夜明けの刑事 DVDなど

夜明けの刑事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/11 01:06 UTC 版)

DVDなど

2023年9月時点で「夜明けの刑事」「新・夜明けの刑事」「明日の刑事」のDVD・ブルーレイの発売はされていない。

登場人物

鈴木勇刑事(巡査): 坂上二郎
本作の主人公。一度クサいと睨んだ容疑者を執拗なまでにマークする事から、付いたあだ名が「スッポン刑事」。涙もろく、人情深い性格で、それが仇となって捜査上ミスを犯す事も多々ある。黒田からよく陰口を叩かれるほど刑事としては少々気の弱い性格だが、持ち前の粘り強さと馬鹿力で事件を解決して行く。また、変装を得意としており、潜入捜査時には酔っ払い(第13話、第25話)、タクシー運転手(第19話)、ストリップ劇場の呼び込み(第38話)、サーカス団のピエロ(第75話)、山伏(第96話)等に変装している。汗かきでしきりにハンカチで顔を拭う癖がある。鹿児島県出身で独身、劇中では得意の歌を披露する場面が度々ある。
池原雄介刑事(巡査): 石橋正次(1975年10月まで)1 - 42話
熱血漢の若手刑事で鈴木刑事とコンビを組むことが多い。血の気が多く喧嘩っ早い性格だが、逮捕した強盗殺人犯の青年から「一目でいいから母親に会わせてほしい」と懇願され、それとなく会わせてやるなど(第24話)、心優しい一面も持ち合わせる。母親と妹が一人いる。
小林敦刑事(巡査): 鈴木ヒロミツ
三枚目で刑事課のムード・メーカー的存在。太った体型に長髪、丸眼鏡がトレードマーク。当初はドライな性格で相馬課長の強引な命令に嫌気をさして黒田刑事に「早いとこ他の署に転勤しないとこの首が危ないよ」と愚痴っていた(第2話)。腕っ節はからきし駄目だが人一倍責任感が強く、自身が人質となったスナック篭城事件の際、負傷しながらも丸腰で犯人・横山(三上寛)に飛び掛り事件を解決させる等、回を重ねる毎に刑事として大きな成長を遂げた(第93話)。
黒田俊夫刑事(巡査部長): 藤木敬士
刑事課の中では一番の堅物刑事。こまめに警察手帳にメモを取るなどエリート然としていながら、ミスを犯す鈴木刑事に対して平然と陰口を叩くほどの性格。二枚目的な風貌だが、第86話では鈴木刑事とプロレス興行会社へ潜入捜査の際、得体の知れない中国人に変装している。またシリーズ後半ではコミカルな一面も見せた。
相馬一郎課長(警視): 石立鉄男(1976年8月まで)1 - 82話
「鬼の相馬」の異名を持つ、日の出署刑事課の刑事課長。他署で警部として指揮を執っていたが日の出署へ着任のときに警視に昇格、本人の強い意向で現場配属を希望し日の出署刑事課長となる[1]。また日の出署の東英介署長からの信頼も厚い。日の出署の名物課長鬼の相馬との評判がありべらんめぇ口調で普段から言動が荒っぽく、捜査上ミスをした部下には容赦なく怒鳴りつける反面、裏ではさりげなくフォローする優しさも見せる、厳しくも部下思いの上司である。外に出る時はいつもサングラス姿になることが多い。第82話で日本一の広域暴力団・仁内組を壊滅する為に自らスパイとなって仁内組に捜査情報を漏らし、見返りに報酬を受け取る違反行為を繰り返し鈴木から非難されるも耳を傾けず、仁内組のピストル製造工場にて日の出署に連絡している所を見つかり生命の危機に晒されるが、最後は鈴木、小林、黒田らの援護もあり仁内組長(加藤嘉)以下全員を逮捕。しかし事件解決後、背任行為の責任を取り刑事を辞職し日の出署を去る。捜査課(刑事課)を後にする時は涙姿を見せないよう後ろ姿で部下の名前を呼び上げそのまま検察庁へと行く姿でエンドクレジットとなる。
山本宏刑事(巡査): 水谷豊(1975年10月から1976年4月まで)43 - 67話
池原の後任の若手刑事。正義感が強くひたむきで純粋だが感情的になりやすく、捜査方針を巡って先輩刑事に食って掛かるなど気性の激しい面も見せる。第67話で男性4人が次々と殺害された連続殺人事件の捜査方針を巡って相馬課長と対立。後に相馬に窘められるが、相馬と共に犯人・沢木(長門裕之)を追い詰めた際、自らの勇み足で相馬に重傷を負わせてしまい自責の念に駆られる。その後、迷宮入りしていた沢木の妻と娘が殺害された事件の真犯人の一人で、沢木からも命を狙われていた5人目の男・横地(柴田侊彦)を逮捕するが、事件解決後、「一人前の刑事になる為に暫く旅に出て、自分を鍛え直す」と休職届を出し、日の出署を去る。
中村真吾刑事(巡査): 山本伸吾(1976年5月から)73話 -
三代目の若手として赴任して来た新米刑事。前任の池原、山本両刑事と比べて、マイペースで温厚な性格な為か少々頼りない印象を受ける。第73話の着任早々、自分の友人が通り魔殺人事件の容疑者として疑われている事から報告を怠ったため相馬らに激しく叱責されるも、自ら囮になり事件解決の決め手を作った。華奢な体格の割に柔道やボクシングの心得がある。稀に相馬課長や小林、黒田から「真吾」と呼ばれる。
警視庁警視・石田喜一:(日の出署刑事課長代理)(相馬課長の先輩)神山繁(1976年8月から9月まで)83 - 86話
第76話に初登場の時は相馬課長から「警視庁本庁の警視正・・」と言われたが第83話に改めて登場した際は自ら「相馬の先輩警視として」と発言している。第82話で相馬課長が辞職した為、一時空席となった刑事課長の代理として本庁から赴任してきた。なお、演じた神山は本庁警備局長・田宮(第38話)、矢崎刑事部長(第56話、第67話)と、それぞれ別の役でも出演している。
柴田武課長(警部): 佐藤允(1976年9月から)87話 -
第87話より登場の刑事課長。強面で沈着冷静な性格だがユーモラスな面も持ち合わせる。コーヒー好きで刑事部屋では自分で炒れて飲んでいる姿も見受けられる。刑事課唯一の妻子持ちであり、妻に電話で夕食の材料を買って帰る様に頼まれていた(第93話)。また、五才の娘がいる(第106話)。
大野治子刑事(警部補): 長山藍子(1976年9月から)87話 -
刑事課初の女性刑事。本庁の少年係にいた経歴から、未成年者が関与した事件の捜査では中心的な役割を担う。外見に似合わず犯人逮捕の格闘の際には男勝りな一面も見せる。鈴木刑事とコンビを組む事も多く、夫婦に化けて潜入捜査(89話)もした。
奥山陽子婦警(巡査):風間祐子 (セミレギュラー・第69話まで)
日の出署刑事課に勤務する婦人警官で、お茶汲みや資料整理が主な仕事。第66話では看護婦に変装して犯人逮捕に協力した事もある。第69話で退職した[2]
菊平:車だん吉(セミレギュラー・第87話から)
日の出署刑事たちの行きつけの飲み屋「寿美」の主人
幸一:中島茂樹(セミレギュラー・1976年10月から)
「寿美」の板前
警視庁日の出署・東英介署長(警視正):宇津井健(特別出演)1 - 5、7、8、14、43話
相馬課長を日の出署へ推薦した人物、登場のたびに相馬課長を援護する。妻帯者で世田谷区内の庭付き一戸建てに住んでいる。また第5話で出て来た飼い主が亡くなった犬を引き取って世話をしている。

スタッフ

  • 脚本:放映リスト参照
  • 企画:野添和子(大映テレビ)
  • プロデューサー:野添和子(第46話まで、第47話以降は「企画」としてクレジット)、 春日千春(第87話から)、千原博司、野木小四郎(大映テレビ)、安田孝夫、樋口祐三(TBS)
  • 制作主任:加治屋常幸
  • 制作協力:浅井企画
  • ナレーター:芥川隆行
  • 監督:放映リスト参照
  • 助監督:合月勇、田中秀忠、丸山豊、平田道夫
  • 音楽:星勝
  • 制作:大映テレビ株式会社、TBS

  1. ^ TVガイド』発行:東京ニュース通信社(1974年10月4日号)「新番組を見逃すな!ドラマ解説」101-102頁。
  2. ^ 理由に関しては語られなかったが、鈴木刑事の見送りを受けながら円満な形で日の出署を去った。
  3. ^ 番組クレジットでは『渡辺篤』名義となっている。
  4. ^ a b プロ野球中継により放映が延期されたため。






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