New Infinities Productions社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 07:57 UTC 版)
「フランク・メンツァー」の記事における「New Infinities Productions社」の解説
1985年後半、ゲイリー・ガイギャックスとロレイン・ウィリアムズはTSRの経営権獲得を競い、結果的にガイギャックスはTSRを追放された。メンツァーはガイギャックスのそばで6年間共に仕事をしており、D&Dの方向性に関する理念を共有するに至っていたため、ウィリアムズのために働くことをよしとせず、1986年にTSRを辞職した。 ガイギャックスはロールプレイング市場に新たな製品を送り出すために、すぐにNew Infinities Productions社(NIPI)を創立し、メンツァーは設計役員として参加した。メンツァーは、ガイギャックスとキム・モハンと共にクリエイティブ委員会を結成した。 この会社の最初の製品は、サイエンス・フィクションをテーマにしたCyborg Commandoで、メンツァーとガイギャックスに共同執筆され、1987年に出版された。次の計画は、「Dangerous Journeys」という名の、多くのジャンルに及ぶ新たなファンタジー・ロールプレイングゲームであった(これは本来Dangerous Dimensionsという名であったが、略号のDDが「D&D」にあまりにも類似している、というTSR社からの訴訟圧力に応じて、Dangerous Journeysに変更された)。この製品がゲームデザイナーズ・ワークショップから発売された時、TSRは直ちに著作権侵害で告訴した。この訴訟は、TSRがDangerous Journeysシステムの全権利をNew Infinitiesから買い取り、この計画を永久に棚上げするという形で、最終的に和解された。これがNIPIを崩壊に導き、メンツァーはゲーム業界から去ることを決心した。
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