Monetary policyとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Monetary policyの意味・解説 

金融政策

(Monetary policy から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 03:36 UTC 版)

金融政策(きんゆうせいさく、: monetary policy)は、中央銀行が行う金融面からの経済政策のこと。財政政策とならぶ経済政策の柱である。


注釈

  1. ^ 一定の名目成長率を達成させるために、最適なマネタリー・ベースの増加率を求めるルール。経済学者のベネット・マッカラムが考案した[18]
  2. ^ リチャード・ヴェルナーは、この事実は利率が下がり続けている期間も景気が刺激されなかったという意味で、景気低迷を利率底打ちで説明する流動性の罠論に対する批判材料となるとしている。[79]

出典

  1. ^ a b c 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、142頁。
  2. ^ 野口旭 『「経済のしくみ」がすんなりわかる講座』 ナツメ社、2003年、124頁。
  3. ^ 竹中平蔵 『あしたの経済学』 幻冬舎、2003年、111頁。
  4. ^ a b c d 岩田規久男編 『昭和恐慌の研究』 東洋経済新報社、 2004年、53頁。
  5. ^ 伊藤元重 『はじめての経済学〈上〉』 日本経済新聞出版社〈日経文庫〉、2004年、79頁。
  6. ^ 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、154頁。
  7. ^ 岩田規久男 『景気ってなんだろう』 筑摩書房〈ちくまプリマー新書〉、2008年、150頁。
  8. ^ 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、64頁。
  9. ^ a b 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、63頁。
  10. ^ a b ブラックアウト・ルールとは|金融経済用語集”. iFinance. 2017年3月14日閲覧。
  11. ^ FRBがブラックアウト期間延長、経済見通しにはチャート追加”. ウォールストリートジャーナル. 2017年3月14日閲覧。
  12. ^ ブラックアウト・ルールとは何ですか?”. 日本銀行. 2017年3月14日閲覧。
  13. ^ 金融政策に関する対外発言についての申し合わせ”. 日本銀行. 2017年3月14日閲覧。
  14. ^ a b 高橋洋一 『高橋教授の経済超入門』 アスペクト、2011年、21頁。
  15. ^ a b c d e f 田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、88頁。
  16. ^ a b 中谷巌 『痛快!経済学』 集英社〈集英社文庫〉、2002年、204頁。
  17. ^ 岩田規久男編 『昭和恐慌の研究』 東洋経済新報社、 2004年、54頁。
  18. ^ 岩田規久男 『日本経済にいま何が起きているのか』 東洋経済新報社、2005年、152頁。
  19. ^ 田中秀臣・安達誠司 『平成大停滞と昭和恐慌〜プラクティカル経済学入門』NHK出版〈NHKブックス〉、2003年、80頁。
  20. ^ 三和総合研究所編 『30語でわかる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2000年、109頁。
  21. ^ a b 量的緩和、偽薬のようなもの 翁邦雄・京大教授朝日新聞デジタル 2015年1月23日
  22. ^ 伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、134頁。
  23. ^ 伊藤元重 『はじめての経済学〈下〉』 日本経済新聞出版社〈日経文庫〉、2004年、98-99頁。
  24. ^ a b 「経済理論と現実の間で揺れる中央銀行の役割」ハーバード大学教授 ケネス・ロゴフ東洋経済オンライン 2007年10月9日
  25. ^ 岩田規久男 『「不安」を「希望」に変える経済学』 PHP研究所、2010年、112頁。
  26. ^ 岩田規久男 『「不安」を「希望」に変える経済学』 PHP研究所、2010年、163頁。
  27. ^ 三菱総合研究所編 『最新キーワードでわかる!日本経済入門』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2008年、66-67頁。
  28. ^ 賢者の知恵 高橋洋一著『アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる』 〜第2部「アベノミクスに歴史あり」より一部抜粋〜現代ビジネス 2013年4月21日
  29. ^ 池田信夫 『希望を捨てる勇気-停滞と成長の経済学』 ダイヤモンド社、2009年、147頁。
  30. ^ 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、57-59頁。
  31. ^ a b 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、60頁。
  32. ^ a b アベノミクス「第一の矢」でデフレ不況を打ち抜けPHPビジネスオンライン 衆知 2014年9月16日
  33. ^ 麻木久仁子・田村秀男・田中秀臣 『日本建替論 〔100兆円の余剰資金を動員せよ!〕』 藤原書店、2012年、34頁。
  34. ^ 麻木久仁子・田村秀男・田中秀臣 『日本建替論 〔100兆円の余剰資金を動員せよ!〕』 藤原書店、2012年、34-35頁。
  35. ^ a b 田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、105頁。
  36. ^ 原田泰・大和総研 『新社会人に効く日本経済入門』 毎日新聞社〈毎日ビジネスブックス〉、2009年、27頁。
  37. ^ 国債9割買い入れは過大、金利上昇時の対応困難=佐藤日銀委員Reuters 2014年12月4日
  38. ^ 経済 日銀の佐藤審議委員「物価は直接操作できない」読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2014年12月4日
  39. ^ 日本経済新聞社編 『経済学の巨人 危機と闘う-達人が読み解く先人の知恵』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2012年、222頁。
  40. ^ 池田信夫 『希望を捨てる勇気-停滞と成長の経済学』 ダイヤモンド社、2009年、120頁。
  41. ^ 中野剛志 『レジーム・チェンジ-恐慌を突破する逆転の発想』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2012年、216頁。
  42. ^ 田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、108頁。
  43. ^ 岩田規久男 『日本経済を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、249頁。
  44. ^ 野口旭 『「経済のしくみ」がすんなりわかる講座』 ナツメ社、2003年、125頁。
  45. ^ 岡部直明 『ベーシック日本経済入門』 日本経済新聞社・第4版〈日経文庫〉、2009年、21頁。
  46. ^ 田中秀臣 『ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝』 講談社〈講談社BIZ〉、2006年、127頁。
  47. ^ ジョセフ・スティグリッツ教授 特別寄稿 「もう同じ過ちは繰り返すな! 2009年に得た厳しい教訓」ダイヤモンド・オンライン 2010年1月5日
  48. ^ 原田泰・大和総研 『新社会人に効く日本経済入門』 毎日新聞社〈毎日ビジネスブックス〉、2009年、28頁。
  49. ^ 高橋洋一の俗論を撃つ! マネタリーアプローチで読む来年の為替 円ドルレートは110円±10円にダイヤモンド・オンライン 2013年12月13日
  50. ^ 政治・社会 【日本の解き方】日銀の政策は「金融抑圧」か 異次元緩和の結は出ている (1/2ページ)ZAKZAK 2014年1月19日
  51. ^ 読んでナットク経済学「キホンのき」 金融緩和依存でバブルとその崩壊を繰り返す東洋経済 オンライン 2014年4月11日
  52. ^ 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、155頁。
  53. ^ 原田泰・大和総研 『新社会人に効く日本経済入門』 毎日新聞社〈毎日ビジネスブックス〉、2009年、16頁。
  54. ^ 政治・社会 【日本の解き方】日銀がやろうとしていることは名目金利の下げではない((1/2ページ)ZAKZAK 2015年1月27日
  55. ^ デフレ脱却のための政策を問うNIRA 総合開発研究機構 2013年4月
  56. ^ 岩田規久男 『「不安」を「希望」に変える経済学』 PHP研究所、2010年、16頁。
  57. ^ ミルトン・フリードマン (5 1968). “The Role of Monetary Policy” (PDF). The American Economic Review 58 (1): 1-17. https://www.nvcc.edu/home/jmin/ReadingStuff/The%20Role%20of%20Monetary%20Policy%20by%20Friedman.pdf. "there is always a temporary trade-off between inflation and unemployment; there is no permanent trade-off. The temporary trade-off comes not from inflation per se, but from unanticipated inflation, which generally means, from a rising rate of inflation." 
  58. ^ グレゴリー・マンキュー「総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフ」『マンキュー マクロ経済学(第3版)I入門編』 東洋経済新報社、2011年、412-430頁。
  59. ^ 野口旭 『「経済のしくみ」がすんなりわかる講座』 ナツメ社、2003年、207頁。
  60. ^ a b 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、144頁。
  61. ^ スティーヴン・ランズバーグ 『ランチタイムの経済学-日常生活の謎をやさしく解き明かす』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2004年、333-334頁。
  62. ^ 【中央銀行企画】④高望みはいけない 政治は日銀に責任転嫁47NEWS(よんななニュース) 2010年8月13日
  63. ^ 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、11頁。
  64. ^ 野口旭・田中秀臣 『構造改革論の誤解』 東洋経済新報社、2001年、160頁。
  65. ^ a b c Janet Yellen brings the doves MacroBusiness, 25 Aug 2014
  66. ^ インタビュー:日銀は極端な国債購入拡大回避を=伊藤・東大大学院教授Reuters 2012年12月14日
  67. ^ 日本経済新聞社編 『マネーの経済学』 日本経済新聞社〈日経文庫〉、2004年、95頁。
  68. ^ 政府が企業に賃上げ要請 何かがおかしいWEDGE Infinity(ウェッジ) 2013年3月6日
  69. ^ 高橋洋一の俗論を撃つ! 新年・日本経済最大の焦点 アベノミクスの行方を見極めるポイントダイヤモンド・オンライン 2014年1月9日
  70. ^ アベノミクスを成功させるために、消費税増税を先送りせよ /山本幸三×飯田泰之SYNODOS -シノドス- 2014年11月5日
  71. ^ 田中秀臣編著 『日本経済は復活するか』 藤原書店、2013年、177-178頁。
  72. ^ 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、143-144頁。
  73. ^ 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、171頁。
  74. ^ 岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年、163頁。
  75. ^ 上念司 『「日銀貴族」が国を滅ぼす』 光文社〈光文社新書〉、2010年、170頁。
  76. ^ 三菱総合研究所編 『最新キーワードでわかる!日本経済入門』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2008年、186頁。
  77. ^ 勝間和代 『自分をデフレ化しない方法』 文藝春秋〈文春新書〉、2010年、107頁。
  78. ^ 岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、254頁。
  79. ^ リチャード・ヴェルナー 『虚構の終焉』 = Towards a new macroeconomic paradigm. Tokyo: PHP. (2003) P 61
  80. ^ 大和総研 『最新版 入門の入門 経済のしくみ-見る・読む・わかる』 日本実業出版社・第4版、2002年、169頁。
  81. ^ 米欧6中銀が協調利下げ、日銀は参加せず金融調節面の改善検討Reuters 2008年10月9日
  82. ^ a b c d e f g 金融市場調節方針の変遷を教えてください。 : 日本銀行 Bank of Japan
  83. ^ 「包括的な金融緩和政策」の実施について : 日本銀行 Bank of Japan
  84. ^ 「量的・質的金融緩和」の導入について : 日本銀行 Bank of Japan
  85. ^ 「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入 : 日本銀行 Bank of Japan
  86. ^ 金融緩和の強化について : 日本銀行 Bank of Japan
  87. ^ 「量的・質的金融緩和」導入以降の経済・物価動向と政策効果についての総括的な検証 : 日本銀行 Bank of Japan
  88. ^ 金融緩和強化のための新しい枠組み:「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」 : 日本銀行 Bank of Japan
  89. ^ 日銀総裁、長期金利の変動幅「上下倍程度が念頭」 市場機能を改善: 日本経済新聞
  90. ^ 強力な金融緩和継続のための枠組み強化 : 日本銀行 Bank of Japan
  91. ^ 金融緩和の強化について : 日本銀行 Bank of Japan
  92. ^ より効果的で持続的な金融緩和について : 日本銀行 Bank of Japan
  93. ^ a b 日銀が金融緩和縮小、長期金利の上限0.5%に 事実上の利上げ(写真=代表撮影)”. 日本経済新聞 (2022年12月20日). 2023年1月29日閲覧。
  94. ^ 12月日銀会合で37分間の中断、政府出席者から申し出-議事要旨”. Bloomberg.com. 2023年1月29日閲覧。


「金融政策」の続きの解説一覧

「Monetary policy」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Monetary policy」の関連用語

Monetary policyのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Monetary policyのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金融政策 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS