WHO必須医薬品モデル・リスト
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WHO必須医薬品モデル・リスト(ダブリュー・エイチ・オーひっすいやくひんモデル・リスト、英語: WHO Model List of Essential Medicines , EML)とは、世界保健機関 (WHO) が策定した、現代的な医療水準を維持するために必須と考えられる医薬品類(essential medicines , E-Drug)のことである。重要な医薬品を取り揃える際の選定例として活用されており、リストには約300品目の医薬品が収載されている。このリストは医薬品の入手が困難な開発途上国において、入手しやすいことも考慮して選定されており、医療援助の際に、最小限必要な医薬品選定の際の指標ともされている[1]。「WHOエッセンシャル・ドラッグ」とも呼ばれる。
- ^ 荒川博之『図解入門業界研究最新医薬品業界の動向とカラクリがよーくわかる本』秀和システム、2008年。ISBN 9784798021058 。
- ^ “The Use of Essential Drugs: Ninth Report of the WHO Expert Committee” (英語). WHO. 2012年12月12日閲覧。
- ^ 斉尾武郎、栗原千絵子、松本佳代子、丁元鎮「必須医薬品の歴史と医薬品の合理的使用の今日的課題」(PDF)『臨床と薬物治療』第20巻第1号、2001年、85-89頁、2012年12月12日閲覧。
- ^ WHO (2003年). “THE SELECTION AND USE OF ESSENTIAL MEDICINES” (PDF) (英語). 2012年12月12日閲覧。
- ^ 福井次矢「WHO必須医薬品モデルリストの選定―専門家委員会のセクレタリアートとして―」『臨床評価』第28巻第3号、2001年、499-504頁。
- 1 WHO必須医薬品モデル・リストとは
- 2 WHO必須医薬品モデル・リストの概要
- 3 出典
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