グノシエンヌとは? わかりやすく解説

グノシェンヌ【(フランス)Gnossiennes】

読み方:ぐのしぇんぬ

サティピアノ曲1889年から1897年にかけて作曲。全6曲。第1〜3曲は「三つのグノシェンヌ」として知られ小節線廃した実験的な書法書かれている


グノシエンヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/29 14:25 UTC 版)

グノシエンヌ』(Gnossiennes)は、エリック・サティ1889年から1891年1897年に作曲したピアノ曲。サティが24歳の時に作曲した第1番から第3番の3曲は「3つのグノシエンヌ」として有名である。


  1. ^ 世界の諸現象を善と悪の2つの神によって説明しようとする善悪2神論の宗教諸派のこと。グノーシスはギリシア語で「知る」「知識」(Γνωρίστε:発音は "Gnoríste" グノリステ)を意味する。宗教学では「覚知」と訳されている。
  2. ^ 以前は作曲時期に関して、1892年説(アンヌ・レエ)と1897年説(R.ベリシャ)があったが、その後レエは1892年説を捨てたので、1897年説が一般的に信じられていた[8]秋山邦晴が自筆譜(パリ国立図書館蔵)を確認したところ、1897年1月の日付が書かれていたとのことである[9]
  3. ^ 共に3曲からなっており、それぞれが『冷たい小品集』に収められている。『ひねくれた踊り』は『ゆがんだ踊り』[10]とか『まがった踊り』[7]と訳されることもある。

出典

  1. ^ a b 秋山邦晴『エリック・サティ覚書』青土社、1990年、341頁。ISBN 4-7917-5069-1 
  2. ^ アンヌ・レエ『エリック・サティ』白水社、2004年、33頁。ISBN 4-560-07371-6 
  3. ^ a b c d e f g h マルク・ブルデル『エリック・サティ』リブロポート、1984年、175頁。ISBN 4-8457-0136-7 
  4. ^ a b c d e 秋山『覚え書』p.342.
  5. ^ ブルデル『エリック・サティ』p.146.
  6. ^ レエ『エリック・サティ』p.31.
  7. ^ a b ブルデル『エリック・サティ』p.176.
  8. ^ a b c レエ『エリック・サティ』p.30.
  9. ^ 秋山『覚え書』p.342.
  10. ^ 秋山『覚え書』p.356.


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