たかはし のぶひろとは? わかりやすく解説

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高橋修宏

高橋修宏の俳句

かたまりて星雲をなす葡萄の実
余命とは未だ逢わざる槌の子ぞ
八月や指紋をひとつずつ消して
土踏まず空恐しき桜かな
地震を待つ千のまいまい記紀の山
天に浮くひとりのときの桜鯛
天の河その一滴に鱶泳ぎ
姉の身に地割れ及びて水仙花
抱擁の影を出てゆく草の絮
文楽の雪の昏きにある乳房
月光のあと恍惚となめくじら
林檎から原理が洩れてしまいけり
油断して芒は舌を見せにけり
浮きあがる夜は抹香鯨かな
涅槃図に行方不明の父の居て
漂うており炎天の朱の鳥居
煉獄は菜の花明りかもしれぬ
管楽器みな淫らなり十三夜
羽抜鶏跳べばあらわになるアジア
苜蓿踏みし者より兵となり
蛇苺ここに国家のはじまれり
蜃気楼途中に鬚を生やしおり
螢の火また結び目が見えており
蹠よりはみ出してゆく雪解川
遊ばれて昭和に戻るしゃぼん玉
陽炎の高さに少女歌劇団
青空のさみしさ匂う天瓜粉
麦秋や紙飛行機は戻らざる
麦踏むやメフィストフェレス背後より
黄沙降るたびに波立つ石舞台
黒揚羽昼の厠に入りきらぬ
 



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