SPレコード
作者西田俊也
収載図書love history single cut
出版社メディアファクトリー
刊行年月2005.12
シリーズ名ダ・ヴィンチ ブックス
SPレコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 01:13 UTC 版)
SPレコード(英: 78 rpm disc)は、シェラックという素材で作られている円盤式蓄音機[1]用レコードで、円盤型レコードの最初の方式でもある。元々「レコード」という用語はSPレコードのみを指していたが、1948年頃にmicro grooveという細く密度の高い溝を刻んだプラスチックのLPレコード(英: long playing record (LP record) )が登場して以降、それ以前の蓄音機用レコードをレトロニムとして英: standard playing recordと呼んで区別するようになった。すなわち、1887年にエミール・ベルリナーが開発した円盤状の蓄音機用レコードの総称(商標では「グラモフォン」という[2])といってよく、初期の縦溝レコードや片面レコードなども含まれる。1950年代後半まで生産されその後はLPレコードに完全に移行した。再生産することはできないため、現存するSPレコードは貴重な遺産である。
- ^ 蓄音機時代の初期には様々な形状の記録媒体が考案されており、円盤式はその1つであった。
- ^ 1877年にトーマス・エジソンが発明した円筒型レコードは商標を「フォノグラフ」といい、当初グラモフォンはフォノグラフと競合したが、プレスによる量産が可能でありまた保管にも幅をとらないという利便性からグラモフォンの人気が高まり、フォノグラフは衰退していった。
- ^ “館長ブログ ほっと物語 | 金沢蓄音器館”. www.kanazawa-museum.jp. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “AT-VM95SP|アナログ:カートリッジ(VM型)|オーディオテクニカ”. www.audio-technica.co.jp. 2023年11月10日閲覧。
- ^ Inc, Dub Store Sound (2022年2月9日). “SPレコードも需要があり買取が期待できる! | 【レコード買取 安心・簡単・全国対応】レコードシティ買取センター”. kaitori.recordcity.jp. 2023年11月10日閲覧。
- ^ chikonki. “クラシックのSP盤アルバムが27組。”. 蓄音器で遊ぼう. 2023年11月10日閲覧。
- ^ カッターヘッドを電気駆動する点は同じだが、音を電流の変化に変えるのにマイクロフォンではなく光学的な機構を用いる。光のビームを当てた小さな鏡を音で振動させると、反射光は音に従って変化する。この光を光電効果により、音に従って変化する電流に変換する。The Brunswick Light-Ray Process (BEEF)
- ^ “SPレコードレーベルに見る 日蓄-日本コロムビアの歴史”. 京都市立芸術大学. 2018年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月19日閲覧。
- 1 SPレコードとは
- 2 SPレコードの概要
- 3 概要
- 4 録音方式の変遷
- 5 日本での生産
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