コース (ゴルフ) コース (ゴルフ)の概要

コース (ゴルフ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/31 19:13 UTC 版)

レイアウト例:
(1)ティーイングエリア (2)川 (3)ラフ (4)OB(Out of Bounds) (5)バンカー (6)池 (7)フェアウェイ (8)グリーン (9)ピン (10)カップ

概要

コースは、ティーイング・エリアジェネラルエリアペナルティ・エリアバンカーパッティング・グリーンの5つに区分される[1]。また、プレーの禁止されている区域をアウト・オブ・バウンズOut of Boundsまたは略称でOB(オービー))といい、通常、白杭を結んだラインが境界線になっている[3]

なお、2019年のルール改正前は、ティーインググラウンド、スルーザグリーン、ハザード、グリーンに区分されていた(ティーグラウンドについてはティーイングエリアを参照[4])。

ティーからグリーン中央までの距離を「全長」と呼び、それによってパー(基準打数)の数が決まる。男子の場合は250ヤード以下がパー3、251-470ヤードがパー4、471-690ヤードがパー5、691ヤード以上がパー6となり、女子の場合は210ヤード以下がパー3、211-400ヤードがパー4、401-575ヤードがパー5、576ヤード以上がパー6となる[要出典]。日本ではパー3のコースを「ショートホール」、パー4のコースを「ミドルホール」、パー5のコースを「ロングホール」と呼ぶが、日本以外ではほとんど使われていない。なお、全長はティーからグリーン中央までの直線距離ではなく、理想的なショットを図面上で見た場合の距離の合計で測られる。パー3のコースの場合、1打目、2打目、3打目の理想的な落下地点を直線で結んだ距離の合計が全長となる。この際にコース上の起伏は考慮されない。また、実際にゴルファーが歩く距離はボールが飛ぶ方向に依存するため、コースの全長より長くなる(ホールインワンを出した場合などを除く)。

ティーイング・エリア

各ホールの1打目を打つためのスタート地点をティーイング・エリア(Teeing area)と呼ぶ(2019年ルール改正前の名称はティーインググラウンド[4])。1打目はティーの上にボールを置き(ティーアップ)打つことができる。スタート時間に遅れた場合は2罰打、5分以上遅れると競技失格となる[5]

各ホールには複数のティーイングエリアが設置されており、競技によって使用個所が変わる。レディースティー、フロントティー、レギュラーティー、バックティーなどがある。

ジェネラルエリア

プレー中のホールのティーイング・エリア、ペナルティ・エリア、パッティング・グリーンを除くエリア[1]。2019年ルール改正までスルーザグリーン(Through the Green)と呼ばれていた区域に相当する[5]。主に フェアウェイ(芝が短く刈り込まれている区域)とラフ(芝が長い状態の区域)からなる。


  1. ^ a b c 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、14頁
  2. ^ a b c ウォーターハザードの改名<新ルール>で何がどう変わる? Golf Digest Online Inc、2021年5月11日閲覧。
  3. ^ a b c 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、16頁
  4. ^ a b c 新しいゴルフ規則について 日本橋・グリーンゴルフ、2021年5月11日閲覧。
  5. ^ a b 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、38頁
  6. ^ a b 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、35頁
  7. ^ 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、17頁
  8. ^ 『ゴルフルールBOOK』新星出版社、2018年、15頁


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