僕だけがいない街 概要

僕だけがいない街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 14:20 UTC 版)

概要

過去に戻る力(作中での呼称はリバイバル)[注 1]を持つ主人公が、過去に戻り自分と周囲の人々を襲う悲劇を回避するサスペンス漫画である。単行本は本編は全8巻。『ヤングエース』(KADOKAWA)にて、2012年7月号から2016年4月号まで連載された。『このマンガがすごい!2014』オトコ編第15位。『マンガ大賞2014』第2位。

作者は、「作中の雛月が明るいガラスの前に立っているところは『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の水族館でガラスの前にラムがいるイメージ」とインタビューで話している。

原作とは別視点で描かれたノベライズ小説『僕だけがいない街 Another Record』(著者:一肇)が電子書籍雑誌『文芸カドカワ』(KADOKAWA)にて2015年11月号から2016年2月号まで連載されたほか、2016年1月から同年3月までテレビアニメが放送された。また、同年3月に実写映画が公開された。実写映画化は単行本第2巻の発売前に決定している[2]

本編の連載終了後、本連載と同じく『ヤングエース』にて2016年7月号から12月号までメインキャラクターに焦点をあてた短編集である外伝『僕だけがいない街 Re』が連載された。連載分は「Re」のタイトルは使用せずそのままコミックス第9巻として発売された。

原作は2017年10月、フランスのSF専門出版社「ActuSF」が選ぶ「歴史改変SF大賞」(Prix ActuSF de l'uchronie)にて「グラフィック賞」に選出された。これは日本の漫画としては初となる[3][4]。2017年12月にNetflixにより連続ドラマ化された[5]

2020年12月時点で、紙と電子書籍を合わせた累計部数は549万部を突破している[5]


  1. ^ この能力の説明として、作中ではあらすじに記載の「再上映」という言葉だけが使われ、「タイムリープ」や「タイムトラベル」という言葉は使われない。1巻裏表紙の内容紹介では、「時が巻き戻る」という表現が使われている。
  2. ^ a b 作中では当初「28歳」と書かれていた(初版初刷2巻63-64頁など)が、1988年3月に5年生の誕生日(11歳)を迎えるためには2006年5月の時点では29歳である必要があり、矛盾していた。本件については6巻巻末のあとがき漫画「非日常的な日常」で、作者本人のミスであったと謝罪し、29歳であると訂正している。





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