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櫻井博道

櫻井博道の俳句

しなやかに夏帽子ゆく杉の谿
どんぐりの山から山へ夕日の軍歌
ひぐらしは水脈のひかりの中に入る
ひぐらし杉風のごときが喉とほる
べたべたの柿食べ夕日落ちし空
クリスマス終へし樅の木幼なかり
フルート曲杉一本づつ雪ふらす
三月の桑畑のぼる男下駄
元日の瞼あかるくまた寝落つ
兎の瞳はどこ見てをるよ脱穀どき
唖蟬が手中にひびく燈のわが街
土用波夕日の力まだのこる
土運びはこぶ燈の街風邪はやる
夏の日が小さくなりぬ胸の中
夜の目の家族青柿硝子越し
川のやうにおのれ育てよ夏百日
年動きつつありちらばる河口の灯
息ひとつひとつ餅切る父の夜
戦中に見しいわし雲結晶す
旅のことなど白桃の辺に胸を置き
日がのぼる大さるすべりに男消え
杉の間のひぐらし下山の息ほどに
梅咲いて空中に影残しけり
植樹祭昼のひぐらし水ゆくごと
水餅や土あらあらと暮れにけり
没日いま夏蜜柑いろ硝子はこぶ
滝の上に何見てゐるや男として
炎天や顔遠くして杉に立つ
煙草の花改札口に子供の瞳
生栗ひとつ昔日の兵眼をひらき
田の子らに半天の紺つめたかり
眼の中の夕映磨かれつつ昏れぬ
空港近く蜜柑二三の夜の刻
芒の空いくさへし眼が大きくあり
芒を出てひと濃紺に風の中
茄子苗の土ひと握り炎ゆる空
落日のなかくらくらと夏去れり
落椿朝の白熱城の方に
蜜柑ひとつを三人で食ふ夜中の杉
血遠く立つ西空のみどりの樹
豚どもは言葉あるごと冬日押す
身のうちの白さるすべり旅のあと
雪解空溺るるごとく木片燃ゆ
雲の上の陽は昼麦の刈られゆく
青梅やずぶ濡れの山すぐそばに
青空に羽毛の月出て苗木市
風がたたく屋上の土聖夜きて
風が出て灯の電車ゆく夾竹桃
馬がゐてコップの中も夕焼けぬ
鶏の肉食ひて師走の雲ばかり
 




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