マクコーマック反応とは? わかりやすく解説

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マクコーマック反応

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/21 07:31 UTC 版)

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マクコーマック反応(McCormack reaction)とは、有機リン化合物を合成する手法の一つである[1]。1,3-ジエンと塩化リンが環化反応を起こし、下図のように環状のホスフィンオキシドを得る。マクコーマック反応は、発見者であるデュポンの化学者であるW. B. マクコーマックの名前に因んでいる。

反応機構

当反応は[4+1]環化付加反応を経由して進行する。まずジエンと塩化リンが環化付加反応をしてジクロロホスホール2が生成し、2に水が付加してホスホール3を得る。これが、脱塩化水素反応を起こし、目的化合物であるホスフィンオキシド4を得る[2]

脚注

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  1. ^ W. B. McCormack (1973). “3-Methyl-1-Phenylphospholene oxide”. Organic Syntheses. http://www.orgsyn.org/demo.aspx?prep=CV5P0787. ; Collective Volume, 5, pp. 787 
  2. ^ Z. Wang (Hrsg.): Comprehensive Organic Name Reactions and Reagents, 2 Volume Set. John Wiley & Sons, Hoboken, NJ 2009, ISBN 978-0-470-28663-0, S. 1680.



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