クロノ・ハラオウン 使用魔法

クロノ・ハラオウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 14:48 UTC 版)

使用魔法

スティンガースナイプ(Stinger Snipe)
魔力光弾(スティンガー)をコントロール、一発の射撃で複数の対象を殲滅する誘導制御型射撃魔法。
発射後、光弾は術者を中心に螺旋を描きながら複数の目標を貫通しながら攻撃する。
また、ある程度魔力を失った時点で空中にて螺旋を描きつつ魔力を再チャージした後、術者のキーワードで再度加速してさらに攻撃する。
なお、使用時にクロノが発する「スナイプショット」は弾丸加速のキーワードである。
スティンガーレイ(Stinger Ray)
高速な光の弾丸を発射する直射型射撃魔法。
威力自体はそれほど強くはないが、速度とバリアの貫通能力が高いため、対魔導師用としては優秀な魔法。
『第1期』第8話で、フェイトを撃墜したのもこの魔法。
劇場版のキャラクターコメンタリー中では、近くで見ると目で見えないほどの速度であると言われている。
ブレイクインパルス(Break Impulse)
単体目標を粉砕する近接魔法。
杖または素手での接触により、目標の固有振動数を割り出した上で、それに合わせた振動エネルギーを送り込んで粉砕する魔法。
時の庭園で大型の傀儡兵を粉砕している。
ブレイズキャノン(Blaze Cannon)
熱量を伴いながら、対象を破壊する直射型砲撃魔法。
『第1期』第12話で傀儡兵に対してクロノが放ち、その隙をついてなのは達を動力炉に向かわせた。 またプレシアのところに着く直前 に、瓦礫を粉砕したのもこの魔法と考えられる。
大威力の瞬間放出を上手く制御して、長時間放出による隙を作らないような調整をされている。
設定上では第1期直後のディバインバスターと同威力でかつディバインバスターよりも発射速度が速い魔法である。『A's PORTABLE』でも存在するがそのあたりの再現性は低い。
バインド系
拘束用の魔法で、相手の手足や全身をリング状の魔力で縛り上げる。
ディレイドバインド(Delayed Bind)
設置型捕縛魔法。
特定空間に進入した対象を捕縛する。 クロノが、嘱託魔導師試験の戦闘試験でフェイト相手に使った。
描写では、チェーンバインドと同様に魔力の鎖で相手を捕らえていた。
また、不可視の捕縛魔法であるらしく、攻撃に傾倒しすぎるフェイトでも見破ることができなかった。
この時、クロノは他の魔法(ブレイズキャノン)の発射前に予めこちらを詠唱をしておくという戦法を見せている。
『A's PORTABLE』でも使っており、相手からは発生時にしか見えない仕様となっている。また、溜めると相手をゆっくりと追尾する効果もある。『-THE GEARS OF DESTINY-』では追尾効果付きのほうは「ハウンドスフィア」という別名が与えられている。
詠唱は、「蒼窮を駆ける白銀の翼、疾れ風の剣」。
ストラグルバインド(Struggle Bind)
対象の動きを拘束し、なおかつ対象が自己にかけている強化魔法(変身魔法等)を強制解除する捕獲魔法。
展開した魔法陣から伸びる魔力で編まれた縄で対象を捕捉する。
アルフなど、魔力で体を構成した魔力生物に対しては武器にもなる。
魔法による一時強化が施された対象や魔法生物に対して高い効果を持つ反面、副効果にリソースを振っている分、射程・発動速度・拘束力に劣る面がある。
実際に、『A's』第10話において使用したクロノ自身もあまり使い道が無いと評していた。
だが、仮面の戦士を拘束しつつ正体を暴くには、まさにうってつけの魔法だった(強化魔法を施した使い魔(魔法生物)であった為)。
クロノが独学で身につけた魔法であり、彼の魔法の師匠であるリーゼアリアも驚いていた。
『A's PORTABLE』でも使っており、溜めナシだと普通のバインドだが、溜めると相手MPを強制的に全消費させる効果が付加されている。『-THE GEARS OF DESTINY-』ではMP全消費効果がオミットされているが、溜めなしのほうは拘束時間が短いかわりに全キャラ中もっとも隙の少ないバインド技となっている。
スティンガーブレイド・エクスキューションシフト(Stinger Blade Execution Shift)
『A's』第4話でクロノが使用した広域攻撃魔法。
魔力刃「スティンガーブレイド」の一斉射撃による中規模範囲攻撃魔法。 画面で確認できるだけでも、その数は100を越えていた。
魔力刃一つ一つを環状魔法陣が取り巻いており、発動時に一斉に目標に狙いを定めるのが印象的。
だが、ザフィーラのバリアを抜けたのは、映像で確認できるのは3発だけであった。
また、魔力刃の爆散による視界攪乱の効果もあり、武装局員が強装結界強化・維持の為に散開した隙をつかれないようにしていたものと思われる。
エターナルコフィン(Eternal Coffin)
ストレージデバイス「デュランダル」にプリセットされている広域攻撃魔法。
本来はランクSオーバーの高等魔法であるが、デュランダルの氷結特化性能とクロノが長年培った魔力変換・温度変化技能が合わさりほぼ完全な形で使用されている。
デュランダルにあらかじめセットされている広域凍結魔法であり、『A's』第10話で言及された「極大の凍結魔法」がおそらくこれであろうと思われる。 攻撃目標対象を中心に、付近に存在するもの全てを凍結・停止させることを目的とした魔法であり、その威力は「闇の書の闇」を海ごと凍らせた。
温度変化魔法であるため通常のバリア・シールドでは防御はきわめて困難であり、これの対象とされたものは温度変化防御のフィールド系防御で対抗せねばならない。
同時に「攻撃対象特定が困難」「発動が遅い」「消費魔力が大きい」という欠点も抱えているが、対大型対象戦や集団戦においては戦局を変える切り札となり得る。
通常の生命に用いた場合この魔法は対象生物の命を奪うことはなく、破壊や加熱などで外部から凍結が解除されない限りその対象を半永久的に凍てつく眠りへと封じ込める。
『A's』第12話では、主を失い純魔力的存在と化した「闇の書の闇」はもはや完全凍結が不可能であり、凍結後すぐに中核部分を再生されてしまったが、それでもそのあらゆる攻撃に対し無限再生を繰り返す体の大部分を凍結・停止させ、なのは達の砲撃が照射されるまでその活動をほぼ押さえ込むことに成功。 文字通り、戦局を好転させる切り札として使用された。
『A's PORTABLE』でも使うが、攻撃方法や台詞が大きく異なる(アニメでは、下記の詠唱を唱え、冷気らしきものを使って相手を凍らし攻撃するが、ゲームでは、詠唱を唱えず、氷弾を使って攻撃していた)。
詠唱は、「悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ 凍てつけ!」。

  1. ^ 第1期の小説版では執務官暦3年となっており、合格は11歳時となる。アニメ版での設定は明かされていない。
  2. ^ 特になのはに恋愛感情を抱いていたと思われた第1期やA's序盤においては、なのはと仲の良いユーノに嫉妬の感情を抱いていたのが原因とも思われたが、真偽は不明。
  3. ^ 旧公式ページのweb拍手レス2005/11/21を参照。「なのはよりもびみょーーーに上限値が低いくらいで、さしたる差はない」とのこと。
  4. ^ なお、『StrikerS』においては高橋は新たにキャロ・ル・ルシエを、杉田は引き続きクロノを演じている。
  5. ^ 本人は、収集された覚えがないので驚いていたが、エイミィからは「生真面目だからじゃないの」と冗談とも本気ともとれる発言をされており、ヴィータシナリオでは、守護騎士であるヴィータも驚いていた。このシナリオでのクロノ本人曰く、闇の書に蒐集されなくても闇の書の闇と直接的な戦闘を行った者の記憶や思いも再生されるらしい。このシナリオで既に守護騎士達と和解していることがわかる。はやて曰く、「偽者でもカタブツ」とのこと。
  6. ^ その後、エイミィから「そういうところが可愛くもあるんだけどね」と小声で言う場面があり、少なくてもエイミィはクロノを異性として見ている節があった
  7. ^ ただし、異性の中でもっともクロノと行動しており、クロノが最初に心を開いた相手であるなどクロノにとってエイミィは特別な存在である描写が存在しており、特に『The MOVIE 2nd A's』ではその部分が強調されている。『魔法少女リリカルなのはA's サウンドステージ03』でフェイトがハラオウン家入りする際、エイミィを「お姉ちゃん」と呼ぶ場面があり、フェイト的にはクロノとエイミィが結ばれることを望んでいると思われる節があった
  8. ^ この場合はなのは、フェイト、はやてのことであり、新キャラ達は含まない。
  9. ^ ただしクロノ自身は「なんだそれは」と否定気味であった。
  10. ^ 争奪戦という点では、第1期における『ジュエルシード』を巡ったなのはとフェイトの対立に近いが、アニメ版とは違い、戦闘シーンがある訳ではない。
  11. ^ イベント的にはフェイトとのリボン交換に近い。またアニメ版では、ユーノがなのはの緑のリボンで長髪を結っている。
  12. ^ 1期時点では原作とさほど有能さに差がないことを示唆するコメントも出ている。ただし『A's』以降も該当するかは不明。
  13. ^ 美由希によると、小さい頃の恭也に似ているが恭也はこれほど愛想はよくなかったそうだ。
  14. ^ アニメ版のクロノについて原作者は「なんか結構キャラが違いますが、母親ともども「本来はこういう子」と受け取ってもらえると…。」と言っている。ただし、『A's』の構想があるかないかの段階でのコメントであるため、現在は異なっているかもしれない。
  15. ^ これは別の見方をすれば、ヒロイン的ともいえる。重い問題を抱え主人公に救われる側に位置するためにスポットライトが当たり、同原作者の作品群において男性キャラクターながら目立った活躍の存在する、数少ない例のひとつとなっている。
  16. ^ 『A's』のスターターブックではこれをフェイトという妹的存在の世話に夢中だからと説明している。また、これを原作のアレンジである第1期から脱却し、完全オリジナルである『StrikerS』へと向かう過渡期とする見方もある。
  17. ^ エイミィはプロットでは「通信士A」であり、クロノと軽口でやり取りできるキャラが欲しいと言う理由で生まれたキャラだった。また第1期終了直後は「姉が弟をかまいすぎるタイプの姉弟」、「クロノに恋人ができたら寂しがるよりむしろそれをネタに弄る」と都築のサイトでコメントされており、原作カップリングの再現への期待はとくに否定されてもいなかった。そのため、原作時代から思い入れの深いファンやアニメから原作に遡ってクロノに深く感情移入したファン等の中に、『StrikerS』の他は楽しめてもここだけは、というような大きなしこりを残す結果となった。また『A's』まで担当声優であった高橋美佳子はDVD『魔法少女リリカルなのはStrikerS Vol.2』収録の出演声優インタビューにおいて、「なのはのことがまだ好きだと思っていた」と談笑交じりに驚きを表している。
  18. ^ 旧公式ページのweb拍手レス2005/07/31および2005/07/10を参照。なお、同様の記述として「魔法少女リリカルなのは」の概要も参照。






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