Embedded GLIBCとは? わかりやすく解説

Embedded GLIBC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/30 07:57 UTC 版)

Embedded GLIBC (EGLIBC)はGNU Cライブラリ(glibc)の派生物であり、glibcとのソース・バイナリ互換性を保ちながらも組み込み機器への利用に最適化した標準Cライブラリである。EGLIBCの著作者はこれはglibcのフォークを意図してはいない、また派生物であるとしながらも、glibcのコア開発者に却下されたパッチの受け入れを表明している[2]。EGLIBCはGNU LGPLのもと配布されるフリーソフトウェアである。




注釈

  1. ^ Debianはglibcの対応が悪くなりつつある、組み込み系アーキテクチャのARMを含め、多数のアーキテクチャをサポートしているオペレーティングシステムであるという事実がある。
  2. ^ glibcの開発体制が2012年に刷新され、これまで存在していた懸念・障壁が取り払われたことが主な要因と見られる。

出典

  1. ^ svn: branches/eglibc-2_19/libc/NEWS”. www.eglibc.org (2014年9月29日). 2015年3月21日閲覧。
  2. ^ EGLIBC: FAQ”. www.eglibc.org. 2011年2月9日閲覧。
  3. ^ Aurélien Jarno (2009年5月5日). “Debian is switching to EGLIBC”. blog.aurel32.net. 2011年2月9日閲覧。
  4. ^ Ark Linux switches to eglibc”. arklinux.wordpress.com (2009年5月13日). 2011年2月9日閲覧。
  5. ^ 江添亮 (2014年6月19日). “本の虫: Debianがeglibcからglibcに戻る”. cpplover.blogspot.com. 2015年3月21日閲覧。
  6. ^ Joseph S. Myers (2014年2月7日). “EGLIBC 2.19 set up (last release branch), EGLIBC trunk now closed”. www.eglibc.org. 2015年3月21日閲覧。
  7. ^ Aurélien Jarno (2014年6月18日). “Debian is switching (back) to GLIBC”. blog.aurel32.net. 2015年3月21日閲覧。


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