CloudGate UNOとは? わかりやすく解説

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CloudGate UNO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/24 02:07 UTC 版)

CloudGate UNO (クラウドゲート ウノ) は、株式会社インターナショナルシステムリサーチ (ISR) が開発・提供する、法人向けクラウド認証サービスおよびアイデンティティ管理 (IDaaS: Identity as a Service) プラットフォームである。シングルサインオン (SSO: Single Sign On) 機能のほか、アクセス制御、多要素認証 (独自スマートフォンアプリによる生体認証やワンタイムパスワード)、およびFIDO2に準拠したパスキー認証を提供する[1][2][広報 1]。

概要

CloudGate UNOは、複数のクラウドサービス (Google Workspace、Microsoft 365など) へのログイン認証を一本化・簡素化するシングルサインオン (SSO) 機能をサービスの基盤とし、組織のセキュリティポリシーに応じたアクセス制御およびパスキー (FIDO2) 認証をはじめとする多要素認証を提供するクラウド型アイデンティティ管理サービス (IDaaS) である[広報 1]。2008年に提供が開始された前身サービス「CloudGate」の発展型として、2013年にリリースされた[3]。2021年7月5日には、サービスごとのアクセスルール確認や認可、認証保持状態の設定などを可能にした「ゼロトラストアーキテクチャ」に基づくシステムへと再設計され、ゼロトラストモデルとして新たにリリースされた[広報 1]。サービス稼働率は99.99%以上を維持している[広報 2]。

沿革

  • 2008年12月 - 前身サービスとなるGoogle Apps (現:Google Workspace) 対応シングルサインオンサービス「CloudGate」の提供を開始[広報 3]。
  • 2013年 - 「CloudGate UNO」をリリース[3]。
  • 2014年 - 開発元のインターナショナルシステムリサーチが、パスワードに依存しない新しい認証の国際標準化団体である「FIDO Alliance」に加盟[4]。
  • 2016年4月5日 - FIDO Certified™ 認定を取得[広報 4]。
  • 2019年
    • 4月1日 - 認証デバイスベンダー (eWBM、Feitian、Yubico、AuthenTrend) と協力し、企業向けに「パスワードレス認証体験プログラム」の提供を開始。FIDO2対応認証デバイスを配布した[広報 5]。
    • 5月21日 - クラウドサービス向けのFIDO2対応パスワードレス認証サービスの提供を開始。これに伴い上位プランの「Enterprise Plus」および「Premium」が新設される[5]。
    • 6月6日 - CloudGate UNOが、日本初となるクラウド型での「FIDO2」正式認定を取得[6]。
    • 8月19日 - Windows Helloによるパスワードレス認証連携の提供を開始[7]。
  • 2020年
    • 12月19日 - iOS 14のFIDO2対応に追従し、iPhoneおよびiPadのTouch ID / Face IDを用いた生体パスワードレス認証に対応[8]。
    • 12月21日 - すべての契約プランにおいて、パスワードレス認証機能の標準 (追加無償) 提供を開始[1]。
  • 2021年
    • 7月5日 - ゼロトラストアーキテクチャを採用したCloudGate UNOをリリース。同時に導入・運用を支援する「CloudGate Premium Support」の提供を開始[9]。
    • 9月21日 - 多要素認証 (MFA) の導入・運用を支援するコンサルティングおよびヘルプデスクサービスを開始[10]。
  • 2022年
    • 9月10日 - 独自の自社製クライアント証明書「CloudGate証明書」を提供開始。秘密鍵の格納にセキュリティチップ (TPM) を利用する[2]。
    • 9月20日 - iOS 16にて搭載されたパスキー (Passkeys) 機能の動作確認を行い、iPhone端末からのユーザー認証において利用可能になったことを発表[11]。
    • 12月1日 - 管理者向けのオンラインコミュニティサイト「くらげ広場」を公開[広報 6]。
  • 2023年
    • 6月9日 - パスキーを含めたFIDOプロトコルによるパスワードレス認証の継続サポートを発表[広報 7]。
  • 2024年
    • 7月24日 - Yubico社と提携し、ハードウェアセキュリティキーのサブスクリプション型で契約する「YubiKey as a Service」を国内企業向けに提供開始[12]。
    • 10月21日 - Smart Packプラン、YubiKey as a Service、および専任サポートなどの付帯サービスを統合した、フィッシング耐性の高いMFAパッケージ「CloudGate UNO Super Secure Pack」の提供を開始[広報 8]。
  • 2025年
    • 「ITreview カテゴリーレポート 2025 Summer」のSSO (シングルサインオン) 部門において『満足度No.1』を獲得[13]。
    • 7月24日 - アクセル社が提供するUSBセキュリティデバイス「SHALO AUTH」のFIDO2認証取得に伴い、同デバイスに正式対応[広報 9]。
  • 2026年
    • 9月14日 - IDセキュリティ設定の安全性を「脆弱」「許容」「良好」の3段階で自動評価しリスクを可視化する新機能「セキュリティリスク可視化 (RAV: Risk Assessment Visualization)」を提供開始[14][広報 10]。
    • 9月16日 - セキュリティキーのサブスクリプションサービス「CloudGate SKaaS」の提供を開始[15]。

機能と技術

シングルサインオン (SSO)
CloudGate UNOは、SAML 2.0やOpenID Connectに準拠したクラウドサービスやWebアプリケーションとの間でシングルサインオン機能を提供する。また、プロトコルに対応していない任意のWebサイトに対しても、WebフォームへIDおよびパスワードを自動代理入力する機能を提供する[2]。
アクセスコントロールとセキュリティプロファイル
「セキュリティプロファイル」と呼ばれる認証ポリシー設定に基づき、ユーザーの属性 (役員、一般社員、部門など) や接続環境に応じたアクセス制限をかけることができる[16][14]。主な制限要素は以下の通りである。
  • 接続元IPアドレス制限
  • 接続時間帯・国別のアクセス制限
  • 利用デバイスの限定 (端末制限・デバイス証明書)
多要素認証 (MFA) およびパスワードレス認証
FIDO2規格に準拠した認証に対応しており、Windows Hello、Touch ID、Face IDなどのデバイス組み込み生体認証や、各種ハードウェアセキュリティキー (YubiKey、SHALO AUTHなど) を利用したパスワードレスログイン (パスキー) をサポートする[8][12][広報 9]。また、スマートフォン向けに独自の多要素認証・生体認証アプリケーションである「Pocket CloudGate」 (旧アプリ名:CloudGate Authenticator) を提供している[広報 11]。
セキュリティリスク可視化 (Risk Assessment Visualization)
管理者が構成したセキュリティプロファイルのアクセス条件や認証設定の堅牢性をシステムが自動で評価し、その安全レベルを「脆弱」「許容」「良好」の3段階でダッシュボード上に可視化するし対策をアドバイスする機能[14]

パートナーシップ

  • パートナーシップ:セキュリティキーの大手ベンダーであるYubico社と2014年より認定販売代理店として販売を継続している[17]。

関連項目

外部リンク

脚注

  1. 1 2 クラウド Watch 「ISR、クラウド認証サービス「CloudGate UNO」全プランでのパスワードレス認証を標準提供」 (2020年11月18日)
  2. 1 2 3 IT Leaders 「ISR、SSOゲートウェイ「CloudGate UNO」のデバイス証明書を発行、TPMで発行フローを簡素化」 (2022年9月8日)
  3. 1 2 J-CAST 「パスワード不要で「認証維新」を実現 生体認証のISRがユーザーの「覚えていられない」ストレスを解消」 (2020年11月20日)
  4. ↑ ZDNET Japan 「ISR、パスワードレスのクラウド認証サービスを開始--FIDO2に準拠」 (2019年5月22日)
  5. ↑ クラウド Watch 「ISRのSSOサービス「CloudGate UNO」、"FIDO2”のパスワードレス認証に対応」 (2019年5月22日)
  6. ↑ ペイメントナビ 「「CloudGate UNO」でFIDO2認定取得、パスワードレス認証推進(ISR)」 (2019年6月7日)
  7. ↑ ペイメントナビ 「「Windows Hello」でのパスワードレス認証連携を開始 (ISR)」 (2019年8月7日)
  8. 1 2 ペイメントナビ 「ISRの「CloudGate UNO」がiOSデバイスでFace ID/TouchIDを使ったパスワードレス認証を初めて提供」 (2020年11月18日)
  9. ↑ クラウド Watch 「ISR、クラウド認証「CloudGate UNO」のゼロトラストモデルを提供開始」 (2021年7月2日)
  10. ↑ ペイメントナビ 「ISR、Salesforce製品などMFA導入・運用支援サービスを開始へ」 (2021年9月21日)
  11. ↑ Dream News 「CloudGate UNO、パスキーの利用可能を確認」 (2022年9月20日)
  12. 1 2 ZDNET Japan 「YubicoとISR、ハードウェア型パスワードレス認証をサブスクリプションで提供開始」 (2024年7月24日)
  13. ↑ ITreview 「SSO (シングルサインオン) のカテゴリーレポート 2025 Summer」
  14. 1 2 3 クラウド Watch (インプレス) 「ISR、IDセキュリティのリスク評価を可視化する新サービス「RAV」 CloudGate UNOの新機能で情シスの負担を軽減」 (2026年3月11日)
  15. ↑ ペイメントナビ 「ISRが「CloudGate SKaaS」開始へ、YaaSの導入からキッティング、運用保守まで一貫提供へ」 (2026年9月10日)
  16. ↑ 株式会社アトミテック 「クラウドサービス管理【CloudGate UNO】のご紹介」 (2023年1月18日)
  17. ↑ Yubico 「YubicoがYubiKeyの認証技術の最新イノベーションやYubiKey as a Serviceの展開でプレゼンスを拡大」 (2024年7月22日)

広報資料・プレスリリースなど一次資料

  1. 1 2 3 CloudGate ニュース 「認証維新始まる。ゼロトラストモデルのCloudGate UNOが7月5日にリリース」 (2021年7月1日)
  2. ↑ 東京新聞「CloudGate UNOが「ITトレンド 上半期ランキング2026」の中規模シングルサインオン部門で第1位を獲得」
  3. ↑ ソフトブレーン株式会社 「CloudGate UNO、ソフトブレーンの営業支援システム「eセールスマネージャーRemix Cloud」へのシングルサインオンに対応」
  4. ↑ Dream News 「CloudGate UNO、FIDO Certified TM認定を取得」 (2016年4月13日)
  5. ↑ ISR プレスリリース 「パスワードを使わない認証サービス誕生〜「パスワードレス認証体験プログラム」を提供開始〜」 (2019年3月25日)
  6. ↑ CloudGate ニュース 「管理者様向けのオンラインコミュニティサイト「くらげ広場」公開!」 (2022年12月1日)
  7. ↑ ISR プレスリリース 「CloudGate UNO、パスキーを含めたFIDOによるパスワードレス認証の継続サポートを発表」 (2023年6月9日)
  8. ↑ CNET Japan 「ISR、フィッシング耐性の高いMFAのターンキーソリューション「CloudGate UNO Super Secure Pack」の提供を開始」 (2024年10月22日)
  9. 1 2 CloudGate ニュース 「SHALO AUTHがFIDO2認証取得・CloudGate UNO対応」 (2025年7月24日)
  10. ↑ ASCII 「CloudGate UNO、新機能「セキュリティリスク可視化(RAV)」を提供開始」 (2026年9月14日)
  11. ↑ CloudGate ニュース 「認証システムアプリ、「Pocket CloudGate」へ名称変更」 (2021年9月29日)



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