SH-06E 概要

SH-06E

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 14:15 UTC 版)

概要

SH-02Eの後継機種で、IGZO液晶はそのままに解像度がフルHDへとスペックアップしている。当初はdocomo NEXT seriesの端末として開発されていた。

キャッチコピーは「2日間を超えて次のステージへ、IGZO。」もしくは「感動が続く。驚きの省電力がパワーアップ、フルHD IGZO搭載の新ZETA」である。

SH-02Eでは画面内のオンスクリーンボタンを採用していたが、本機種では画面外に配置された静電容量式のタッチボタンを採用したことにより、4.8インチの画面全てが表示領域となった。

カメラは、シャープ独自の裏面照射型CMOSセンサーと「Bright Eye」と呼ばれるF値1.9の明るいレンズを新たに採用。また光学手ブレ補正や声でシャッターが切れる「Voice Shot」機能により、手ブレによる撮影の失敗を軽減できる。

ミュージックプレーヤーはWolfson社製の高音質の音楽専用LSIを搭載し、低消費電力設計により最長約75時間の長時間再生を実現。またFMトランスミッタを搭載している。

フルHDのIGZO液晶を全面的に打ち出すため、平たい丸い石を削り液晶をはめ込んだようなデザインとなっている。

なおバッテリーの取り外しは不可だが、バッテリーは内部の「アンテナ付き電池ロックユニット」で単にロックされているだけの「スロットイン方式」を採用している。端末背面の下部に設けられたカバーを外し、特殊な工具を使用することでドコモショップのスタッフがバッテリーを取り外せるようになっているため、電池交換の際はSH-02Eのような修理預かり(交換代金3,885円)だけでなく、ドコモショップ店頭でも対応可能(2,835円)。これはSH-02E(7,350円)の、預かり修理では約半額、店頭交換では半額以下である。ユーザーで取り外しができないことになっているため、ドコモのカタログでは「※バッテリーの取り外しはできません(バッテリーの交換は有料です)。」と強調されている。ただ、工具も市販のものを使えばユーザーでも交換は可能。

防水仕様端末であるが、microUSB端子は端子自体が防水になっており、他機種のようなカバー部からの浸水の恐れがない。

モバキャス(NOTTV)とQiワイヤレス充電に両対応するなど意欲的な機種であったにもかかわらず、この時期のドコモの「ツートップ」戦略の影に隠れてしまい早くから投げ売り状態となっていた。 タッチパネル感度への不満、ハード的にはBluetooth 4.0対応であるのにAndroid 4.4へのアップデートがなされなかったため活用できないなど、ユーザー満足度には難があったと言わざるを得ない面もある。


  1. ^ 対応プロファイル:HSP、HFP、OPP、A2DP、AVRCP、SPP、HID、PBAP、PAN、HDP、ANP、FMP、PASP、PXP、TIP
  2. ^ 受信時:100Mbps/送信時:37.5Mbps
  3. ^ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
  4. ^ 連続視聴時間:約480分
  5. ^ 連続視聴時間:約370分
  6. ^ WMA Losslessの再生が可能
  7. ^ 報道発表資料 : 「ドコモ スマートフォン AQUOS PHONE ZETA SH-06E」を発売 | お知らせ | NTTドコモ
  8. ^ Android(TM)4.4へのバージョンアップ予定製品について
  9. ^ Android OSのサポートが終了するとどうなる?リスクも解説”. 株式会社フラッシュエージェント. 2022年5月25日閲覧。
  10. ^ Android 4.4以下をご利用の方へ Yahoo! JAPANアプリのサポート終了について”. Yahoo Japan. 2022年5月25日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g AQUOS PHONE ZETA SH-06Eの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ
  12. ^ ソフトウェア更新(機能追加) | サポート情報 | AQUOS PHONE ZETA SH-06E | 製品ラインアップdocomo : SH DASH





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