ハイリゲンクロイツ修道院
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ハイリゲンクロイツ修道院(Stift Heiligenkreuz)は、オーストリアのウィーン近郊、ハイリゲンクロイツに現存するシトー会修道院である。建築は基本的にロマネスクとゴシックの様式を見せる[1]。中断なく継続されているシトー会修道院としては最古の修道院である[1][* 1]。「ハイリゲンクロイツ」とは聖十字架を意味する。
注釈
- ^ 現存最古はフォントネー修道院であるが(西田 2006, p. 152)、1790年2月にフランス全土の修道会は強制的に解散させられることとなったため(プレスイール 2012, p. 77)。
- ^ 1136年ごろにはオットーはモリモン修道院の院長に就いている。その後はオーストリアに戻ってフライジング司教になった。“1911 Encyclopædia Britannica/Otto of Freising”. ブリタニカ百科事典(11版). ウィキソース. 2013年10月26日閲覧。
- ^ 公式サイトで示される年代は1288年であるが、この年に新設されたわけではなく、1187年時点にも存在していた(西田 2006, p. 37)。
- ^ シトー会の最初の修道院、シトー修道院は現在のサン=ニコラ=レ=シトー、すなわちブルゴーニュにあった。
出典
- ^ a b c d e f g h “ハイリゲンクロイツ修道院はウィーンの森の神秘なる中心”. stift-heiligenkreuz(ハイリゲンクロイツ修道院の公式サイト). 2014年6月7日閲覧。
- ^ 前掲公式サイトによる。
- ^ ブラウンフェルス 2009, p. 121
- ^ “皇帝の保養地バーデンとウィーンの森(南部)”. オーストリア政府観光局. 2014年6月7日閲覧。
- ^ プレスイール 2012, p. 86
- ^ プレスイール 2012, pp. 21–22
- ^ a b “Rundgang durch die Klosteranlage”. stift-heiligenkreuz(ハイリゲンクロイツ修道院の公式サイト). 2014年6月7日閲覧。(ドイツ語)
- ^ a b ブラウンフェルス 2009, p. 154
- ^ 以下、前掲公式サイトによるが、右図と逆に図像は上が南である。同サイトによる英語のPDF資料も参照した。
- ^ ブラウンフェルス 2009, pp. 170–172
- ^ a b “テルメンレギオン (Thermenregion)”. オーストリア・ワイン・マーケティング協会. 2014年6月7日閲覧。
- ^ a b c “歴史”. オーストリア・ワイン・マーケティング協会. 2014年6月7日閲覧。
- ^ “ニーダーエスタライヒ (Niederösterreich)”. オーストリア・ワイン・マーケティング協会. 2014年6月7日閲覧。
- ^ “ドナウ川周辺”. オーストリア・ワイン・マーケティング協会. 2014年6月7日閲覧。
- ^ “Saint Leopold III”. 2014年6月7日閲覧。(英語)
- 1 ハイリゲンクロイツ修道院とは
- 2 ハイリゲンクロイツ修道院の概要
- 3 修道院に埋葬された人物の例
- ハイリゲンクロイツ修道院のページへのリンク