FAMAE PAFとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > FAMAE PAFの意味・解説 

FAMAE PAF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/19 00:15 UTC 版)

FAMAE PAF
概要
製造国  チリ
設計・製造 FAMAE[1]
性能
口径 9 mm[1]
銃身長 176 mm[1]
ライフリング 4条右回り[1]
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾[1]
装弾数 34発[1]
全長 535 mm(ストック短縮時)[1]
633 mm(ストック展開時)[1]
重量 2.44 kg[1]
発射速度 873 発/分[1]
テンプレートを表示

FAMAE PAFは、チリFAMAE英語版で開発された短機関銃[1][2][3]。イギリスで開発されたスターリング短機関銃をベースに、大幅な小型軽量化を図った銃である[1]

開発

原型となったスターリングMk4

1973年9月にチリでクーデターが発生し、アウグスト・ピノチェト将軍が率いる軍事独裁政権が成立すると、チリに対して国際的な武器禁輸措置が行われた[3]。このためチリでは国産兵器の開発が推進され、本銃もその一環として国営兵器企業であるFAMAEで開発された[2][3]

チリでは禁輸直前にイギリスからスターリング短機関銃(Mk4型およびMk5型)を輸入しており、FAMAEではこのうちMk4型をベースに設計を単純化する形で国産型の開発を行った[2][3]。開発時期に関しては、1970年代半ばとする資料[2][3]と1980年代半ばとする資料[1]がある。

設計

基本的な構造はスターリングと同じだが、大幅な小型軽量化が図られている[1]。まず、銃身は原型の214ミリから176ミリまで短縮され、放熱孔付きのバレルジャケットも省略されて銃身がむき出しとなった[4][3]。さらにストックも折畳み式から単純な伸縮式とされ、銃身と機関部の固定方法もUZIのようなナット方式となるなど、全体的にいくつかの変更が加えられている[4][3]。原型と比べると、全長はストック展開時で690ミリから633ミリまで小型化し、重量は3.22キログラムから2.44キログラムまで軽量化している[4][3]

作動方式はスターリングと同じくシンプルブローバック、撃発機構はオープンボルト方式で、射撃モードはグリップ上部左側にあるセレクターによりフルオートとセミオートを切り替えることができる[1]。使用弾薬は9x19mmパラベラム弾で、原型と同型の34発入り弾倉を機関部の左横に装着する[1]

運用

生産数については、ごく少数の試作品のみとする資料[2]と、確認されているシリアルナンバーに700番台のものがあることを根拠として、試作品を超えて限定生産程度の製造が行われた可能性があるとする資料[3]があるが、いずれにせよ大量生産には至らなかった。

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 床井 2000, p. 106.
  2. 1 2 3 4 5 Olive, Ronaldo (2017年3月13日). The PAF: Chile's first indigenous submachine gun (英語). thefirearmblog.com. 2026年4月18日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 FAMAE PAF Submachine Gun (英語). The Armourers Bench (2017年11月26日). 2026年4月18日閲覧。
  4. 1 2 3 床井 2000, pp. 106, 273.

参考文献

  • 床井雅美『最新サブ・マシンガン図鑑』徳間書店、2000年7月15日。ISBN 4-19-891342-0 

関連項目




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語
  •  FAMAE PAFのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

FAMAE PAFのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



FAMAE PAFのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのFAMAE PAF (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS