GNU TeXmacsとは? わかりやすく解説

GNU TeXmacs

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/21 04:08 UTC 版)

GNU TeXmacs
Windows 11で実行されているTeXmacs 2.1.1
開発元 GNUプロジェクト
最新版
2.1.5[1] / 2026年3月13日 (4か月前) (2026-03-13)
リポジトリ
プログラミング
言語
C++
対応OS LinuxWindowsmacOSUnix系のOS[2]
プラットフォーム x86, x86-64
種別 ワープロ
ライセンス GPL-3.0-or-later[3]
公式サイト www.texmacs.org
テンプレートを表示

GNU TeXmacsGNUプロジェクトで開発されている科学技術に特化したワープロまたは組版自由ソフトウェアである。TeXmacsはその機能にTeXGNU Emacsの長所を取り入れており、ソースコードはどちらからも独立して書かれているが、TeXのフォントを利用する[4]。TeXmacsはJoris van der Hoevenが開発、メンテナンスを行っている。TeXmacsを使うことで、WYSIWYGなGUIで構造化された文書を作成できる。また文書スタイルを新しく定義することもできる。TeXmacsは高品質な組版アルゴリズムとTeXフォントにより、商用に耐えうる品質の文書を生成することができる。

特徴

TeXmacsは数式を扱うことができ、MaximaSageMathなどの多数の計算機代数システムのフロントエンドとして利用することができる。またScheme言語インタプリタGNU Guileを使った拡張機能が可能で、カスタマイズや機能の追加をすることができる。

Microsoft Wordなどの他のWYSIWYGなワープロソフトと同様、TeXmacsを使って印刷されるイメージをディスプレイ上で見ながら作業ができる。TeXmacsの開発方針は、美しく組版できる文書構造の正しい文書を書くことができるようにすることである。TeXmacsはLaTeXのフロントエンドではないが、TeXmacs文書をLaTeXまたはTeXに変換することができる。一方、HTMLMathMLXML のサポートは現在開発中である。

TeXmacsは現時点で、LinuxFreeBSDCygwinmacOSなど多くのUnix系オペレーティングシステムで実行できる。Cygwin版では、Windows で使えるネイティブ版のベータ版が利用できる。

TeXmacsはまたプレゼンテーションソフトウェアとしての機能も持っており、将来はスプレッドシートや描画機能を持つオフィススイートとして統合する構想もある。

日本語対応

version 1.99.10 以前のバージョンでもメニュー表示及び ipa フォントを別途インストールすることで日本語入力も可能であったが、数式をきれいに表示させるには毎回フォント変更が必要で手間がかかっていた。version 1.99.11 からは日本語入力表示ときれいな数式表示が手間をかけずに自然にできるようになった模様。

サポートするソフトウェア

Yacas の利用例

以下のソフトウェアを、TeXmacsのバックエンドとして利用することができる。

プログラミング言語: CLISPCMUCLPythonQclRシェル

計算機代数ソフトウェア: AxiomGiacMacaulay 2MathematicaMaximaMuPADPARI/GPREDUCEYacas

行列計算: MATLABGNU OctaveScilab

プロット描画プログラム: gnuplotGraphvizXYpicMathemagix

その他: DraTeXEukleidesGTybaltLush

関連項目

脚注

  1. [Texmacs-dev] New TeXmacs version 2.1.5”. 2026年7月21日閲覧。
  2. https://www.texmacs.org/tmweb/download/download.en.html
  3. The GNU General Public License”. Texmacs.org. 2026年7月21日閲覧。
  4. FSF GNU projectのFAQ(英語)

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「GNU TeXmacs」の関連用語

GNU TeXmacsのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



GNU TeXmacsのページの著作権

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのGNU TeXmacs (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS