Corel_PHOTO-PAINTとは? わかりやすく解説

Corel PHOTO-PAINT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/23 17:24 UTC 版)

Corel Photo-Paint
開発元 コーレル
最新版
2026 / 2026年4月
対応OS Microsoft Windows, macOS
種別 写真編集
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト コーレル株式会社
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Corel Photo-Paint(コーレル フォトペイント)は、コーレル株式会社が開発、販売するビットマップ画像編集ソフトウェアである。

概要

Corel PHOTO-PAINT は、写真の加工、イラストなどのペインティング機能を兼ね備えた写真編集ソフトである。印刷業に求められる「カラーマネージメント」機能や「CMYK」にも対応し、同ジャンルのソフトでプロフェッショナルな観点からAdobe Photoshopに対抗できる数少ないソフトの一つである。

特徴

CorelDRAWと同じドッキングパレット(Mac版ではインスペクタ)UIを採用し、画面左にツールのオプションパレットが集約されている。Micrografx Picture PublisherやCorel Painter形式にも対応するなど、対応するファイル形式(拡張子)も多い。

近年のバージョンでは非破壊的な「調整」ドッカーの導入など、UIのモダン化やエフェクト管理機能の刷新が行われており、ベクターソフトであるCorelDRAW本体との間でシームレスにエフェクトや調整機能が共有されているのが強みである。

統合パッケージ

現在、Corel PHOTO-PAINTは単体での販売はされておらず、最上位パッケージである「CorelDRAW Graphics Suite」をはじめとする製品スイートに同梱される形で提供されている。

そのため、日本ではCorelDRAWの付属ソフトとして見られる傾向が強いが、海外ではAdobe Creative Cloudのような「デザイン用アプリケーションソフトウェアの統合パッケージ」の中核をなす写真編集ツールとして知られている。

バージョン履歴(主な機能追加)

※単体販売ではなく「CorelDRAW Graphics Suite」の一部としてリリースされたバージョンごとの、PHOTO-PAINT関連の主な強化ポイントを記述する。

バージョン2019(2019年3月)
長らくWindows専用となっていたが、このバージョンよりmacOS版が復活し、Windows/Macのハイブリッド展開となった。また、CorelDRAW本体側でもPHOTO-PAINTの非破壊エフェクトが直接適用できるようになった。
バージョン2020(2020年3月)
AI(人工知能)を活用した「スマート選択マスク」ツールが追加され、複雑な境界線の選択が高速化された。また、機械学習ベースのアップサンプリング(解像度向上)やJPEGのアーティファクト(ノイズ)除去機能が搭載された。
バージョン2021(2021年3月)
「カラー置換」機能が根本から再構築され、より自然な色調の変更が可能となった。また、スマートフォンの高効率画像フォーマットであるHEIF形式のサポートが追加された。
バージョン2022(2022年3月)
非破壊的な「調整」ドッカー(インスペクタ)が刷新され、リアルタイムで効果を確認しながらの色調補正が可能になった。また、ワンクリックで適用できる新しい調整プリセットが追加された。
バージョン2024(2024年3月)
非破壊エフェクトを一括管理する「効果」ドッカーのワークフローが再構築され、エフェクトの重ねがけや順序入れ替えが容易になった。また、同社の「Corel Painter」の技術をベースとしたペインタリーブラシテクノロジーが強化された。
バージョン2026(2026年4月)
本格的なAIグラフィックス機能(アーティスト・インテリジェンス)が統合され、写真内の不要な要素を自然に消去する「AI背景削除」や、被写体を高精度で切り抜く「AI写真マスク」などの編集ツールが新機能として追加された。


同社の他製品との位置づけ(比較)

コーレルは用途やターゲット層に合わせて複数のグラフィック・写真処理ソフトウェアを展開しており、Corel PHOTO-PAINTは主に「最上位統合パッケージに属する、印刷・DTPワークフローと連携したプロ向けの画像編集・合成ソフト」として位置づけられている。単単での写真管理や、特定の専門工程に特化した以下の同社製品とは役割が明確に分かれている。

Corel Paint Shop Pro
主に一般からハイアマチュア向けに提供されている、写真の管理・補正・合成からWebグラフィック作成までを単体でバランスよくこなせるオールインワンソフトウェア。PHOTO-PAINTが印刷業向けの高度なカラーマネジメント(CMYK対応)やCorelDRAWとの密接なDTP連携に特化しているのに対し、PaintShop Proは単体での写真管理機能(写真ブラウザ)や初心者向けの自動補正機能を備えている点で異なる。
AfterShot Pro
デジタル一眼レフカメラ等のRAWデータの現像および非破壊編集に特化した写真管理・現像ソフトウェア。PHOTO-PAINTは1枚の画像を高度に加工・合成・編集することに重点を置いているのに対し、AfterShot Proは大量の写真を高速にカタログ管理し、一括して現像ワークフローを処理する用途に特化している。
Corel Painter
アナログの画材(水彩、油彩、パステルなど)のタッチをデジタル上でリアルに再現することに特化した、デジタルペインティングソフトウェアの先駆的存在。PHOTO-PAINTは既存の写真やビットマップ画像の「編集・加工」をメインとするが、Painterは純粋なイラストレーションやアートワークを「ゼロから描画する」ことに特化しており、キャンバス回転をはじめとする描画専用の機能を多数備えている。

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この記事は、ウィキペディアのCorel PHOTO-PAINT (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

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