CONNETTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/04 16:22 UTC 版)
| 『CONNETTA』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 鈴木亜美 の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | 2005年 - 2007年 | |||
| ジャンル | J-POP | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | avex trax | |||
| プロデュース | Max Matsuura | |||
| チャート最高順位 | ||||
| 鈴木亜美 アルバム 年表 | ||||
|
||||
| 『Fantastic』収録のシングル | ||||
|
||||
『CONNETTA』(コネッタ)は、日本の歌手、鈴木亜美のエイベックス移籍後2枚目[注釈 1]のオリジナルアルバム。2007年3月21日にavex traxよりリリースされた。
背景
2006年の映画『虹の女神 Rainbow Song』出演などを経て活動の幅を広げた鈴木が、2007年の幕開けとして「様々なアーティストの特色に身を委ね、新境地を開拓する」というコンセプトのもと制作された[2]。2006年に発売されたすべてのシングル、3週連続リリース"join"プロジェクトからのシングルが収録されている[3]。なお、シングル「Fantastic」に収録された「スローモーション」は本作には収録されていない。
「join」プロジェクトは、鈴木亜美が従来のシングルリリースに疑問を抱いたことがきっかけで生まれた。これまで「流れ作業のようになっている」と感じ、先行シングル「Alright!」「Like a Love?」で語っていたつながりのあるストーリーの完結を一旦停止[4]。自身の本心を反映しない結末を書くことに抵抗を覚えた時期に女優業が再起動され、映画撮影を通じて「別人」を演じる刺激を受けた。これをきっかけに「鈴木亜美」から少し離れた表現を求め、ディレクターらとの話し合いの中で「join」というコンセプトが生まれた。鈴木自身は他アーティストのスタイルに染まることを望み、「別のものになりきる」ことを自ら決断した[4]。
アルバムの音楽性について、鈴木は「これまでの自分を捨てて新しい世界に入り込んだことで、これだけの振り幅ができた」と語っており、本作を非常に幅広いジャンルが共存する作品であると説明している[4]。楽曲ごとに歌唱法や声の出し方を大胆に使い分けている点についても、固定された「本来の自分」に拘泥せず、何にでも変幻自在に染まることができる自身の性格を投影したものであると本人は述べている[4]。制作では参加アーティストのスタイルを積極的に模倣・尊重する姿勢が貫かれた。例えば、SCOOBIE DOとの「Dancin' Little Woman」ではボーカルのコヤマシュウの歌い方をそのまま真似て歌い、自身の中にあったファンクの嗜好に気づくきっかけとなったり、つじあやのとの「愛してるきっと」では、つじの柔らかい声を意識して肩の力の抜けた可愛らしい表現を目指したり、NORTHERN BRIGHTとの「EVERYTHING TO ME」では、男性視点の歌詞を書くにあたりバンドメンバーと相談しながら「NORTHERN BRIGHTの雰囲気を壊したくない」と慎重に制作を進めた[4]。
アルバムタイトルの「CONNETTA」について、鈴木はBuffalo Daughterのムーグ山本が考案したものであると明かしている。プロジェクトのキーワードである「join」に近い言葉として当初は「CONNECT」が提案されたが、鈴木がより「柔らかく、可愛らしい響き」を求めた結果、イタリア語で「接続する」を意味する『CONNETTA』が採用されたという[4]。
リリース
前作『AROUND THE WORLD』以来1年半ぶりとなるオリジナルアルバム[3]。「CD+AタイプDVD」、「CD+BタイプDVD」、「CDのみ」の3形態で発売。AとBタイプDVDには、シングルTVスポット映像、アルバムレコーディング風景を収録。スペシャルコンテンツとして、AタイプDVDにはオリジナルショートムービー「join」、BタイプDVDには2007年2月8日にDUO MUSIC EXCHANGEで行われたライブ「COUNTDOWN BIRTHDAY LIVE "Happy 25th anniversary"」のダイジェスト映像が収録された。
批評
CDジャーナルは、「芸風異なる個性派たちとの実験的共演を収めた意欲的企画作。精一杯黒っぽく歌うさまが可愛らしい4曲目、大人びた5曲目、ファンクでポスト・ロックな9曲目、自然体で歌う12曲目などなど、共演者の芸風に積極的に染め上げられた彼女が、新生面を立て続けに表出させるのが魅力的。企画大成功。」と批評した[5]。
収録曲について
DISC1(CD)
アルバムには他のアーティストとコラボした曲のクレジットが「鈴木亜美 joins〜」名義で表記。
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 鈴木亜美 joins | 時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 「青空とWater」 | カジヒデキ | カジヒデキ | カジヒデキ | |
| 2. | 「Alright!」 | 鈴木亜美 | 渡辺和紀 | HΛL | |
| 3. | 「Peaceお届け!!♡」 | 鈴木亜美・THC!! | THC!! | THC!! | |
| 4. | 「Dancin' Little Woman」 | 松木泰二郎 | 松木泰二郎 | SCOOBIE DO | |
| 5. | 「ハレもよう。」 | 鈴木亜美 | ムラマツテツヤ | キハラ龍太郎 | |
| 6. | 「To be Free」 | 鈴木亜美 | 原一博 | HΛL | |
| 7. | 「スコールにぬれて」 | 鈴木亜美 | 吉川慶 | 上田ケンジ | |
| 8. | 「EVERYTHING TO me」 | 鈴木亜美 | 新井仁 | NORTHERN BRIGHT | |
| 9. | 「O.K. Funky God」 | 鈴木亜美・Buffalo Daughter | Buffalo Daughter | Buffalo Daughter | |
| 10. | 「Fantastic」 | 鈴木亜美 | y@suo ohtani | 原田憲 | |
| 11. | 「Crystal」 | 鈴木亜美 | 菊池一仁 | 菊池一仁 | |
| 12. | 「それもきっとしあわせ」 | 堀込高樹 | 堀込泰行 | キリンジ | |
| 13. | 「Like a Love?」 | 鈴木亜美 | 愛 | 大塚愛 | |
| 14. | 「愛してる きっと」 | 鈴木亜美・つじあやの | つじあやの | つじあやの |
DISC2(AパターンDVD)
- Original Short Drama「join」
- Making Movie「BEHIND THE SCENES」
- コラボレーションアーティストとのアルバムレコーディング風景が収録されている。
- 「SINGLE TV-SPOT Collection」
DISC2(BパターンDVD)
- Birthday Live 「happy 25th anniversary」@SHIBUYA duo music exchange
- 2007年2月8日バースデイライブにて披露された曲「Like a Love?」(アコースティックバージョン)「ねがいごと」「Alright!」「Delightful」映像に収録。
- Making Movie「BEHIND THE SCENES」(パターンAと同内容)
- 「SINGLE TV-SPOT Collection」(パターンAと同内容)
参加ミュージシャン
CDに付属しているブックレットより[6]。
- 鈴木亜美:Vocals, Background Vocals
- カジヒデキ:Acoustic Guitar, Guitar, Omnichord, Percussion, Sound Production (1)
- Jens Lindgård:Bass, Keyboards, Synthesizer, Strings Arrangement, Sound Production (1)
- Rasmus Kihlberg:Drums (1)
- Filip Runesson:Strings (1)
- HΛL:Programming, Guitar (2, 6)
- 丸山真由子:Additional Programming (2, 6)
- 広谷順子:Background Vocals (2)
- THC!!:Sound Production (3)
- CMJK:Sound Production (3)
- KAI:Additional Vocals (3)
- KANA:Additional Vocals (3)
- K-69:Bass (3)
- Izu:Drums (3)
- Mack:Guitar (3)
- Ritz:Rap (3)
- FBI:Backing Vocals (Audience) (4)
- 松木泰二郎:Guitar (4)
- ナガイケジョー:Bass (4)
- オカモト"MOBY"タクヤ:Drums (4)
- キハラ龍太郎:Fender Rhodes Electric Piano (5)
- 鹿島達也:Bass (5)
- 佐野康夫:Drums (5)
- 鈴木俊介:Guitar (5)
- 三沢またろう:Percussion (5)
- 香取良彦:Vibraphone (5)
- 五十嵐貴子:Violin (6)
- 中川統雄:Strings Arrangement (6)
- Yauko:Strings Arrangement (6)
- 上田ケンジ:Bass (7)
- 松永俊弥:Drums (7)
- 十川知司:Wurlitzer Electric Piano, Clavinet (7)
- 名越由貴夫:Guitar (7)
- 岡村美央:Violin (7)
- 新井仁:Guitar, Chorus (8)
- 鈴木雄貴:Additional Guitar (8)
- 島田正史:Bass (8)
- 原"GEN"秀樹:Drums (8)
- シュガー吉永:Chorus, Guitar (9)
- 大野由美子:Chorus, Bass (9)
- 山本ムーグ:Chorus (Funky Stuff) (9)
- 芳垣安洋:Drums, Percussion (9)
- 原田憲:Programming (10)
- 草間敬:Electronics (Manipulator) (10)
- KZB:Programming
- 菊池一仁:Acoustic Guitar (11)
- KIKU:Acoustic Guitar (11)
- 川村ゆみ:Chorus (11)
- 徳田善久:Chorus (11)
- 堀込高樹:Chorus, Keyboards, Programming (12)
- 堀込泰行:Chorus, Acoustic Guitar, Guitar, Percussion (12)
- 沖山優司:Bass (12)
- 楠均:Drums (12)
- Ikoman:Programming, Guitar (13)
- つじあやの:Chorus, Ukulele, Programming (14)
- 伊賀航:Wood Bass (14)
- 玉田豊夢:Drums (14)
オリジナルショートム—ビー「join」
AパターンDVDのみに収録された、約30分のオリジナルショートムービー(Original Short Drama)である。 先行シングル「O. K. Funky God」「Peaceお届け!!♡」「それもきっとしあわせ」のc/wに収録されていたナレーション・ドラマの、空白の1日の様子が描かれている。(このオリジナルショートムービーの後日談が「それもきっとしあわせ」のナレーションドラマとなっている)脚本・監督は白石和彌が担当。(初監督作品である) なお、シングル「それもきっとしあわせ」のビデオクリップはこのオリジナルショートムービーのダイジェスト映像という形になっている。(DVD『join clips』(2008年2月6日)に収録)
あらすじ
美大生の主人公・亜美は思うように絵が描けずに悩んでいた。 そんなある日、美大の同級生こーじに、先輩が描いている壁画を手伝いに来てくれと誘われる。 そこでの出会いをきっかけに亜美の心は微妙に変化していくのだった・・・
登場人物
〈特別出演〉
- KAI、KANAMI、Ritz、K-69、Mack、IZU (THC!!)
- 山本ムーグ (Buffalo Daughter)
- 新井仁 (NORTHERN BRIGHT) *収録曲「EVERYTHING TO me」を弾き語りするシーンもある。
スタッフ
- 監督・脚本:白石和彌
- 撮影:福本淳
- 照明:市川徳充
- 美術:野口隆二
- 録音:三澤武徳
- スタイリスト:江頭三絵
- ヘアメイク:浅野有紀
- 助監督:荻野薫
- 制作主任:里吉優也
- ラインプロデューサー:田口聖
- アソシエイトプロデューサー:樋口慎祐
脚注
注釈
- ↑ 通算では5枚目のオリジナルアルバム。
出典
- ↑ “CONNETTA | 鈴木亜美”. オリコンニュース. オリコン. 2026年5月2日閲覧。
- ↑ “鈴木亜美 豪華アーティストと“join”!!”. avex network. エイベックス (2007年1月22日). 2009年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月4日閲覧。
- 1 2 “鈴木亜美 NEW JOINアルバム『CONNETTA』のリリース情報をアップ”. avex network. エイベックス (2007年3月9日). 2007年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月4日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 平賀哲雄 (2007年3月21日). “鈴木亜美『CONNETTA』インタビュー”. hotexpress. 2010年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年4月23日閲覧。
- ↑ “鈴木亜美 / CONNETTA”. CDジャーナル. 2026年5月2日閲覧。
- ↑ 鈴木亜美 (2007). CONNETTA (CD). 日本: エイベックス. AVCD-23255.
外部リンク
固有名詞の分類
- Connettaのページへのリンク