SICF 概要

SICF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/05 15:25 UTC 版)

概要

2000年にスタートしたSICFは例年、ゴールデンウィークの四日間、スパイラルホール(スパイラル3F)を会場に開催される。
事前の書類審査を通過したクリエーター100組が前半二日間(A日程)、後半二日間(B日程)の50組に分かれ、各々の展示ブースで作品を展示・発表する。
会期最終日には審査会及び授賞式が開催され、A・B両日程を通じてグランプリ及び各賞が決定する。
グランプリを受賞した作家は、開催年の秋に青山通りに面したスパイラル1Fの展示スペースにて個展を開催する権利と制作費を獲得できる。またグランプリ含め各受賞者は、翌年のSICF開催期間にスパイラル館内で作品を発表する機会を与えられる。

SICFは出展者のジャンルを指定していないため、現代美術作家をはじめ、工芸、写真、ダンス、音楽、映像など多彩な作品が集まることが特徴である。なお、イベント名はすべての表現者を対象とする意味で「アーティスト」ではなく「クリエーター」と表現している。

作品の販売を目的としたフリーマーケットでない事も特徴である(但し作品の販売自体は規制されていないため可能)。また、出展者同士の出会いや来場したギャラリストやデザイナーとの交流の場といった側面も強い。このため、出展者は作品を設置して終了ではなく、会期中は会場に常駐し自身の作品を来場者にプレゼンテーションすることが求められている。

審査員及び顕彰

毎年、日本のカルチャーシーンを牽引する審査員が参加している。
グランプリ、準グランプリ、各審査員賞、来場者の投票によるオーディエンス賞がある。
会期最終日には授賞式及び受賞作品の公開講評会が開催される。

会場

スパイラル3Fのスパイラルホールに50のブースが設置される。
ブースのサイズは高さ2,400 x 幅1,650 x 奥行き1,650 mmのホワイトキューブ状のスペース。床は体育館の様な素材である。
照明は舞台用照明を上方から照射するが、電源利用を申請すれば別途持込の照明も利用可能。
映像作品など、暗環境を求められる作品の場合は、事前相談の上で対応している。
会場内は飲食不可だが、スパイラルホールのロビー(ホワイエ)には会期中カフェが併設され、飲食が可能である。


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