ゼロ (KOF) 技の解説

ゼロ (KOF)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 15:58 UTC 版)

技の解説

通常投げ

邪骸喰刹
相手の胸倉を掴んで持ち上げてから、後方の地面に叩き付ける。投げ抜けもダウン回避も不可だが、『2002UM』のクローンのみダウン回避が可能。

特殊技

幻魔刻衝
クローンとオリジナル共通の技。その場で片腕を勢いよく打ち下ろす。技モーションは上記の投げ技「邪骸喰刹」と同じである。地上で食らった相手はうつ伏せダウンして、空中で食らった相手は叩き付けダウンする。通常技からキャンセルで出すと、必殺技によるキャンセルがかかるようになるのでダウンは奪えない。しゃがみガードができず、ダウン回避もできない。
オリジナルのものはコマンドが特殊で、正確に入力しないと「ストライカー・クリザリッド」が暴発する。『2002UM』ではストライカーが必殺技になったため、クローンと同じコマンドに変更されている。
ストライカー(オリジナルのみ)
あくまで特殊技という扱いのため、コマンドを入力すればいつでも呼び出すことができる。使用回数も制限は無く、何度でも呼び出し可能。3種を順次に呼び出すこともできる。なお、『2001』のPS2版では通常キャラクターを選択した場合、通常のストライカーとして使用可能である。
『2002UM』では必殺技に昇格。こちらはストライカーの動作が速められている代わり、無敵時間が無くなりゼロ本体に長い硬直が追加されたため、連続で3種を呼び出すことはできなくなった。
グルガン
オリジナルに飼われている黒ライオンで、彼が戦闘中に呼び出すストライカーの1匹。斜め上から急降下し、爪で切り裂く。切り裂かれた相手は高く吹き飛び、追撃が可能。お互いに画面端にいるほどでなければグルガンの攻撃は相手に届く。攻撃後、グルガンは1度咆えて画面から飛び去る。
前作『2000』の紅丸チームのエンディングで初登場した元飛賊の長で、オリジナルが戦闘中に呼び出すストライカーの1人。相手のいる場所より1キャラクター分移動した所に姿を現し、両手で突きを放つ。その後、龍は骸骨の姿になって笑い声を残しつつ画面から消える。この攻撃はクリティカルワイヤーで、食らうとワイヤーダメージ(画面端まで吹き飛んでからはね返る)となり、ガードした相手を必ずガードクラッシュに陥らせる。しかし『2002UM』ではカウンターヒットしないとワイヤーダメージは発生しなくなった。CPUオリジナルゼロは龍を呼び出した直後に超必殺技「白羅滅精」を出してくることが多い。
クリザリッド
前々作『'99』の最終ボスで、オリジナルが戦闘中に呼び出すストライカーの1人。画面端からオリジナルのいる場所と同じ場所に現れ、しゃがみ込んだ後に足を振り回して竜巻を発生させる必殺技「テュホン・レイジ」で攻撃する。「テュホンレイジ」は3ヒットし、相手は食らい判定を残しながら垂直に浮き上がってダウンする。浮いている間に追撃が可能。
『2002UM』では動作が速くなった。

必殺技

斬風燕破・叛鏡
身に纏うスカートを、前方(斜め上)に振り上げる。攻撃は複数ヒットし、最後までガードした相手を必ずガードクラッシュに陥らせる。食らった相手は鮮血を吹き出し、体が反転して錐揉み回転しながらダウンする。「斬風燕破」各種は、技後に一定の硬直が生じる。また、技が決まればダウン回避はできないが、地上で相手の攻撃と相打ちになった場合、相手はのけぞるのみ。
斬風燕破・殺魔
身に纏うスカートを、上方へ振り上げる。攻撃判定が出ている間は全身無敵。また、スカートで飛び道具をはね返すことも可能で、「覇王翔吼拳」を初めとする超必殺技の飛び道具をもはね返す。
斬風燕破・凰牙
スカートを振り上げながら跳び上がり、円を描くように体を大きく回転させて前方へ突進する。
オリジナルの場合、後述の「翔覇」の代わりとして弱と強では跳び上がる高さが異なるようになっている。
斬風燕破・翔覇(クローンのみ)
スカートを振り上げつつ、体を大きく回転させながら斜め上に高く跳び上がる。動作自体は「凰牙」とほぼ同様だが、着地の仕方が僅かに異なり、足を揃えて画面に背を向けた状態で着地してから振り返る動作となる。
対空迎撃技として抜群の性能を誇るが、外れたり、ガードされたときの隙は非常に大きい。「殺魔」「凰牙」「翔覇」は、出際に無敵時間がある。
魔舞紅躁(クローンのみ)
残像を付けながら低い姿勢で屈む。相手に触れると背後を向いてオーラを発し、ダメージを与えて吹き飛ばす投げ技属性の技。相手は錐揉み回転しながら吹き飛びダウンする。屈みきる少し前までゼロ本体は無敵状態であり、相手を捕えなかった場合は立ち上がってから振り向き、一定時間硬直する。
疾火煌陣(クローンのみ)
自分の足元から前方へ紫色の影を伸ばして相手を捕えると、ゼロが一瞬で相手の目の前に移動してから、立ち強パンチ1発と強キック3発による計4発の連続攻撃を叩き込んで吹き飛ばす。『2000』では攻撃判定があるのは影の先端のみであり、ある程度間合いを離して出さないと技は無効に終わることが多かったが、『2002UM』では攻撃判定が広くなった。影が消えるまでは、ゼロ本体は無敵状態であり、影が消えてからは一定時間硬直する。

超必殺技

獄鎖斬陣
「斬風燕破・殺魔」から「凰牙」を続けて出す。「斬風燕破」と同様に出際に無敵時間があり、ガードした相手をガードクラッシュさせる。
クローンは「殺魔」から「凰牙」を2回繰り出して「翔覇」を叩き込む。オリジナルは「殺魔」から小さく宙に浮かびつつ「凰牙」を2回繰り出し、強の「凰牙」を決める。
密着状態で決めると、クローンは30ヒット、オリジナルは31ヒットする。また、クリーンヒット時は体力の半分以上を減らすほどの威力となり、特にオリジナルの場合はイグニスの「ブルータル ゴッド プロジェクト」に匹敵する。ただし技後の硬直時間は長く、ガードすればゼロに対する反撃が間に合う。また、(ガードキャンセル)緊急回避で背後を取られるとゼロ本体は隙だらけとなる。
白羅滅精
クローンはその場に屈んで地面に片手を突き立て、オリジナルは直立姿勢で片手を握ると、背景が暗転し、空間にブラックホールができる。そして、左右から黒い巨大な球が弧を描いていく。画面全体攻撃であり、どこにいても回避はできない。コマンド完成直後から攻撃判定が消滅するまで、ゼロ本体は無敵状態に包まれる(この技を発動したときに飛び道具が画面内にあると、球に向かって吸い込まれるように消えていく)。ヒット数は通常は8だが、ゼロ本体と中央の球に挟まれるように食らうと倍の16になる。また、この技がカウンターヒットすると通常時の半分以上のダメージとなる。技後の隙はオリジナルの方が少ない。
『2002UM』ではヒット数の少ない通常版が追加され、上述の性能はMAX版に変更されているが両方ともに威力が下がっている。また同作のクローンのみ「どこでも判定」になっており、ダウン中でもヒットする。
暗琉天破
『2002UM』におけるクローンのMAX2。「魔舞紅躁」と同様のオーラが当たると、「白羅滅精」で相手を飲み込み、暗闇の中で無数の攻撃を浴びせるコマンド投げ。
投げ間合いが2キャラクター分ほどもあり、空振りしても隙は少ない。
極星冥界陣
『2002UM』におけるオリジナルのMAX2。立ち強パンチが相手に当たると、龍が相手の肉体と魂を分離させ、ゼロが本体を暗闇に隠す。その後にストライカー3人が暗闇の中で魂に連続攻撃を加える。攻撃が終わると撤退し、ゼロが魂を本体に戻すと相手がダメージを受ける。
始動技の強パンチはリーチこそ短いものの「どこでも判定」のため、相手がいかなる状態でも決められる。また動作中は完全無敵状態。

注釈

  1. ^ なお、リングとの入れ替わりは「変身能力」を用いたとされており[3]、クローンは自身のこの力を「化粧」と称している。ゲーム中の気絶時のモーションは「変身能力」が崩れたことから顔の部分が不気味に歪むものとなっている[要出典]
  2. ^ ゲーム中ではゼロから「クローン・リング」と呼称されているが、(リングの姿になった)ゼロ自身のクローンであるとする記述もある[4][5]
  3. ^ 文脈を見る限りでは文章が意味不明であり、ゲームをクリアして初めて意味が解るようになっている。
  4. ^ 遺体の性別が男性と聞くまでラルフはこの遺体をウィップのものと早合点していた。
  5. ^ 勝利すると、主人公チームに対しては「愚か者」、ネスツチームに対しては「ゴミ」と吐き捨てる。

出典



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