アーサー・アンズリー (第4代アルトハム男爵)とは? わかりやすく解説

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アーサー・アンズリー (第4代アルトハム男爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/09 15:31 UTC 版)

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第4代アルトハム男爵アーサー・アンズリー英語: Arthur Annesley, 4th Baron Altham1689年頃 – 1727年11月16日)は、アイルランド貴族

生涯

第3代アルトハム男爵リチャード・アンズリー英語版とドロシー・デイヴィー(Dorothy Davey、ジョン・デイヴィーの娘)の息子として生まれた[1]。1701年11月19日に父が死去すると、アルトハム男爵の爵位を継承、1711年7月9日にアイルランド貴族院議員に就任した[1]

1703年4月8日、フィリップス・トンプソン(Phillips Thompson、1704年5月没、初代ヘイヴァーシャム男爵ジョン・トンプソン英語版の娘)と結婚した[1]

1707年7月22日、メアリー・シェフィールド(Mary Sheffield、1729年10月26日没、初代バッキンガム=ノーマンビー公爵ジョン・シェフィールドの庶出の娘)と再婚したが、1717年に別居してジョーン・ランディー(Joan Landy)を夫人とした[1]

1727年11月16日にインチコア英語版で死去、18日にダブリンクライストチャーチ大聖堂に埋葬された[1]。死去した時点で嫡子がいなかったとされ、親族のリチャード・アンズリー(後の第6代アングルシー伯爵)がアルトハム男爵の継承権を主張した[1]。リチャードの主張はアイルランド貴族院に承認され、彼は1727年11月28日に第5代アルトハム男爵としてアイルランド貴族院議員に就任した[1]。しかし、第4代アルトハム男爵の息子を称するジェームズ・アンズリー英語版(1760年1月5日没)がアルトハム男爵の継承権を主張して第6代アングルシー伯爵を訴え、1743年11月11日に審議が開始された[1]。ジェームズが第4代アルトハム男爵の息子であるという主張に対し、アングルシー伯爵はジェームズの母が正式に結婚していないジョーン・ランディーである(従って継承権のない庶子である)と主張したが、裁判ではジェームズの主張が認められ、第4代アルトハム男爵の遺産はジェームズに返還された[1]。アルトハム男爵の爵位も同時にジェームズに返還されるはずだったが、彼はアルトハム男爵の称号を使用せず、第6代アングルシー伯爵もアルトハム男爵の称号を引き続き使用したという[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1910). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Ab-Adam to Basing) (in English). 1 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. pp. 115–116.
アイルランドの爵位
先代:
リチャード・アンズリー英語版
アルトハム男爵
1701年 – 1727年
次代:
ジェームズ・アンズリー英語版法令上
リチャード・アンズリー(事実上



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