世界標準地震計観測網とは? わかりやすく解説

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世界標準地震計観測網

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 05:05 UTC 版)

世界標準地震計観測網(せかいひょうじゅんじしんけいかんそくもう、英語: World-Wide Standardized Seismograph Network、WWSSN[1][2])は、1963年にアメリカにより展開された地震観測網である[3]。西側諸国約120の観測所に、ミルン地震計が設置された。アナログ記録式のもので、観測点125箇所からなり、近代地震学の発展に大いに貢献した[4]。アメリカではこれに続き、高感度長周期地震計 (HGLP) と呼ばる、デジタル記録式のシステムを1960年代の終りから1970年代始めに開発、世界各地の11ケ所に設置した. このシステムは長周期地震波の観測技術発展の基礎となり、1974年には SRO (Seismic Research Observatorr)・ASRO (AbbrebiatedSeis- mic-Research Observatory の略) と呼ばれるシステム が完成された[4]

脚注

  1. ^ 世界大百科事典内言及. “WWSSNとは”. コトバンク. 2021年3月25日閲覧。
  2. ^ 京都大学・阿武山観測所・展示紹介・歴代地震計・プレス・ユーイング式地震計”. abuyama.com. 2021年3月25日閲覧。
  3. ^ ニッポニカ”. japan-e-knowledge.jp. 2021年3月25日閲覧。
  4. ^ a b ASRO地震観測システムについて”. 気象庁(一部改変). 2021年3月25日閲覧。



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