グノシェンヌ【(フランス)Gnossiennes】
サティ:グノシェンヌ第4番~第6番
グノシエンヌ
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『グノシエンヌ』(Gnossiennes)は、エリック・サティが1889年から1891年と1897年に作曲したピアノ曲。サティが24歳の時に作曲した第1番から第3番の3曲は「3つのグノシエンヌ」として有名である。
注
- ^ 世界の諸現象を善と悪の2つの神によって説明しようとする善悪2神論の宗教諸派のこと。グノーシスはギリシア語で「知る」「知識」(Γνωρίστε:発音は "Gnoríste" グノリステ)を意味する。宗教学では「覚知」と訳されている。
- ^ 以前は作曲時期に関して、1892年説(アンヌ・レエ)と1897年説(R.ベリシャ)があったが、その後レエは1892年説を捨てたので、1897年説が一般的に信じられていた[8]。秋山邦晴が自筆譜(パリ国立図書館蔵)を確認したところ、1897年1月の日付が書かれていたとのことである[9]。
- ^ 共に3曲からなっており、それぞれが『冷たい小品集』に収められている。『ひねくれた踊り』は『ゆがんだ踊り』[10]とか『まがった踊り』[7]と訳されることもある。
出典
- ^ a b 秋山邦晴『エリック・サティ覚書』青土社、1990年、341頁。ISBN 4-7917-5069-1。
- ^ アンヌ・レエ『エリック・サティ』白水社、2004年、33頁。ISBN 4-560-07371-6。
- ^ a b c d e f g h マルク・ブルデル『エリック・サティ』リブロポート、1984年、175頁。ISBN 4-8457-0136-7。
- ^ a b c d e 秋山『覚え書』p.342.
- ^ ブルデル『エリック・サティ』p.146.
- ^ レエ『エリック・サティ』p.31.
- ^ a b ブルデル『エリック・サティ』p.176.
- ^ a b c レエ『エリック・サティ』p.30.
- ^ 秋山『覚え書』p.342.
- ^ 秋山『覚え書』p.356.
- 1 グノシエンヌとは
- 2 グノシエンヌの概要
- 3 第7番について
- 4 参考文献
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