アーユーレディー (緑黄色社会の曲)
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背景・制作
「アーユーレディー」は、イオンエンターテイメント配給映画『都会のトム&ソーヤ』の主題歌として書き下ろされた楽曲[3][4]。河合勇人が監督を務める映画作品の主題歌を担当するのは2度目[注釈 1]で、小林は「お声がかかったからには今回も全身全霊でお応えしたいとはりきって制作に臨んだ」と語っている[3][4]。
曲のタイトルである「アーユーレディー」は映画からの引用で[3][4][2]、小林は「映画の題材の中で一番大事な言葉が『アーユーレディー』だったから、『ここから始めよう』という単純な思考」とし、「明るい曲って言葉(歌詞)が大事だと思っているんですよ。『なぜ明るいのか』という理由が無いと、曲として奥行きが出ないので」と語っている[5]。歌詞には「自分が本当にやりたいことや生きがいを見つめ直して前に進んでほしい」というメッセージが込められており、楽曲にはゲームサウンドを彷彿とさせるアレンジが施されている[3][4][2]。歌詞は「夢」が1つのテーマとなっており、小林は「最初は(映画の作中に登場する)『砦』という言葉を入れようかとも思ったけど、『夢』のほうがわかりやすいなと思って。あと、僕の年齢になると、周りも就職して年月が経ってきて『これって本当にやりたかったことなのかな』と悩み始めている人が友人にも多くて、そういう友人達に向けて書いたという側面もある」と語っている[6]。
長屋は、歌唱にあたって「2人の気持ちに応えたいというよりも、まずは自分の中にどう落とし込めるか」という点を意識したとし、「曲の中には2人のクセや特徴が出ているけれど、歌ってみないとわからないし、自分のものにできるかどうかが大事だから」と語っている[5]。小林は「長屋自身も歌をつくる人だし、こちらから細かくディレクションするのは違うのかな」と思っていたことから、「ある程度『メロディはこうなっていて』という説明はするけど、歌い方まで指示するのはお門違いというか」と語っている[5]。
曲中ではDeepMind 12というアナログシンセサイザーが使用された[5]。このシンセサイザーは、peppeが「お勧めされて、すごく気に入った」ことから購入したもので、本作のレコーディングで初めて使用された[5]。peppeは「イメージどおりの音になって良かった」と語っている[5]。
注釈
出典
- ^ a b “Billboard Japan Top Download Songs | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2021年7月7日). 2021年7月12日閲覧。
- ^ a b c d e f BARKS 2021.
- ^ a b c d SPICE 2021.
- ^ a b c d 音楽ナタリー 2021.
- ^ a b c d e f THE FIRST TIMES 2021.
- ^ 天野史彬(インタビュアー:天野史彬)「緑黄色社会「LITMUS」インタビュー|すべてを脱ぎ捨てた“素”のリョクシャカが歌う夢と秘密」『音楽ナタリー』、ナターシャ、2頁 。2021年8月26日閲覧。
- ^ “緑黄色社会が天海祐希の主演ドラマ「緊急取調室」を新曲で彩る、シングルリリースも決定(コメントあり)”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年7月4日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ 小松香里. “より巧みに豊かに-『LITMUS』緑黄色社会”. rockin'on.com. ロッキング・オン. 2021年8月26日閲覧。
- ^ 緑黄色社会『アーユーレディー』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – Are you ready. 29 July 2021. 2021年7月29日閲覧。
- ^ “緑黄色社会、「マチトム」とコラボした「アーユーレディー」オフィシャルビデオ解禁(動画あり)”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年7月29日). 2021年7月29日閲覧。
- ^ LITMUS (ブックレット). 緑黄色社会. Epic Records Japan. 2021. ESCL 5546〜7。
- ^ 城戸紘志の2021年7月14日 午後1:33のツイート、2021年7月31日閲覧。
- ^ HBCテレビ【公式】Twitter 2023年6月22日11:25のツイート、2023年6月23日閲覧。
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