Helpfeel
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/29 21:37 UTC 版)
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 未上場 |
| 本部所在地 | 京都府京都市上京区御所八幡町110-16 かわもとビル5階 |
| 本店所在地 | 東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル4階 |
| 業種 | 情報サービス業 |
| 法人番号 | 4130001068185 |
| 事業内容 | AIを活用したナレッジデータプラットフォームの開発・提供 |
| 代表者 | 洛西一周(代表取締役CEO) |
| 資本金 | 1億円(2026年) |
| 従業員数 | 213人(2026年1月) |
| 主要株主 | |
| 外部リンク | www.helpfeel.com |
株式会社Helpfeel(英: Helpfeel Inc.)(かぶしきがいしゃヘルプフィール、英: Helpfeel Inc.)は、京都府京都市に本社を置く日本のソフトウェア企業である。AIを活用したナレッジデータプラットフォームの開発・提供を主たる事業とする。2007年にシリコンバレーでNota, Inc.として創業し、2020年に日本法人を設立、2022年に現社名へ変更した。
概要
株式会社Helpfeelは、企業内外に散在するFAQ、マニュアル、問い合わせログなどのナレッジを整理・構造化し、生成AIや検索連動型AIが参照できる基盤を提供しているテクノロジーカンパニー。主力製品は検索型AI-FAQシステム「Helpfeel」であり、2026年4月1日時点で導入実績900サイト[1]を超える。
前身のNota, Inc.時代から画像共有サービス Gyazoやナレッジ共有サービス「Scrapbox」(現 Helpfeel Cosense)を開発してきた。テクニカルフェローの増井俊之が発明した、ユーザーが入力した曖昧な言葉から、真に意図する質問を予測提示する「意図予測検索」を基盤技術とする点が特徴である。同社の主力製品は金融、インフラ、製造、小売などのエンタープライズ企業を中心に導入が進んでいる。
資金調達の面では、2025年8月のシリーズEラウンドのファーストクローズで26億円、2026年1月のセカンドクローズを含め同ラウンド総額29億円の調達を完了し、累計調達額は62億円となった。調達資金は米国拠点を軸とした海外展開の強化などに充てる方針である。
主要製品・サービス
- Helpfeel(検索型AI-FAQシステム)
- FAQ、社内ナレッジ、PDFなどを対象に、ユーザーが入力した語句から意図を予測して回答候補を提示する検索型AI-FAQシステムである。同社のテクニカルフェロー増井俊之が発明した意図予測検索を基盤とする。2026年4月1日時点で900サイト以上に導入されている。
- Helpfeel Analytics
- カスタマーサポートや社内ヘルプデスクに寄せられる問い合わせログをAIが分析するサービスである。
- Helpfeel Agent Mode
- 自然言語による対話を通じて回答へ導くAIチャット機能である。
- Helpfeel Marketing
- 顧客の疑問解消を起点としたマーケティング支援を行うサービスである。
- Cosense
- 旧称Scrapbox。ページ同士をリンクでつなぎながらチームの知識やメモを蓄積・共有できるナレッジ共有・コラボレーションツールである。。
- Gyazo
- スクリーンショットなどの画像をキャプチャ・共有するツールである。Helpfeelの前身Nota, Inc.時代から提供されている。月間アクティブユーザーは1,000万人を超え、利用者の80%超が海外である。
経営陣
- 洛西一周(らくさい いっしゅう、本名: 永田周一)は、代表取締役CEO。1982年生。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。2007年にシリコンバレーでNota, Inc.を設立した。IPAの「2003年度未踏ソフトウェア創造事業」でスーパークリエータに認定されている。
- 宮長志帆(みやなが しほ)は、取締役COO。2022年にHelpfeelへ入社し、CFO、COOを経て2026年3月に取締役COOに就任した。次世代リーダーのアワード「Japan CxO Award 2025」初代グランプリ受賞。
- 秋山博紀(あきやま ひろき)は、執行役員CTO。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。2015年にHelpfeelの前身であるNota, Inc.にジョイン。VP of Engineeringを経て、2022年にCTOとなり、開発チームのマネジメントや組織づくりに従事。
- 江口諒(えぐち りょう)は、執行役員CRO。2021年にHelpfeelへ営業として参画。その後、経営企画としてシリーズDラウンドの資金調達やセールスイネーブルメントなどを担当。2025年からは営業組織全体の事業成長を推進。
- 村川晋平(むらかわ しんぺい)は、執行役員CSO。2022年にHelpfeelへ参画し、マーケティング体制の立ち上げを担う。2025年より経営企画責任者として、戦略の策定やFP&A、新規事業開発、シリーズE資金調達を主導。
テクニカルフェロー
沿革
- 2007年12月- 洛西一周がシリコンバレーでNota, Inc.を設立
- 2007年 - 画像共有サービスGyazoを公開
- 2016年 - ナレッジ共有サービスScrapbox(現 Helpfeel Cosense)を公開
- 2019年 - AI検索型FAQシステムHelpfeelの提供を開始
- 2020年12月 - 日本法人「Nota株式会社」を設立
- 2021年 - Helpfeelがグッドデザイン賞[2]を受賞
- 2022年10月 - Nota株式会社から株式会社Helpfeelへ商号変更
- 2022年 - ソフトウエアジャパンアワードを受賞[3]
- 2025年8月 - シリーズEファーストクローズで26億円[4]を調達(累計59億円)
- 2026年1月 - シリーズE総額29億円[5]で調達完了(累計62億円)
- 2026年4月1日 - Helpfeel導入実績900サイトを突破
実績
受賞
技術的独自性
Helpfeelの中核技術は「意図予測検索」である。ユーザーが入力した語句から意図を予測し、FAQやナレッジの候補を提示する方式を採用する。意図予測検索[8]の発明者は増井俊之であり、同技術は特許を取得している。 同社はこの技術をRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)と組み合わせ、社内データなど信頼できる情報を基にAIが回答を生成するナレッジデータプラットフォームとして展開している。
脚注
出典
外部リンク
- Helpfeelのページへのリンク