Ksp 58 派生型

Ksp 58

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 00:34 UTC 版)

派生型

Kps58
空砲アダプタおよびレーザー交戦装置を取り付けたKsp 58B。弾帯は50発用ポーチに収められている。空包であることを示す為に弾頭が赤く塗られている。
Ksp 58
1958年に採用されたモデル。6.5x55mm弾スウェーデン語版仕様。
Ksp 58B
1970年代初頭に改修されたモデル。7.62x51mm NATO弾仕様[3]。歩兵用機関銃としては重量があり過ぎたKsp m/42Bスウェーデン語版(改良型M1919A6重機関銃)を更新した。照準器用ピカティニー・レールを追加したものはKsp 58B2と呼ばれる。Ksp 90採用後は主に郷土防衛隊で使用されている。
Ksp 58C
車載型。Stridsfordon 90歩兵戦闘車C型において、A型およびB型に搭載されていたKsp m/39スウェーデン語版(改良型M1919A4重機関銃)を更新する形で搭載された。Ksp 58Cの引渡しは2004年秋から始まった。
Ksp 58 Strv
車載型。銃床が除去されている。Strv.103戦車などに搭載された。
Ksp 58D
Ksp 58Bの近代化改修型。かつては「試験」(försök)を意味するFを付してKsp 57DFとも呼ばれた[3]。次のような改良点があるとされる[4]
  • 照準器用ピカティニー・レールの追加。試験モデルのうち半数は調整可能、半数は固定式のレール。
  • Aimpointスウェーデン語版製ドットサイトの採用。
  • レールの設置に伴い、キャリングハンドルの長さが従来の半分まで短縮される。
  • 折畳式銃床。
  • 銃身は従来より100mm短縮され、夜間射撃を考慮した消炎器が追加される。
  • 銃身のフルート加工。冷却効率の向上および軽量化を目的とする。
  • 射撃速度を調整するガス規整子は8点式から4点式に改められた。4段目は赤く塗装されており、緊急時のみ用いることを想定している。
  • 従来の50発用ポーチに代わる100発用ポーチ。
  • 新型の弾薬箱・付属品入れ。

従来のモデルと同等の機能を備えつつ、銃本体の重量は3kg軽量化されているという。

Ksp 58E
ドアガン型。Hkp 10およびHkp 15に搭載されている。

  1. ^ 7,62 mm kuulipilduja KSP-58”. Eesti Kaitsevägi. 2015年10月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Kulspruta 58 (B)”. SoldF.com. 2015年10月29日閲覧。
  3. ^ a b Lindfors, Urban (2005). Petersson, Ulf. red. ”Truppförsök med renoverad och modifierad ksp 58B”. Insats & Försvar (Försvarsmakten) (2): sid. 27. 1652-3571.
  4. ^ General Purpose Machine Guns of Sweden”. Gothia Arms Historical Society. 2015年10月29日閲覧。


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