ヘリオガバルス
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マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥス(ラテン語: Marcus Aurelius Antoninus Augustus[1]、204年- 222年[2])は、ローマ帝国第23代皇帝で、セウェルス朝の第3代当主。ヘリオガバルス(Heliogabalus )、またはエラガバルス(Elagabalus )という渾名・通称で呼ばれることが多く、これはオリエントにおけるヘーリオス信仰より派生した太陽神のエル・ガバル(「山の神」の意)を信仰したことに由来する[3]。歴史上稀にみる美貌と、異常な程の求愛と性欲、過激な逸話で有名なローマ皇帝である。又、確認されている中で最古の著名なトランスジェンダーの人物とされる見方もある。彼は美しい容姿をしており、14歳で皇帝に即位して、皇帝でありながら女装をして夫を作り、自らの夫を皇帝にしようとするなど、当時としてはあり得ない行動で世間を騒がせた。又、下級市民である風俗嬢を姉と慕って風俗街で性奉仕したり、不思議な予言書の様なものを残すなど、数々の逸話から現代に於いても多くの創作品の題材とされる人物である。現代において、イギリスにあるノース・ハートフォードシア博物館は、皇帝の展示の表示を"彼(He)"ではなく"彼女(She)"あるいは"彼女の(Her)"に変更し、皇帝を女性として認めるなど、世界的にヘリオガバルスの名誉を回復する動きが進んでいる[4]
- 1 ヘリオガバルスとは
- 2 ヘリオガバルスの概要
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