インカ・ショニバレ
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出典・脚注
参考文献
- インカ・ショニバレCBE 「アーティスト・ステートメント 桜を放つ女性」 『インカ・ショニバレCBE Flower Power 展覧会図録』 福岡市美術館、2019年。
- 島田周平 『物語 ナイジェリアの歴史 - 「アフリカの巨人」の実像』 中央公論新社〈中公新書〉、2019年。
- 正路佐知子 「歴史を現在進行形としてとらえる―インカ・ショニバレCBEの作品と『わたし』を接続するために」 『インカ・ショニバレCBE Flower Power 展覧会図録』 福岡市美術館、2019年。
- 正路佐知子 「初の日本個展 インカ・ショニバレの姿」、ウスビ・サコ, 清水貴夫編 『現代アフリカ文化の今 15の視点から、その現在地を探る』 青幻舎、2020年。
- 塚田美紀 「国際的に活躍する「アフリカ系」アーティストたち」、ウスビ・サコ, 清水貴夫編 『現代アフリカ文化の今 15の視点から、その現在地を探る』 青幻舎、2020年。
- 中村融子 「アートシーンのフィールドワーク 現代アフリカ美術を取り巻く場と人々」、ウスビ・サコ, 清水貴夫編 『現代アフリカ文化の今 15の視点から、その現在地を探る』 青幻舎、2020年。
- 『インカ・ショニバレCBE Flower Power 展覧会図録』 福岡市美術館、2019年。
- 山本浩貴 『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』 中央公論新社〈中公新書〉、2019年。
関連文献
- 緒方しらべ 『アフリカ美術の人類学―ナイジェリアで生きるアーティストとアートのありかた』 清水弘文堂書房、2017年。
- “元豪邸の美術館。「ドライハウス・ミュージアム」がインカ・ショニバレ展で見せるミュージアムと社会の接続”. アートスケープ. 2020年8月8日閲覧。。
注釈
- ^ イギリスは16世紀から西アフリカで奴隷貿易を行ない、1807年に奴隷貿易を禁止したが、ベルリン会議をへて1900年から保護領化を進めてイギリス領ナイジェリアとした。第二次世界大戦後に反植民地運動が広がり、1960年にナイジェリアは独立を果たした[2]。
- ^ エンヴェゾーは、アフリカ人として初のドクメンタキュレイターだった。エンヴェゾーやシモン・ンジャミ、アンドレ・マニャンらは、キュレイターとしてアフリカの芸術家の作品を送り出す役割を果たした[8]。
- ^ なお、黒人男性初のターナー賞受賞者は1998年のクリス・オフィリ、黒人女性初の受賞者は2017年のルバイナ・ヒミッドだった[9][10]。
- ^ アフリカ美術界では、世界的に成功した芸術家が地元の美術を盛り上げるためのインフラ構築に携わることが増えている[11]。
- ^ アフリカン・プリントやパーニュと呼ばれる布は、ショニバレや彫刻家のエル・アナツイが制作に使ったことで美術にも広く知られるようになった。次の世代に属する画家のエディー・カマンガ・イルンガ(Eddy Kamuanga Ilunga)は、それを踏まえて鮮やかな色彩のパーニュを表現している[15]。
- ^ 日本におけるアフリカ美術紹介は、1995年の世田谷美術館「インサイド・ストーリー:同時代のアフリカ美術」が初の大規模な展覧会で、全国を巡回した。この時には20世紀初頭から1990年代の作品が紹介された。21世紀の作品が大規模に紹介されたのは、2018年から2019年に世田谷美術館で開催された「アフリカ現代美術コレクションのすべて」だった[28]。
- ^ 福岡市美術館では「更紗の時代」(2014年)という企画展でインド更紗やバティックを取り上げており、のちのショニバレの個展へとつながった[29]。
出典
- ^ a b c d e f “Yinka Shonibare, CBE (RA) | Biography”. yinkashonibare.com. 2020年2月20日閲覧。
- ^ 島田 2019, pp. 32, 45, 107, 168.
- ^ “インカ・ショニバレ CBE”. 美術手帖. 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b c d e f 佐々木, 直樹 (2019年4月25日). “華やかさと裏腹の影 先入観揺さぶる 英国代表するナイジェリア系美術家 インカ・ショニバレさん国内初個展 福岡市美術館【コラム】”. アルトネ 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b 正路 2019, p. 97.
- ^ a b 福岡市美術館 2019, p. 118.
- ^ a b c 正路 2020, p. 108.
- ^ 中村 2020, pp. 98-99.
- ^ 山本 2019, p. 242.
- ^ “ターナー賞2017”. ART iT. (2017年12月6日) 2020年8月8日閲覧。
- ^ 中村 2020, pp. 102-103.
- ^ “Yinka Shonibare: ‘I see what’s happening as an African renaissance’”. The Guardian. (2020年1月13日) 2020年8月8日閲覧。
- ^ 正路 2019, pp. 97-98.
- ^ 正路 2020, pp. 107-108.
- ^ 中村 2020, p. 95.
- ^ ショニバレ 2019, p. 11.
- ^ 正路 2019, p. 98.
- ^ 正路 2020, pp. 106-107.
- ^ “Yinka Shonibare MBE, Gallantry and Criminal Conversation”. National Museum of African Art. 2020年2月20日閲覧。
- ^ 福岡市美術館 2019, p. 52.
- ^ 正路 2020, p. 107.
- ^ “Nelson's Ship in a Bottle”. Royal Museums Greenwich. 2020年8月8日閲覧。
- ^ 福岡市美術館 2019, p. 81.
- ^ 福岡市美術館 2019, p. 45.
- ^ 正路 2020, pp. 109.
- ^ “『横浜ダンスコレクション2017 BODY / PLAY / POLITICS』インカ・ショニバレ MBE”. 横浜美術館. 2020年8月8日閲覧。
- ^ 福岡市美術館 2019, pp. 68-69.
- ^ 塚田 2020, pp. 82-85.
- ^ “キュレーターズノート 収集活動と展覧会活動が次なる展覧会を生む── 「インカ・ショニバレCBE:Flower Power」”. アートスケープ. 2020年8月8日閲覧。
- ^ ショニバレ 2019, p. 12.
- ^ “福岡市美術館リニューアルオープン記念展 「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE: Flower Power」”. 福岡市美術館. 2020年8月8日閲覧。
- ^ 福岡市美術館 2019, pp. 91-92.
- ^ 正路 2019, pp. 100-102.
- ^ 正路 2020, pp. 108-110.
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