Intelligent Platform Management Interface
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/18 12:27 UTC 版)
Intelligent Platform Management Interface(IPMI)は、ホストシステムのCPU、ファームウェア(BIOSまたはUEFI)、およびオペレーティングシステムから独立した管理および監視機能を提供する、自律型コンピュータサブシステムのための一連のコンピュータインタフェース仕様である。IPMIは、システム管理者がコンピュータシステムのOut-of-band managementとその動作の監視に使用する一連のインタフェースを定義する。たとえば、IPMIを使用すると、オペレーティングシステムやログインシェルを使用せずに、ハードウェアへのネットワーク接続経由で、電源がオフまたは応答のないコンピュータを管理することができる。別のユースケースとしては、カスタムのオペレーティングシステムをリモートでインストールすることができる。IPMIが存在しなければ、管理者はコンピュータの近くに物理的に移動し、OSインストーラが記録されたDVDまたはUSBフラッシュドライブを挿入し、モニタとキーボードを使用してインストール作業を行う必要がある。しかし、IPMIを使用すれば、ISOイメージをマウントし、インストーラDVDをシミュレートし、リモートでインストールを実行できる[1]。
- ^ “Supermicro IPMI - What is it and what can it do for you?”. 2018年2月27日閲覧。
- ^ “Intelligent Platform Management Interface; Adopters list”. Intel. 2014年8月9日閲覧。
- ^ “Metasploit: A Penetration Tester's Guide to IPMI and BMCs”. Rapid7.com (2013年7月2日). 2013年12月5日閲覧。
- 1 Intelligent Platform Management Interfaceとは
- 2 Intelligent Platform Management Interfaceの概要
- 3 実装
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