フラック・アタック
(FLAK ATTACK から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/26 20:12 UTC 版)
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| ジャンル | 縦スクロールシューティングゲーム |
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| 対応機種 | アーケードゲーム Xbox 360(Game Room) PlayStation 4,Nintendo Switch(アーケードアーカイブス) |
| 開発元 | コナミ開発一課 |
| 発売元 | コナミ |
| ディレクター | 北上一三 |
| プログラマー | 上田英生 |
| 音楽 | 宇野ようすけ 小倉努 鹿間英章 |
| 人数 | 1 – 2人 |
| 発売日 | [AC]:1987年8月6日 [PS4]:2016年3月25日 [Switch]:2020年4月9日 |
『フラック・アタック』(FLAK ATTACK、海外タイトル:MX5000)は、1987年にコナミから発売されたアーケードゲームの縦スクロールシューティングゲームである[注 1]。家庭用ゲーム機には長らく移植されなかったが、PS4とNintendo Switchのアーケードアーカイブスにて配信がなされた。このアーケードアーカイブス版は、タイトル画面でコナミコマンドを入力することにより、海外版『MX5000』をプレイする事ができる。
同社の『A-JAX』と同時期の作品だが、同作よりもボンバーなど派手な演出に欠けたこと、コナミ矩形波倶楽部によるBGMのアレンジが発表される機会が少なかったことなどから比較的マイナーな作品となっている[独自研究?] 。
概要
プレイヤーはラフアニス国の最新鋭戦闘機「MX5000」に乗り、世界制覇を目論むテザリス帝国の巨大中枢コンピューター「Zeda-X」を破壊することを目指す。
全5ステージを2周してエンディングを迎える構成で、各ステージの最後には大型のボスキャラが待ち受けていて、ボスを倒せばステージクリアとなる[1]。各面の最初、ボス戦前などでは無線の演出も挿入される。
ストーリー
ある日、ラフアニス国の基地上空に世界制覇を企む「悪の帝国」の長距離重爆撃機が飛来する。重爆撃機の突然の攻撃により、母国ラフアニス国の基地は壊滅的に破壊されてしまった[1]。
しかし、ラフアニス国は、まだ完全に「悪の帝国」の手に渡ったわけではなかった。なぜならば、地下深くの秘密格納庫には、最新鋭戦闘機「MX5000」が眠っているからだ[1]。今こそ「悪の帝国」を打ち砕くため「MX5000」に乗り込み、出撃せよ[1]。
内容
操作を1レバーとそれぞれ対空ショット用、対地ショット用の2ボタンを使って行う。移動は通常戦闘時は8方向であるが、ボス戦では16方向に動き回ることができる[1]。対空ショットは連射可能だが、対地ショットは一度に1発ずつしか撃てない。地上攻撃用のミサイルは、対地ショットボタンを押すと点火して時間差で飛んでいくのが特徴で、目標に対して自機の機首を軸線上を合わせてショットボタンを撃つようにする[1]。
自機のパワーアップは、スピードアップ、対空兵器、対地兵器の3種類ある[1]。スピードアップは3段階あり、ある特定の地上的を破壊しなければならない[1]。兵器のパワーアップには、対空(PLANE)メーター、対地(TANK)メーターの2種類があり[1]、パワーアップアイテムは他のシューティングのようにアイテムキャリアなど特定の敵を破壊するのではなく、一定量の敵を倒すことで出現する。空中と地上の敵を倒すと、画面上部にある"PLANE"、"TANK"それぞれのメーターのレベルが上がり、メーターがフルになると1ランクアップするパワーアップアイテムが出現し、それを取ることでパワーアップする[1]。パワーアップは対空が2連装バルカン(通常)からレーザー1発、レーザー2発となり、対地が前方向のみ(通常)からミサイル3発、ミサイル5発とそれぞれ2段階のパワーアップが可能となっている[1]。
本作はボス戦までの道中は通常の縦スクロールシューティングとして進行するが、ボス戦では自機が小さくなり(低空飛行状態を表している)、さらに全方位に方向転換および攻撃が可能になるなど同社の『タイムパイロット』に近いプレイ方法となる。
ステージ
- ステージ1(帝国都市上空)
- 重爆撃機によって母国基地が破壊されたデモの後、帝国の上空からゲームがスタートする。空中敵の攻撃がまだ緩く、地上敵の攻撃の練習ができる。ボスキャラは戦車「ヘル・デストロイヤー」で、弾を6方向に撃ってくるが、真横からの攻撃に弱い。[1]
- ステージ2(火山地帯)
- 火山の噴火口から出てくる弾をすかさず破壊していくと、対空兵器のパワーアップが出てくる。また溶岩の河が流れている地帯では、四方八方から火山弾が飛んでくる。ボスキャラは「メガ・ベース」で、周囲を砲台に守られているうえ、ホーミングミサイルとリングレーザーで攻撃してくる。[1]
- ステージ3(森林地帯)
- このステージから敵の種類が増えて、攻撃も一層厳しさを増してくる。後方から大型ヘリコプターが飛来してくるが、このヘリは弾を撃ってこない。サイロからはICBMが飛んでくる。またステージ途中では雷が落ちてくる。ボスキャラは基地「メタル・フォレスト」で、飛行場から防空用のVTOL、同心円状に弾を撃ってくる武器、周囲にある砲台で攻撃してくる。[1]
- ステージ4(ツンドラ地帯)
- 雷を避けつつツンドラ地帯を進んでいくと、大型爆撃機が飛来してきて、後方に扇状に弾を撃ってくる。ボスキャラは戦闘空母「ダーク・ホライズン」で、防空用VTOL、ホーミングミサイル、さらに爆裂弾を撃って攻撃してくる。艦橋が弱点。[1]
- ステージ5(帝国基地内部)
- ボスキャラの「ヘル・デストロイヤー」「ダーク・ホライズン」が再度出現するうえ、ザコキャラの攻防も激しい。このステージのボスキャラ名は「ゼータX」で、しばしば飛んでくる飛行機とリングレーザーによって守られている。[1]
BGM
本作のBGM作曲者は「きんごろう」こと小倉努で、CD『KONAMI GAME MUSIC COLLECTION Vol.0』にBGMが収録されている。同CD付属ブックレットには山下章により書かれた、本作のBGMを録音しようと機材を持ってゲームセンターを訪れた少年に対し、その店のオーナーが録音に便利な改造など手助けを行うという内容の文章が掲載されている。本作BGMについては山下により「マニアの間で伝説的に語られてきた名曲」と述べられている。なお、同CDでは本作の曲は実際の面の長さよりも短時間しか収録されておらず、特に2面のBGMは1ループせずに終了するため未収録の部分がある。
また、本作の5面BGMは『餓流禍』の1面BGMとしてアレンジして使用された。さらに1面のBGMは『セクシーパロディウス』のスペシャルステージのミニモアイ戦艦パートでのBGMとしても用いられている。
2011年9月22日にコナミスタイル限定で発売されたCDBOX『KONAMI SHOOTING COLLECTION』では、フラック・アタックの全曲が1ループ以上収録されており、前述の2面BGM未収録部分があった問題も解消されている。同CDBOXには餓流禍1面BGMも特別収録されている。
他機種版
| タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フラック・アタック | Xbox 360 | コナミデジタルエンタテインメント | コナミデジタルエンタテインメント | ダウンロード (Game Room) |
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| フラック・アタック | [2] |
PlayStation 4 | ゴッチテクノロジー(移植担当) | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
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| フラック・アタック | [3][4] |
Nintendo Switch | ゴッチテクノロジー(移植担当) | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
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脚注
注釈
- ↑ "Flak Attack"は英語で「高射砲撃」を表す。したがって「フラッグアタック」は誤り。
出典
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 銀指「ビデオゲーム・ラボ:フラックアタック」『Beep』1987年10月号(第3巻10号通巻36号)、日本ソフトバンク、1987年10月1日、80-81頁。雑誌17659-10。
- ↑ “1987年のKONAMIのシューティングゲーム『フラック・アタック』が、PS4向け“アーケードアーカイブス”で3月25日より配信” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2016年3月18日). 2020年6月4日閲覧。
- ↑ “Switch版『アケアカ フラック・アタック』 が4月9日に配信決定!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2020年4月8日). 2020年4月9日閲覧。
- ↑ 長岡 頼 (2020年4月8日). “Switch版「アーケードアーカイブス フラック・アタック」4月9日配信” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年4月9日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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