ブレイ (ダンジョンズ&ドラゴンズ) ブレイ (ダンジョンズ&ドラゴンズ)の概要

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ブレイ (ダンジョンズ&ドラゴンズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 16:29 UTC 版)

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ブレイ
Bulette
特徴
属性真なる中立
種類魔獣 (第3版)
画像Wizards.comの画像
統計Open Game License stats
掲載史
初登場ドラゴン』創刊号 (1976年6月)

掲載の経緯

プレイの元ネタとなったプラスチック人形

ブレイはオウルベアラスト・モンスターなどと同じく、ゲイリー・ガイギャックスが自作のミニチュアゲーム、『チェインメイル』の駒として購入した香港製のプラスチック人形から着想を得たキャラクターである[1]

ブレイが初めて登場したのは、『ドラゴン』創刊号(1976年6月)の“CREATURE FEATURES”欄で、そこには「つい最近まで絶滅しているかと思われていたこの来訪者は、アルマジロカミツキガメの合いの子みたいだ」と紹介されている。

AD&D 第1版(1977-1988)

アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ(AD&D)第1版では『Monster Manual』(1977、未訳)にて、「狂った魔道士がデーモンの霊液でアルマジロとカミツキガメを交配させた実験結果」と紹介された。また、『ドラゴン』74号(1983年6月)には“ブレイの生態”特集が組まれた。

AD&D 第2版(1989-1999)

AD&D 第2版では『Monstrous Compendium Volume 2』(1989、未訳)に登場し、『Monstrous Manual』(1993、未訳)に再掲載された。
また、『ダンジョン』37号(1992年9月)掲載の冒険シナリオ“The White Boar of Kilfay”にブレイ・ミューテーション(bulette-mutation)が登場した。

D&D 第3版(2000-2002)、D&D 第3.5版(2003-2007)

D&D第3版では『モンスターマニュアル』(2000)に登場し、3.5版でも改訂版『モンスターマニュアル』(2005)に登場した。

第3版『Manual of the Planes』(2001、邦題『次元界の書』)では、秩序の次元界に棲息するより完全な造形をしたアキシオマティック・クリーチャー(Axiomatic Creature)の一例として、“パーフェクト・ランドシャーク”こと、アキシオマティック・ブレイ(Axiomatic Bullete)が登場した。

D&Dでの和風世界、オリエンタル・アドベンチャーの特集を組んだ『ドラゴン』289号(2001年11月)には、ジェームズ・ジェイコブスよる“Thunder and Fire -The World of the Kaiju-”が掲載され、巨大モンスター、カイジュウ(Kaiju)の一例として、“カイジュウ・ブレイ”ガレショナ(“Kaiju Bullete”Gareshona)が紹介された。

エベロン世界のサプリメント、『Five Nations』(2005、邦題『五つ国:ファイブ・ネイションズ』)では、長年アンデッドを捕食し、屍毒の感染者と化したカルナシ・ブレイ(Karrnathi Bulette)が登場した。

D&D 第4版(2008-)

D&D第4版では、『モンスター・マニュアル』(2008)で、通常のプレイに加えて、ダイア・ブレイ(大ブレイ)が登場している。

また、エッセンシャルズのモンスター集、『Monster Vault』(2010、未訳)では、上記2種らに加え、ヤング・ブレイ(若いブレイ)が登場している。

D&D 第5版(2014-)

D&D第5版では、『モンスター・マニュアル』(2014)に登場している。

D&D以外のテーブルトークRPG

パスファインダーRPG

D&D3.5版のシステムを継承するパスファインダーRPGにてブレイは『ベスティアリィ』(2009)に登場している。モンスターの詳細を記したサプリメント、『Dungeon Denizens Revisited』(2009、未訳)にはプレイも掲載されている。

13th Age

D&D第4版デザイナー、ロブ・ハインソージョナサン・トゥイートによるd20システム使用のファンタジーRPG、13th Ageにてブレイは『The 13th Age Bestiary』(2014、未訳)に登場している。


  1. ^ The Surprising Inspiration for Dungeons & Dragons' Weirdest Monsters”. Emily Stamm. 2013年12月24日閲覧。
  2. ^ Dungeons & Dragons Roleplaying Game Official Home Page - Article (Giants of Legend)”. Wizards of the Coast LLC. 2004年6月17日閲覧。
  3. ^ a b c Clinton Boomer, Jason Bulmahn, Joshua J. Frost, Nicolas Logue, Robert McCreary, Jason Nelson, Richard Pett, Sean K Reynolds, James L. Sutter, and Greg A. Vaughan. 『Dungeon Denizens Revisited』 (2009、Paizo Publishing) ISBN 978-1-60125-172-5
  4. ^ a b c マイク・ミアルズ、スティーヴン・シューバート、ジェームズ・ワイアット『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版基本ルールブック3 モンスター・マニュアル』ホビージャパン (2009) ISBN 978-4-89425-842-6
  5. ^ a b デイヴィッド・クック他『Monstrous Compendium Volume Two』TSR(1989)
  6. ^ a b c d スキップ・ウィリアムズジョナサン・トゥイートモンテ・クック 『ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック3 モンスターマニュアル第3.5版』ホビージャパン (2005) ISBN 4-89425-378-X
  7. ^ a b Jason Bulmahn『Pathfinder Roleplaying Game: Bestiary』Paizo Publishing (2009) ISBN 978-1601251831
  8. ^ 『フォーゴトン・レルム探訪』のカード”. MTG公式サイト. 2021年11月8日閲覧。


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