渡邊フォントとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 情報 > 記号 > フォント > 渡邊フォントの意味・解説 

渡邊フォント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/15 05:29 UTC 版)

渡邊フォント(わたなべフォント)は1991年に渡辺雅俊が、初期の日本語TeXであるJaWaTeXとともに開発したフォントである。また、このフォントから派生した「渡邊」あるいは「渡辺」の付くフォント群、および改称されたものも含めて渡邊フォントと呼ばれることがあった。

これらの派生フォントは、必ずしもオリジナルの渡邊フォントのアウトラインデータを元にしているわけではなく、多くはパブリックドメインとされていたLABO System 123に含まれていた32ドットフォントを元に、ベクトル化などの変換処理を行っていた。

2003年、このLABO System 123のフォントがタイプバンクと日立製作所デザイン研究所によって開発された商用フォントに酷似していることが狩野宏樹の指摘により発覚し、知的所有権を侵害していたことが判明した[1]。このため、このフォントを基にした東風フォントやKandataなどが開発終了となり公開を停止した。

後継として、KandataはXANO明朝を、東風フォントもさざなみフォントをそれぞれ開発・公開した。

出典

  1. ^ いわゆる「Watanabe フォント」と呼ばれるフォント群について

外部リンク





渡邊フォントと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「渡邊フォント」の関連用語

渡邊フォントのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



渡邊フォントのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの渡邊フォント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS