MS-SQL Serverとは? わかりやすく解説

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Microsoft SQL Server および Sybase 関数 (PDO_DBLIB)

導入


警告
この拡張モジュールは、 実験的 なものです。この拡張モジュールの動作・ 関数名・その他ドキュメントに書かれている事項は、予告なく、将来的な PHP のリリースにおいて変更される可能性があります。 このモジュールは自己責任で使用してください。

PDO_DBLIB は PHP Data Objects (PDO) インターフェイスを実装したドライバで、 PHP から Microsoft SQL Server および Sybase データベースに対して FreeTDS ライブラリを使用したアクセスが可能となります。
Windows では、Microsoft SQL Server や Sybase データベースにアクセスする際には PDO_ODBC ドライバを使用すべきです。 Windows 版のネイティブの DB-LIB は時代遅れになっており、 スレッドセーフではない上に Microsoft にもサポートされていません。

目次

PDO_DBLIB DSN — Microsoft SQL Server および Sybase データベースに接続する

Microsoft SQL Server 関数

導入

以下の関数によりMS SQL Server データベースにアクセス可能となります。

要件

Win32 プラットフォームでの要件
この拡張モジュールは、PHP がインストールされているシステムに MS SQL クライアントツールのインストールを要します。クライアントツールは、 MS SQL Server CD か、またはサーバの \winnt\system32 から ntwdblib.dll を PHP システムの \winnt\system32 にコピーすることによりインストール可能です。 ntwdblib.dll のコピーではアクセスのみが可能で、 クライアントの設定には全てのツールのインストールが必要です。
Unix/Linux プラットフォームでの要件
MSSQL 拡張モジュールを Unix/Linux で使用するには、まず最初に FreeTDS ライブラリをビルドしてインストールする必要があります。ソースコードや インストール手順は FreeTDS のホームページ » http://www.freetds.org/ にあります。
注意: Windows では、Microsoft の DBLIB が使用されます。カラム名を返す関数は、 DBLIB の dbcolname() 関数を使用しています。 DBLIB は SQL Server 6.x 用に開発されており、識別子の最大長は 30 です。 そのため、カラム名は最大 30 文字までとなります。FreeTDS を使用する プラットフォーム(Linux)ではこの問題は発生しません。

インストール手順

MSSQL 拡張モジュールは、extension=php_mssql.dll を php.ini に追加する ことにより、利用可能となります。
これらの関数を使用するには、 --with-mssql[=DIR] を指定して PHP を コンパイルする必要があります。DIR は FreeTDS のインストール先です。 また、FreeTDS は --enable-msdblib を指定してコンパイルする必要があります。

実行時設定

php.ini の設定により動作が変化します。
表 164. MS SQL Server 設定オプション
名前デフォルト変更の可否変更履歴
mssql.allow_persistent"1"PHP_INI_SYSTEM 
mssql.max_persistent"-1"PHP_INI_SYSTEM 
mssql.max_links"-1"PHP_INI_SYSTEM 
mssql.min_error_severity"10"PHP_INI_ALL 
mssql.min_message_severity"10"PHP_INI_ALL 
mssql.compatability_mode"0"PHP_INI_ALL 
mssql.connect_timeout"5"PHP_INI_ALL 
mssql.timeout"60"PHP_INI_ALLPHP 4.1.0 以降で使用可能です。
mssql.textsize"-1"PHP_INI_ALL 
mssql.textlimit"-1"PHP_INI_ALL 
mssql.batchsize"0"PHP_INI_ALLPHP 4.0.4 以降で使用可能です。
mssql.datetimeconvert"1"PHP_INI_ALLPHP 4.2.0 以降で使用可能です。
mssql.secure_connection"0"PHP_INI_SYSTEMPHP 4.3.0 以降で使用可能です。
mssql.max_procs"-1"PHP_INI_ALLPHP 4.3.0 以降で使用可能です。

PHP_INI_* 定数の詳細および定義については 付録 G. php.ini ディレクティブ を参照してください。

リソース型


定義済み定数

以下の定数が定義されています。 この関数の拡張モジュールが PHP 組み込みでコンパイルされているか、 実行時に動的にロードされている場合のみ使用可能です。
MSSQL_ASSOC (integer)
MSSQL_NUM (integer)
MSSQL_BOTH (integer)
SQLTEXT (integer)
SQLVARCHAR (integer)
SQLCHAR (integer)
SQLINT1 (integer)
SQLINT2 (integer)
SQLINT4 (integer)
SQLBIT (integer)
SQLFLT8 (integer)

目次

mssql_bind — ストアドプロシージャまたはリモートストアドプロシージャへ パラメータを追加する
mssql_close — MS SQL Server への接続を閉じる
mssql_connect — MS SQL サーバ接続をオープンする
mssql_data_seek — 内部行ポインタを移動する
mssql_execute — MS SQL サーバデータベースでストアドプロシージャを実行する
mssql_fetch_array — 連想配列・数値添字配列・あるいはその両方で結果の行を取得する
mssql_fetch_assoc — result_id で指定した結果集合でカレントの行を連想配列として返す
mssql_fetch_batch — レコードの次のバッチを返す
mssql_fetch_field — フィールド情報を取得する
mssql_fetch_object — オブジェクトとして行を取得する
mssql_fetch_row — 配列として行を取得する
mssql_field_length — フィールド長を得る
mssql_field_name — フィールド名を得る
mssql_field_seek — 指定したフィールドオフセットに移動する
mssql_field_type — フィールド型を得る
mssql_free_result — 結果保持用メモリを解放する
mssql_free_statement — ステートメントのメモリを開放する
mssql_get_last_message — サーバーの直近のメッセージを返す (min_message_severityに依存する?)
mssql_guid_string — 16 バイトバイナリ GUID を文字列に変換する
mssql_init — ストアドプロシージャまたはリモートのストアドプロシージャを 初期化する
mssql_min_error_severity — エラー判定基準を小さく設定する
mssql_min_message_severity — メッセージ判定基準を小さく設定する
mssql_next_result — 次の結果に内部結果ポインタを移動する
mssql_num_fields — 結果のフィールド数を得る
mssql_num_rows — 結果の行数を得る
mssql_pconnect — 持続的 MS SQL 接続をオープンする
mssql_query — MS SQL クエリを送る
mssql_result — 結果データを得る
mssql_rows_affected — クエリにより取得したレコード数を返す
mssql_select_db — MS SQL データベースを選択する


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