ジョー・アレディ

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ジョー・アレディ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/10 05:21 UTC 版)

ジョー・アレディ（1915年4月29日 - 1939年1月6日）はアメリカ合衆国の元死刑囚。知的障害が原因で無実の罪を認めてしまい、死刑に至った。

刑死するまで

重度の知的障害を持っていたジョーは、ある日鉄道の駅にいたところを警察に確保される。運悪く近くで殺人事件が起こっており、質問の意味が分からないジョーは、警察の取り調べで「てめえがやったんだろ！？」と脅され、殺人の罪を認めてしまった。その後刑務所に入れられるが、看守が「彼は重度の知的障害で本当は犯罪起こすほどの能力は無いのでは無いか」と疑い、弁護士を呼んで無実を晴らそうとした。しかし裁判では裁判官は無実を認めず、判決は死刑となった。

死刑前のクリスマスには看守の家に行き、パーティーを楽しみ、サンタクロースからのプレゼントも貰ったりした。死刑執行当日、ガス室に連れて行かれるが、ジョーは死刑の意味も分かっていなかった。その証拠として「違う違う。ジョーは死なないよ」と発言していた。死刑執行寸前まで電車の模型で遊んでおり、椅子に座ったときも笑顔で、そのまま死んでしまった。

墓石

ジョーの墓は、有罪の死刑囚と同じタイプの物だったが、最近国は無実を認めたため、「無実の男、ここに眠る」と記載された。