東金夢明とは? わかりやすく解説

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東金夢明

東金夢明の俳句

どこまでが花どこからが花の闇
ひぐらしや白木の箱は舟になる
出口なき穴の入口栗の花
初雪に火の匂いして安達が原
喉元は絶対見せぬ熟柘榴
壺割れてその内景の枯野原
奈落から蠅捕蜘蛛を連れてきた
尼寺の蛇の蛻は裏返し
打つたびに鉄美しき十二月
時間から零れたままの水蜜桃
木枯しの事の次第を聞いてやる
木棺のふたに小窓や雲に鳥
枯山河ひとつの石の在りどころ
楼蘭は時間の欠片春嵐
河骨のひとつ咲きたる後のこと
炎昼の兄の背中に展翅台
秋風のひとり芝居を見ていたり
窯変の始まっている冬の雷
芒原人差指は人を刺し
花冷えの関東平野あっ深爪
茎立ちの一男一女ありにけり
薬屋に寄り道をして穴惑い
裸木になっても父の匂いする
長き夜の結び目ばかり増えてゆく
霜柱死は慌てずに躊躇わず
髪洗いしずかに耳の伸びてゆく
鱗粉をこぼして夏が飛び立てり
鳥兜毒持つことは静かなり
鳴き砂というから鳴かす昼の月
黄昏の油地獄のかきつばた
 




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