ELDEN RING NIGHTREIGN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/21 03:37 UTC 版)
| ジャンル | アクションRPG、ローグライク |
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| 対応機種 | |
| 開発元 | フロム・ソフトウェア |
| 発売元 | バンダイナムコエンターテインメント
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| プロデューサー |
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| ディレクター | 石崎淳也[1] |
| プログラマー | 木戸裕樹 |
| 音楽 |
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| 人数 | シングル、マルチプレイ |
| 発売日 | 2025年5月30日 |
『ELDEN RING NIGHTREIGN』(エルデンリング ナイトレイン)は2025年にフロム・ソフトウェアが開発し、バンダイナムコエンターテインメントが販売する協力型サバイバルアクションゲーム。2022年にリリースされた『ELDEN RING』(エルデンリング)のスピンオフ作品である。『ELDEN RING』の基本システムを踏襲しつつ、ローグライクと協力プレイに主軸をおいた作品となっている。物語上は『ELDEN RING』のパラレルワールドとし、プレイヤーは「夜渡り」と呼ばれる存在となり、3日間を生き抜いて「夜の王」を倒すことを目的とする。
The Game Awards 2024で発表され、2025年5月30日にPlayStation 4、PlayStation 5、Windows、Xbox One、Xbox Series X/S向けにリリースされた。
ゲーム内容
本作はプロシージャル生成された「リムベルド」(『ELDEN RING』のリムグレイブに相当)という土地を舞台とする。シングルプレイモードもあるが、基本は3人1チームとするマルチ協力プレイを基本とし、ゲーム内時間で3日間(実時間で約40分)を生き延び、最後にラスボス(夜の王)に挑むことを想定している[2]。 バトルロワイヤル系ゲームと同じく、ステージは時間経過に従って収縮していき、1日の終わりに現れるボスを倒すとリセットされる[3]。2日目のボスを倒すとプレイヤー達はリムベルドからボス戦専用エリアに移動し、ここで「夜の王」を倒すことでクリアとなる。
「夜の王」は計8体存在し、最後の1体である「夜を象る者」を倒すことで完全クリアとなる。加えて高難度コンテンツとして、期間限定で強化された夜の王と戦える「常夜の王」。出撃時に登場する夜の王が指定できず、クリアするごとにレートが上昇し難度が増していく「深き夜」も存在する。
2025年12月4日から本作のDLC 「The Forsaken Hollows」が配信された。
システム
夜渡り
本作におけるプレイアブルキャラクターの総称。計8人(DLC導入で10人)存在する。『ELDEN RING』のようなキャラクタークリエイト要素はほぼなく、容姿はキャラクターごとに用意された数種類の衣装で固定、レベルを上げた際には特定のステータスが自動的に上昇する。キャラクターごとに得意・不得意な分野(近接武器にまつわるステータスやHPが高い、代わりに魔術・祈祷に関するステータスが低い等)や得意な武器種が設定されている。装備重量や必要能力値の概念は無くなった(理力や信仰が低くても魔術や祈祷が使用できる等)。また、全員が特定条件時に自動的に発動する「アビリティ」、スキルボタンを押すことで発動するがクールタイムが存在する「スキル」、発動可能になるまで時間がかかる(敵に攻撃を当てる事で短縮する事が可能)代わりに戦況を変え得る大技「アーツ」を使用できる。出撃後にレベルやステータスはリセットされ、武器やアイテムも没収されるが、遺物(後述)と取引に使用する通貨「マーク」が手に入る。
円卓
夜渡りの拠点となる場所。出撃する「夜の王」の選択、キャラクターの選択、遺物のセットを行える「遺物儀式」、各種武器やレベルを選択して能力を確認可能な「訓練所」、チュートリアルや用語の確認が可能な「図録」、「断片の追憶」を閲覧可能な「ジャーナル」、マークを消費して遺物や献器、スキンを購入できる「小壺商人のバザー」、常夜の王の撃破報酬である「王の証」を消費して遺物等の購入や円卓内の変化が行える「コレクターの看板」などが存在する。
遺物
夜渡りが出撃から帰還した際に入手、または小壺商人のバザーやコレクターの看板で購入可能なアイテム。「遺物儀式」において「献器」に遺物をセットする事で、出撃した際の能力に影響を与える(ステータスの上昇、スキルやアーツの性能変化、出撃時に装備している武器に対する属性・状態異常、戦技の付与、出撃時にアイテムの所持など)「遺物効果」が得られる。ただし、献器にセット可能な遺物は3つであるほか、遺物は赤・青・緑・黄の4種類があり、献器によってセット可能な遺物の種類は異なる。加えて遺物には効果が1~3つランダムで設定されている為、必要な遺物を入手するには幾度もの出撃・購入が必要となる。「深き夜」では献器に「深層の遺物」が追加で3つセット可能になるが、深層の遺物にはデメリット効果(ステータスの低下、被ダメージ時に状態異常値が蓄積など)を及ぼすものもある。
リムベルド
1日目、2日目における冒険の舞台となる島。出撃する毎に各地に配置された「拠点」や「強敵」の種類がランダムに変化する。1日が始まると数分後に円形の安全地帯が指定され、更に数分が経過すると特定地点に向けて安全地帯の収縮が始まり、収縮が完了すると収縮地点内部に敵キャラクターが出現、それを倒すか更に数分が経過するとボスが出現する。2日目のボスを倒すと霊樹と呼ばれる場所に移動し、その先にある門を開ける事で「夜の王」との対決が始まる。
夜の雨
リムベルドの安全地帯外に降り注いでいる雨で、浴びるとダメージを受ける。長時間浴び続けるとダメージ量が増大していく。屋内であろうと防ぐことは出来ない為、夜渡り達は常に安全地帯に向けて移動する事を強いられる。
拠点
リムベルド各地にランダム配置される建造物。多数の敵や「強敵」が待ち構えている代わりに武器やアイテムが配置されており、ルーンや武器の獲得によって夜渡り達を強化する事が可能。敵が少ないうえに回復アイテムである聖杯瓶の使用回数を増やせる「教会」、敵は居ないが謎を解いて封印を解除せねば報酬を得られない「魔術師塔」、敵が多数待ち構える「大教会」「小砦」「大野営地」「遺跡」など複数の種類が存在する。武器を強化する鍛石を入手可能な「坑道」、多数の強敵が待ち構えているが攻略の見返りも大きい「砦」といった、地形に固定配置された拠点も存在する。同種類の拠点でも「属性」が複数あり、出現する敵や入手できる武器・アイテムの種類が変化する(炎属性大野営地では火の戦車隊が出現し、炎属性武器が手に入りやすい等)。 拠点の位置や種類はMAP画面から確認可能。
強敵
リムベルド各地に存在するボスの総称。撃破すると大量のルーンと共に「潜在する力」(後述)をドロップする。各拠点に配置されているもの、フィールドを徘徊しているもの、1日目と2日目の夜に出現するものなどがいる。フィールドを徘徊するものの中には「恐るべき強敵」に分類されるものもおり、かなり戦闘能力が高い代わりに撃破時の報酬も大きい。撃破すると回復やレベル上げを行える「祝福」が出現する事が多い。
夜の王
夜渡り達が3日目に対決するボス、計8体(DLC導入で10体)存在する。特定の一体を標的として出撃し、3日目に倒すことでその出撃は成功となる。恐るべき強敵よりも更に高い戦闘能力を誇る反面、有効な弱点属性が提示されており、リムベルドでの探索中に弱点武器を入手できれば有利に戦うことが可能。 「常夜の王」と呼ばれる強化版も存在し、倒すことが出来ればコレクターの看板での取引に使用できる通貨「夜の証」を入手できる。
潜在する力
強敵を撃破した際などに出現する特別な報酬。2択または3択の選択肢が提示され、武器、あるいはその出撃において夜渡りの能力を強化する「特殊効果」が手に入る。選択肢はランダムであり、必要な武器や特殊効果が表示されるとは限らない。
レアリティ
武器には種類ごとにレアリティ(コモン、アンコモン、レア、レジェンド)が設定されており、基本的にはレアリティが高いほど攻撃力などの性能が高く、付帯効果(後述)も強力なものになっている。ただし、アンコモン以上の武器は夜渡りが一定値までレベルを上げないと本来の性能を発揮できない。低リアリティの武器であってもアイテムの「鍛石」を使うことでレアリティと性能を強化でき、強化前の時点で扱えるレアリティだったならば必要レベルまで達していなくても性能を発揮できる。最高位にあたるレジェンドの武器には、固有の特殊能力である「加護」が付与されている。
付帯効果
武器性能とは別にランダムに一つ設定されている特殊効果。大きく分けて、装備するだけで効果が発揮するもの(ステータスの向上、HPの持続回復など)、装備した上で手に持った状態でなければ効果が発動しないもの(攻撃命中時にHP回復、溜め攻撃命中時に追加攻撃が発動など)の二種類存在する。特殊効果とは異なり、その武器を手放すと効果は失われる。本作では右手と左手にそれぞれ3つずつ武器を装備出来るため、攻撃手段として使用しない武器であっても付帯効果の為に武器を保持・交換する意味がある。「深き夜」では、有益な付帯効果が2つ設定されている代わりにデメリットのある効果が1つ付与された「変異武器」が出現する事がある。
イベント
リムベルドにおいて不定期に発生するイベント。攻略目標以外の夜の王やボスキャラクターが夜渡りを襲撃する、地形に小規模な変化が生じるなど様々な種類があり、攻略に成功すると特殊効果や潜在する力等の報酬が得られることが多い。
地変
特定の条件を満たす状態で出現するとリムベルドの地形の一部が大きく変化し、独自の拠点や強敵が出現する。地変ごとに定められた特定の目標を達成すると「恩寵」と呼ばれる特殊効果が手に入り、その出撃において大きな助けとなる。DLCで追加された「大空洞」の場合、リムベルド全体が普段とは全く異なる地形へと変化する。
救助
従来の作品ではHPがゼロになると即座に死亡していたが、本作では「瀕死」状態となる。瀕死状態では低速で這いずる事しか出来ないものの、味方が攻撃を当てる事で「瀕死ゲージ」を削り切れば「救助」成功となってHPが半分回復した状態で復帰できる。ただし、瀕死に陥った回数が増す毎に瀕死ゲージが段階的に伸びて救助が困難になっていく。伸びた瀕死ゲージは「祝福」に触れる事でリセットされる。1日目と2日目の昼では瀕死状態のまましばらく経つと「死亡」し、レベルが1低下してルーン(死亡時点で所持していたルーンとレベル1に相当するルーンの合計値)をその場に落としてしまう。ルーンを拾わずに再度死亡するとそのルーンはロストする(ただし、一度レベルが低下した際は、再びロストしても更にレベルが下がることは無い)。1日目と2日目の夜、3日目における「夜の王」との戦いでは、時間経過での死亡は起きないものの、出撃している全ての夜渡りが瀕死状態になると全員が死亡。その出撃は失敗となる。
断片の追憶
各夜渡りで出撃を重ねると「記憶の断片」を入手する事があり、ジャーナルから「断片の追憶」を選択して当該夜渡りのストーリーを見ることが出来る。追憶内では特定の達成目標(円卓内の探索、追憶専用エリアでのボスとの戦闘、リムベルド探索中に特定のアイテム入手など)が提示されることがあり、目標を達成するとジャーナルのストーリーが進行するほか、専用の遺物や衣装を入手できる。
深き夜
特定の夜の王を撃破し、エンディングムービーを閲覧した後から選択可能になる高難易度モード。標的となる夜の王がランダム(出撃決定後に対決する夜の王が提示される。一定確率で常夜の王が出現するほか、稀に3日目になるまで夜の王の正体が分からない「標的不明」状態での出撃を強いられる)ほか、リムベルドに出現する敵が全体的に強化されており、中には赤黒い身体に変化した「変異体」と呼ばれる強化個体が混じっている。時には地図に拠点の位置が記載されていない「地図欠損」状態での出撃になる。一方、先述の深層遺物や変異武器が使用可能になる等、夜渡り側が有利になる要素もある。出撃の成否によってレートが増減し、一定値に達すると「深度」が上昇(最大深度5)、より難度も上がっていく。
開発
本作は2024年10月24日にバンダイナムコエンターテインメントによって商標登録され、その年の12月に開催されたThe Game Awards 2024で正式発表された[4]。最初のネットワークテストは2025年2月にPlayStation 5とXbox Series X/Sで行われ、事前登録したプレイヤーがプレイすることができた[5]。
本作のディレクターは、『DARK SOULS』『Bloodborne』『DARK SOULS III』『ELDEN RING』のデザイナー(レベルデザイナー、バトルデザイナー)を担当した石崎淳也である[1]。『ELDEN RING』の世界観構成を担当した作家のジョージ・R・R・マーティンは関わっていない[6]。
本作はバトルの部分が中心に据えられており、マップやビルドがそれを取り巻くように配置されている[1]。一方、バトルデザインの根幹は『ELDEN RING』本編と同じだと石崎は「PS Blog」とのインタビューの中で語っている[1]。3人という人数は、バランス調整を考慮した末に決まった[1][7]。また、本作の1セッションあたりのプレイ時間は40分と、マルチプレイ作品としてはやや長めの時間設定であり、これは1セッション内に濃密な体験をしてほしいという開発者の意図によるものであり、石崎は「PS Blog」とのインタビューの中で、実際はやるべきことがたくさんあるため、むしろ短く感じるかもしれないと述べている[1]。
評価
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レビュー集計サイトのMetacriticでは「概ね好意的」となっている[8][9][10]。OpenCriticでは批評家の支持率を79%としている[11]。
売上
脚注
注釈
出典
- 1 2 3 4 5 6 “『ELDEN RING NIGHTREIGN』インタビュー! 濃密なバトル体験を軸にしたゲームデザインとは?【特集第1回】”. PlayStation.Blog 日本語 (2025年5月7日). 2025年6月7日閲覧。
- ↑ Yin-Poole, Wesley (13 December 2024). “Elden Ring Nightreign is a Standalone Co-op Spin-off – The Game Awards 2024”. IGN. 2024年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年12月13日閲覧.
- ↑ Ogilvie, Tristan (13 December 2024). “Elden Ring Nightreign – We Played It!”. IGN. 2024年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年12月13日閲覧.
- ↑ “Elden Ring Nightreign Release Date Confirmed”. IGN (2025年2月12日). 2025年2月17日閲覧。
- ↑ Gach, Ethan (13 December 2024). “Elden Ring's Multiplayer Spin-Off Has A Playtest Coming Up And You Can Register For It Soon”. Kotaku. 2024年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年12月14日閲覧.
- ↑ Yin-Poole, Wesley (12 December 2024). “Elden Ring Nightreign: FromSoftware Game Director Explains Why the Spin-Off Exists, Reveals Whether George R. R. Martin Was Involved, and Why Fans Shouldn't Call It a Live Service”. IGN. 2024年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2024年12月14日閲覧.
- ↑ “『エルデンリング ナイトレイン』発売記念インタビュー。2日間の旅路は3日目の決戦の“前半戦”。協力要素は“連携”よりも“便乗”。設計の狙いをを石崎Dに聞いた | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2025年5月30日). 2025年6月7日閲覧。
- 1 2 “Elden Ring Nightreign (PlayStation 5 Critic Reviews)”. Metacritic. 2025年5月30日閲覧。
- 1 2 “Elden Ring Nightreign (PC Critic Reviews)”. Metacritic. 2025年5月30日閲覧。
- 1 2 “Elden Ring Nightreign (Xbox Series X Critic Reviews)”. Metacritic. 2025年6月6日閲覧。
- 1 2 “Elden Ring: Nightreign Reviews”. OpenCritic. 2025年5月30日閲覧。
- ↑ LeBlanc, Wesley (2025-05-30). “Elden Ring: Nightreign Review - Encapsulating Efficiency” (英語). Game Informer 2025年5月30日閲覧。.
- ↑ Yin-Poole, Wesley (2025年5月30日). “Elden Ring Nightreign Sells 2 Million Units on the First Day”. IGN. 2025年5月31日閲覧。
- ↑ Barker, Sammy (2025年6月3日). “Elden Ring Nightreign's Enormous Success Continues, Now Over 3.5 Million Sales”. Push Square. 2025年6月7日閲覧。
外部リンク
- ELDEN RING NIGHTREIGNのページへのリンク