, Young Chris and Twista "We Are the Champions" (2002)”. Complex. http://www.complex.com/music/2012/10/the-77-best-rock-samples-in-rap-history/dame-dash-we-are-the-champions 2019年1月2日閲覧. "The distinctive stomp-stomp-clap drum pattern from "We Will Rock You"—the apotheosis of arena rock" 
  7. ^ Toutes les Chansons N° 1 des Années 70” (フランス語). InfoDisc. 2014年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月2日閲覧。
  8. ^ a b Queen – Awards”. AllMusic. All Media Network. 2018年1月2日閲覧。
  9. ^ Queen – News of the World”. AllMusic. All Media Network. 2019年1月2日閲覧。
  10. ^ We Will Rock You”. Rolling Stone. 2007年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月2日閲覧。
  11. ^ Queen's Brian May Rocks Out To Physics, Photography”. Fresh Air. NPR (2010年8月3日). 2019年1月2日閲覧。
  12. ^ Baillie, Katie (2017年10月6日). “Betty the tea lady can be heard stamping her feet on Queen's We Will Rock You”. Metro. https://metro.co.uk/2017/10/06/betty-the-tea-lady-can-be-heard-stamping-her-feet-on-queens-we-will-rock-you-6981461/ 2019年1月2日閲覧。 
  13. ^ “クイーン、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のサウンドトラックのリリースが決定”. NME.com (ニュー・ミュージカル・エクスプレス). (2018年9月5日). https://nme-jp.com/news/60707/ 2019年1月18日閲覧。 
  14. ^ Old-School Wrestling: 8 Entrance Themes We Loved And 7 We Hated”. The Sportster (2016年9月30日). 2018年12月17日閲覧。




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